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 ▼第25回(2022年)●絵本部門●  やまねこ翻訳クラブ 22/11/20(日) 11:25

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 ■題名 : 第25回(2022年)●絵本部門●
 ■名前 : やまねこ翻訳クラブ
 ■日付 : 22/11/20(日) 11:25
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   第25回(2022年)●絵本部門●投票の様子です。

≪投票内容≫

ハンドル名(※(=^_^=)は、匿名希望の会員です。)

順位
タイトル(※【】内のシリーズ名は、管理人が便宜上付記したものです。)
出版社名
その他の書誌情報
投票コメント

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Incisor (WYN-2016)

1位
ライラックどおりのおひるごはん みんなでたべたいせかいのレシピ
BL出版
フェリシタ・サラ作 石津ちひろ訳 2022.5.1
ライラックどおりの10ばんちに行きたい!どれもこれも食べてみたいから、おさらはてんこもりになりそう。いろいろな国のおひるごはんをみんなで一緒に食べられることの奇跡を、今までにもまして感じて涙が出てしまう。

2位
夜をあるく
BL出版
マリー・ドルレアン作 よしいかずみ訳 2021.11.10
闇が照らすものがこんなにたくさんあることに気づく。夜の音や匂い、温度。夜の空気をそのまま色にしたような絵と美しい訳文から、五感にたしかに伝わってくるこれらの気配。息をのんだラスト。日常にある芸術の時間をあらためて思う。

3位
マイロのスケッチブック
すずき出版
マット・デ・ラ・ペーニャ作 クリスチャン・ロビンソン絵 石津ちひろ訳 2021.10.28
人は見かけだけでは全然わからない生活を送っているというマイロの気づきが心の視野をぐっと広げてくれる。マイロの豊かな想像力が、今のマイロの生活を支えていると思うし、これからの家族の日々の原動力となっていくと思う。

4位
わたしのかぞく みんなのかぞく
あかね書房
サラ・オレアリー作 チィン・レン絵 おおつかのりこ訳 2022.3.18
子どもの目線で語られるかぞくのはなしがどれもとても魅力的なのは、どのはなしも真実だけが語られているからだと思う。補足の説明もいらないくらいありのままのかぞくのかたち。子どもたちの家族への愛に心がぎゅっとつかまれる。

5位
戦争が町にやってくる
ブロンズ新社
ロマナ・ロマニーシン アンドリー・レシヴ作 金原瑞人訳 2022.6.12
いかに平和な日常が一瞬にして失われるか、身にしみるように感じた。戦争が町にやってくる前の、美しく豊かな日常が、すっかり元通りになることはない。一寸先にどこでも起こりえる、すでに起こっているとさしせまった気持ちになる。

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キジトラ(WYN-1060)

1位
スーツケース
化学同人
クリス・ネイラー・バレステロス作、くぼみよこ訳
スーツケースを引きずって、どこかからやってきた見慣れない動物。不審がる動物たちは――。これほどシンプルで深く胸を打つ絵本は、なかなかないと思う。

2位
ことりのメルおっこちる
化学同人
コーリー・R・テイバー作、よしいかずみ訳
縦開きにページをめくるので、落ちていくメルの勢いがそのまま伝わります。思いがけない展開に、子どもたちも喜ぶはず。助けようとする動物たちの反応もほほえましく、すべてのページでにこにこしてしまいました。

3位
へそまがりねこマックス
光村教育図書
ソフィー・ブラッコール作、石津ちひろ訳
ねこがほしいと強く主張する男の子も、せっかく家の子になったのに「かわいくない」ねこのマックスも、いとおしくてたまりません。

4位
ことばコレクター
ほるぷ出版
ピーター・レイノルズ作、なかがわちひろ訳
ことば集めを趣味とする男の子に親近感。たくさんの言葉は見ているだけで楽しく、豊かな気持ちになりました。

