Page 1801 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【読み物】『兄の名は、ジェシカ』 キジトラ(WYN-1060) 20/10/11(日) 11:14 ┗Re:【読み物】『兄の名は、ジェシカ』 ナウシカ(WYN-2165) 20/11/11(水) 10:53 ┗Re:【読み物】『兄の名は、ジェシカ』 キジトラ(WYN-1060) 20/11/11(水) 15:08 ┗Re:【読み物】『兄の名は、ジェシカ』 まなみ(WYN-1063) 21/3/1(月) 10:10 ┗Re:【読み物】『兄の名は、ジェシカ』 キジトラ 21/3/2(火) 11:33 ┗Re:【読み物】『兄の名は、ジェシカ』 shoko 21/3/6(土) 14:07 ┗Re:【読み物】『兄の名は、ジェシカ』 キジトラ(WYN-1060) 21/3/8(月) 12:16 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 【読み物】『兄の名は、ジェシカ』 ■名前 : キジトラ(WYN-1060) ■日付 : 20/10/11(日) 11:14 -------------------------------------------------------------------------
みなさま、こんにちは。 読み終えて数日たったのですが、ずっと胸に残っている作品です。 ================================================ 『兄の名は、ジェシカ』 ジョン・ボイン作、原田勝訳、あすなろ書房、2020.4 "My Brother's Name is Jessica" by John Boyne, 2019 ================================================ 語り手は14歳の男の子サム。4歳年上の兄ジェイソンは、スポーツマンでやさしくて、サムのヒーローだ。 そんなジェイソンが自分はトランスジェンダーだと告白し、家族は動揺する。 タイトルとあらすじを見たときには、さわやかなYA小説かな?と思ったのですが、作者がジョン・ボインということで、心して手に取りました。 スカーフとポニーテールで女らしく装うようになったジェイソンにとまどい、「もとのジェイソン」に戻ってほしいと願うサムと、「治療」をしようとする両親。 家族や周囲の対応はコミカルであり、残酷であり。のどが詰まるような感覚で読み進めました。 だからこそ、ラストでのジェイソンの決断に涙がこみあげて…… 自分が親だったらどんな気持ちになるだろうかと、あふれる思いがありました。 ジョン・ボインの作品、読書室でこれまでもよく取り上げられていますね。 この本にもしっかり「毒」成分はありますが、読後感は温かいので、安心して読んでください〜 キジトラ(WYN-1060) |
▼キジトラ(WYN-1060)さん、みなさま 昨日、読み終えました! お兄ちゃんをずっと自慢に思ってきた弟の視点で描かれているというところも良かったです。 サッカーの監督(←わたしのイチオシ)とか、脇役もきらりと光っていますね! ナウシカ |
ナウシカさん、こんにちは。 ナウシカさんも読まれたのですね! >お兄ちゃんをずっと自慢に思ってきた弟の視点で描かれているというところも良かったです。 たしかに、弟だからこその戸惑いが自然に描かれていましたね。 >サッカーの監督(←わたしのイチオシ)とか、脇役もきらりと光っていますね! おお、監督! ピュアな感じがいいですよね! キジトラ |
キジトラさん、ナウシカさん、こんにちは。 私も先日『コピーボーイ』と合わせて読みました。 どちらも面白かったー! 夢中になって読みました。 ジョン・ボインは『縞模様のパジャマの少年』と『ヒトラーと暮らした少年』が印象的でしたが、この作品はもっと気軽に読めました。戦争ものは死の影がつきまとい辛いですが、これはどう生きるかという生の物語だからかもしれません。 サッカーの監督いいキャラですよね! 私は結構、政治家の両親が好きでした。やりとりが面白い笑 今までこういう両親が出てくる作品は、読んだことがなかったかもしれません。 原田さんの訳が本当に素晴らしいなと思いました。 やまねこ賞に上がった作品、読めていなかったものが多くて追いつこうと読み漁っているところですが、やはり読みごたえのある作品ぞろいで、読書の楽しさに浸っています。本はやっぱりいいですね^^ まなみ(WYN-1063) |
まなみさん、こんにちは。 書き込みありがとうございます! >私も先日『コピーボーイ』と合わせて読みました。 >どちらも面白かったー! 夢中になって読みました。 去年のやまねこ賞の1位・2位、どちらも原田勝さんの訳でしたね! >私は結構、政治家の両親が好きでした。やりとりが面白い笑 >今までこういう両親が出てくる作品は、読んだことがなかったかもしれません。 なるほど〜。たしかに理想的な親ではないけれど、自分の軸をもっていて、ある意味、嘘のない生き方かも。 それって、理解できる気がします。 キジトラ |
▼キジトラさん、ナウシカさん、まなみさん こんにちは。 これ、よかったです〜。 つい、ジェシカに感情移入してしまって、周囲の理解のなさにつらくなってしまいましたが、でも、おいでといってくれる味方がいてほんとによかった。 でも、頭ではわかっても、もし今自分のきょうだいや、実の子が、親が同じことを言ったらどう感じるのだろうと考えてしまいました。 こないだ友人と話をしていて、息子がこっそり自分とは違う考えで選んだ会社で内定を決めている(ようだ?)が、もやもやする……と話していたのを聞いて、この話を思い出していました。 shoko |
shokoさん、こんにちは。 この本、いいですよね〜 >でも、頭ではわかっても、もし今自分のきょうだいや、実の子が、親が同じことを言ったらどう感じるのだろうと考えてしまいました。 そうですね。生き方を決めるのは本人であるはずだけれど、家族の気持ちはなかなかついていかないものだろうなあと思います。 わたしも、すごく考えさせられました。 キジトラ |