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 ▼【読み物】『フレンドシップウォー』  ナウシカ(WYN-2165) 20/10/13(火) 12:09

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 ■題名 : 【読み物】『フレンドシップウォー』
 ■名前 : ナウシカ(WYN-2165)
 ■日付 : 20/10/13(火) 12:09
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   みなさま、こんにちは!

今年のやまねこ賞対象で、良い作品を見つけました。

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『フレンドシップウォー こわれたボタンと友情のゆくえ』
アンドリュー・クレメンツ作、田中奈津子訳、講談社、2020.7
"The Friendship War" by Andrew Clements, 2019
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★あらすじ★
主人公のグレースは小学校6年生。エリーという女の子と親友だ。親友……本当にそうかな? だって、いつだってエリーが好き勝手に話をして、グレースは聞き役――がまんばかりしてる気がする。そんなある日、おじいちゃんから大量のボタンをゆずってもらったグレースは、そのうちの選りすぐりを学校へ持っていってみんなに見せる。すると、エリーをはじめ、ほかのみんなも家にあるボタンを持ってきて、ボタントレードが大流行。このボタンブームを牽引するのは、グレース、それともエリー? ボタンをめぐる戦争(ウォー)が勃発!

☆感想☆
ボタンというモチーフに惹かれるのは、ハンドメイド好きのわたしだけではないはず! 色々な形や材質のボタンの描写に胸をときめかせながら、ボタンをめぐる友情の行方が気になってページをめくる手が止まりません。
どのクラスにもエリーみたいなリーダー格の子っている。なかなか自分の思うことが言えないグレースのような子も。気が合わないなら、お互いほうっておけばいい気もするけれど……そう簡単に白黒つけられないところが小学生なんだろうな。小学校高学年女子のリアルな悩み・問題が描かれています。
主人公グレースの意地悪な面がきちんと描かれているところもいいです。

ナウシカ

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