5位
ここがわたしのねるところ ―せかいのおやすみなさい―
福音館書店
レベッカ・ボンド文、サリー・メイバー作画、まつむらゆりこ訳
さまざまな国の子どもたちが寝る風景を、色鮮やかな刺繍作品で表現した絵本。気候や文化のちがいに好奇心を刺激されると同時に、世界中の子どもたちが安心して寝られるようにと願わずにはいられません。

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えれな(WYN-2393)

1位
スーツケース
化学同人
クリス・ネイラー・バレステロス/作 くぼみよこ/訳
かわいいほのぼのとした絵本のようで、悲しい過去を乗り越えてきた主人公の悲哀が感じられて心に残った。

2位
ピヤキのママ
ブロンズ新社
ペク・ヒナ作 長谷川義史訳
やっかいもの猫が思いがけずママになる展開に思わず頬がゆるんだ。ノートに落書きしたような絵もよかった。

3位
戦争が町にやってくる
ブロンズ新社
ロマナ・ロマニーシン/作 アンドリー・レシヴ/作 金原瑞人/訳
戦争が怖い生き物のように表されていて、かわいい絵に対しまっくろに描かれた戦争の怖さがよくあらわれていた。

4位
はるのクリスマス
化学同人
ティエリー・デデュー/さく やまもとみき/やく
動物たちの友情と思いやりにとにかくほのぼのした。

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おちゃわん(WYN-1054)

1位
火守
KADOKAWA
劉慈欣 著 池澤春菜 訳 西村ツチカ 絵
何とも不思議なお話、世界の一日の始まりを担う大変な重労働をしている火守。読後に味わい深い感動を残してくれた一冊。

2位
夜をあるく
BL出版
マリー・ドルレアン 著 よしいかずみ 訳
夜の闇を、家族の楽しみとして味わえる幸福!それを思い出させてくれる一冊。

3位
ここがわたしのねるところ
福音館書店
レベッカ・ボンド 文  サリー・メイバー 作画  まつむら ゆりこ 訳
とても暖かな刺繍に彩られた絵がすてき!
世界中のどこの子どもたちにも 暖かな寝床が用意されますように。

4位
スーツケース
化学同人
クリス・ネイラー・バレステロス 作  くぼみよこ 訳
難民と国を追われてきた人々を思い出させる郷愁を誘う一冊。

5位
ことりのメルおっこちる
化学同人
コーリー・R・テイバー 作  よしい かずみ 訳
勢いがあって、驚きがあって、くすくすがあって、楽しい絵本。

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NON

1位
ボクサー
トップスタジオHR
ハサン・ムーサヴィー作 愛甲恵子訳
ハートがついたグローブでひたすらうつ。絵がかたる言葉がすごい、すごすぎる。いや、言葉自体もすごい、すごい。

2位
いい一日ってなあに?
ビーエル出版
ミーシャ・アーチャー作 石津ちひろ訳
みんなの小さな日常のしあわせこそが、しあわせなんだなとおもえるしあわせな絵本。とくに主人公の大アップ笑顔。翻訳絵本でこの表情をみられるのって少ないと思う。

3位
わたしたちの森
ポプラ社
ジアナ・マリノ作 小手鞠るい訳
ほぼ色味がちがう影のようなイラスト、それなのにこの臨場感。不思議だ。詳細な絵が語る絵本がおおいなか、絵をBGMに凛としたテキストの声がひびいている。

4位
たびする てんとうむし 
岩波書店
イザベル・シムレール作 石津ちひろ訳
美しいシムレールの世界。ではなく、ほっとするたびぎゃっとなる、てんとうむし。虫たちのユーモラスなやりとりがたのしい。それでもシムレールは美しい。

5位
【びんシリーズ】びんにいれてごらん
光村教育図書
デボラ・マルセロ作 なかがわちひろ訳
なにかを瓶にいれてならべるのは、たくさんの小さな子のあこがれ。あこがれがぎゅっとつまった、宝石のような絵本。

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アダムのママ(WYN-2387)

1位
夜をあるく
BL出版
マリー・ドルレアン(作)、よしいかずみ(翻訳)
どこまでも続く深い青の世界に、建物の照明や月光のまばゆい黄色が引き立つ美しい作品。感覚が研ぎ澄まされ、まるで一緒に森や山を歩いているような感覚を味わった。

2位
ことばコレクター
ほるぷ出版
ピーター・レイノルズ (著)、中川千尋 (翻訳) 
美しい響きの言葉や楽しい言葉、心に響く言葉や意外な言葉の組み合わせの面白さなど、改めて言葉の持つ力に気づかされた。

3位
女王さまのワードローブ
BL出版
ジュリア・ゴールディング (著)、ケイト・ヒンドレー (イラスト)、前沢明枝 (翻訳)
この絵本を読んだ数カ月後に崩御されたこともあり強く印象に残った。エリザベス二世の身につけていた装飾品や服とともに女王の生涯が丁寧に描かれている。

4位
コールテンくんのクリスマス
好学社
ドン・フリーマン(原案)、B.G.ヘネシー(作)、ジョディー・ウィーラー(絵)、木坂涼(翻訳)
コールテンくんが誰かのクリスマスプレゼントになりたくてデパート内を冒険する姿が愛らしい。『くまのコールテンくん』の冒頭につながる物語にコールテンくんファンとして大満足な前日譚。

5位
ニッキーとヴィエラ
BL出版
ピーター・シス (著)、福本友美子 (翻訳)
シスの独特な画風と構成によるものなのか、読み終わったときに短編映画を観たような感覚に陥った。ホロコーストの悲劇を語り継ぐためにも多くの人に読んでほしい作品。

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☆BUN(WYN-0003)☆

1位
麦畑のみはりばん
化学同人
ベス・フェリー文  テリー・ファン&エリック・ファン絵 よしいかずみ訳
季節のめぐりとともにえがかれる孤独と友情の物語。かかしの表情に心がふるえます。やわらかな訳文も極上。

2位
ニッキーとヴィエラ  ホロコーストの静かな英雄と救われた少女
BL出版
ピーター・シス 作 福本 友美子訳
「当たり前のことをしただけ」というひそやかな英雄ニッキーに、人間のせめてもの希望を見る思い。ピーター・シスの青色がどこまでも美しく胸にしみます。

3位
【びんシリーズ】びんに いれてごらん
光村教育図書
デボラ・マルセロ作  なかがわ ちひろ訳
絵が、ときどき、泣きたいほど美しい。なかがわちひろさんの訳文が詩的な世界を引き立てます。

4位
夜をあるく
BL出版
マリー・ドルレアン作 よしい かずみ訳
夜の色を描くってとてもすごいこと。そして訳文からも暗さのグラデーションや空気の感触が伝わってくる。

5位
森のなかの小さなおうち
工学図書
エリザ・ウィーラー作 ひらおようこ訳
いたばしの大賞受賞作。練りに練った訳文が、ほんとうにすばらしい。

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しほ(WYN-1069)

1位
わたしのバイソン
偕成社
ガヤ・ヴィズニウスキ作/清岡秀哉訳
ふりつもる雪のような静けさと力強さ。たったひとり、あるいはひとつ、心から愛するものがあれば、人生は美しいものになるのだと教えてくれる。

2位
【びんシリーズ】びんにいれてごらん,びんからだしてごらん
光村教育図書
デボラ・マルセロ作/なかがわちひろ訳
離れて暮らす大切なひとにびんを送り、きもちを伝えようとする姿が、ここ数年のわたしたちと重なり胸にしみる。がらっと変わる続編のテーマもよかった。

3位
ピヤキのママ
ブロンズ新社
ペク・ヒナ作/長谷川義史訳
ペク・ヒナさんらしいユーモア全開の絵本。ふてぶてしいねこ、ニャンイのゆうべんすぎる表情(と腹)から目が離せない。大笑いしながら読んでいたのに、最後ははからずもきゅんとしてしまった。

4位
ことばコレクター
ほるぷ出版
ピーター・レイノルズ作/なかがわちひろ訳
ことばにかかわる仕事をしている者として、何度もはっとさせられた。なかがわちひろさんのことば選びはさすがの一言。

5位
スーツケース
化学同人
クリス・ネイラー・バレステロス作/久保美代子訳
献辞にあるとおり、「とおくであらたなせいかつをはじめているすべてのひと」に思いをはせたくなる。本自体が作中のスーツケースに見える装丁も素敵。

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みちこ(WYN-0057)

1位
森のなかの小さなおうち
工学図書
エリザ・ウィーラー作 ひらおようこ訳
ローラシリーズが好きな人におすすめとどこかに書いてあった気がするけれど、その通りだった。森の中の小屋で暮らす貧しかった頃がいちばん楽しかったと作者あとがきにある。幸せって何だろう。物質じゃないよね。

2位
夜をあるく
BL出版
マリー・ドルレアン作 よしいかずみ訳
日本絵本賞翻訳絵本賞。落ち着いた雰囲気のすてきな絵本が選ばれてうれしい。見上げる梢と星空の絵が特にすてき。

3位
ことばコレクター
ほるぷ出版
ピーター・レイノルズ 作 中川千尋訳
ことばたちに魅了される! 訳すのはたいへんだったに違いないけれど、楽しかっただろうなとも思う。

4位
【障害があっても】ADHDのあるわたしの毎日(障害があってもいっしょだよ!2)
大月書店
マリ・シュー文 イザベル・ムニョス絵 上田勢子訳
とてもわかりやすかった。ADHDは私の対極にあるものと思っていたけれど、実は近いのかもしれない。

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(=^_^=)

1位
とびらのむこうにドラゴンなんびき?
徳間書店
松井るり子訳
シンプルな絵と、びっくりかわいいオチが大好き。

2位
ことりのメルおっこちる
化学同人
よしいかずみ訳
効果的な縦開きが楽しさを倍増させてくれる絵本。後半の展開も意外だった。子どもも好きそう。

3位
夜をあるく
BL出版
よしいかずみ訳
絵が美しい。家族で歩く夜の遠足、いいな。やってみたかった。

4位
おおきなトラとシカのはんぶんくん
好学社
こみやゆう訳
はんぶんくんて何だ?と思ったら、お兄ちゃんジカの半分しかない、弟ジカだった。はんぶんくんの勇気と知恵の物語。

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mipo(WYN-1070)

1位
ボクサー
トップスタジオHR
ハサン・ムーサヴィー 作 愛甲恵子 訳
画力にひきこまれました。翻訳時に原書の絵を反転させたというエピソードを聞いて、異文化の絵本だな、としみじみ思いました。

2位
ことばコレクター
ほるぷ出版
ピーター・レイノルズ 作 中川千尋 訳
主人公は〈ことばコレクター〉のジェローム。その集めかたがとても素敵でした。「おもわず絵を描きたくなっちゃうことば」という発想自体がもう詩人です。こちらまでいろんなことばを集めたくなってしまいました。

3位
ここがわたしのねるところ
福音館書店
レベッカ・ボンド 文 サリー・メイバー 作画 まつむら ゆりこ 訳
世界中の〈ねるところ〉をフェルト刺繍でつづった、写真絵本というのでしょうか。手仕事の民族衣装が好きなので、とても楽しめました。素朴だけど繊細な工芸品からぬくもりが伝わってきます。世界中の人たちが、平和な場所で安心してねむれるといいなと思いました。

4位
【エイモスさん】エイモスさんが バスに 乗りおくれると
光村教育図書
フィリップ・C・ステッド 作 エリン・E・ステッド 絵 青山 南 訳
ちょっとくらい失敗しても、こんな世界だったらいいですね。寝坊したエイモスさんを見つめる動物たちの顔がとてもかわいいです。やさしい世界でした。

5位
マイロのスケッチブック
鈴木出版
マット・デ・ラ・ペーニャ 作 クリスチャン・ロビンソン 絵 石津 ちひろ 訳
ちゃんと書いてあるんですけど、思い込みなんでしょうね。あっと驚く展開が待っていました。日本人にはない発想や考え方を伝えるとってもいい翻訳絵本だと思います。マイロの絵もかわいいので、ぜひおすすめです。

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からくっこ

1位
夜をあるく
BL出版
マリー・ドルレアン作 よしい かずみ訳
本を開いてすぐに、これはクラシックとして長く読み継がれるだろうと確信しました。絵も文もほんとうに美しい。

2位
ここがわたしのねるところ
福音館書店
レベッカ・ボンド文、サリー・メイバー作画、まつむらゆりこ訳
可愛らしくて、興味深い。ねるところ、という着眼点がおもしろい。どこで暮らしていても、みんなが安心してねむれる地球でありますように。

3位
ボクサー
トップスタジオHR
ハサン・ムーサヴィー作 愛甲恵子訳
圧倒的な絵の迫力。すごい。これは絵本ならでは。これからも、さまざまな言語や文化圏の作品がどんどん日本にやってきてほしい。翻訳をする人の存在は大きいとあらためて感じた作品。

4位
わたしのバイソン
偕成社
ガヤ・ヴィズニウスキ作/清岡秀哉訳
しんと静かで、豊かであたたかい。

5位
ニッキーとヴィエラ
BL出版
ピーター・シス (著)、福本友美子 (翻訳)
シスの手で描かれるべくして描かれた作品。

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いけだ(WYN-1068)

1位
マイロのスケッチブック
鈴木出版
文:マット・デ・ラ・ペーニャ/絵:クリスチャン・ロビンソン/訳:石津ちひろ
自分の中にある偏見にはっと気づかされるすごい作品。

2位
わたしのかぞくみんなのかぞく
あかね書房
文:サラ・オレアリー/絵:チィン・レン/訳:おおつかのりこ
いろんな家族がいて、それぞれ楽しい。そんな当たり前が愉快に描かれているのがすてき。

3位
いってきます
化学同人
文:エミール・シェール/絵:チィン・レン/訳:野坂 悦子
忙しくて会話できない親子の、それでも思い合っているところが短い文にあらわれている。

4位
すきなものみっつなあに
化学同人
文:ウェンディ・メドゥール/絵:ダニエル・イグヌス/訳:やまもとみき
おじいちゃんと孫のかわいらしい会話から、後半の美しくはっとする展開に涙する。

5位
夜をあるく
BL出版
文・絵:マリー・ドルレアン/訳:よしいかずみ
色使いの妙がとてもすばらしく、子どものころワクワクした夜の雰囲気を思い出させる。

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よしの(WYN-2409)

1位
ボクサー
トップスタジオHR
私たちは、学んだり、知識を得たり、体を鍛えたり、さまざまな力を身につけようとしています。その力はいったい何のため、どんな風に使うのでしょうか。そんなことを思いました。

2位
アヒルちゃんまって!
ひさかたチャイルド
登場する動物たちのそれぞれの行動がユニークで楽しく、気になる動物の足跡を追って、何度もページを繰り直しました。親子で指を差しながら楽しんで読める本だと思います。

3位
夜をあるく
BL出版
静けさが聴こえてきそうな絵本。五感が刺激されます。

4位
ナイチンゲールのうた
BL出版
文と色、イメージが美しく記憶に残る絵本。

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おとむとむ(WYN-2033)

1位
アヒルちゃんまって!ミミ ププ ペペの だいぼうけん
ひさかたチャイルド
マグナス・ウェイトマン作  のざか えつこ訳
メインのストーリーはもちろん、たくさんのキャラクターを追って想像がとまらなくなり、時間のたつのを忘れるほど。

2位
ここがわたしのねるところ せかいのおやすみなさい
福音館書店
レベッカ・ボンド文 サリー・メイバー絵 まつむら ゆりこ訳
うつくしく繊細な刺しゅうに見入る。安心して眠れるのは平和あってこそと強く思う。

3位
ライラックどおりのおひるごはん
BL出版
フェリシタ・サラ作 石津 ちひろ訳
いろんな国の料理にワクワク。異文化と人のあたたかさを感じられる作品。

4位
女王さまのワードローブ
BL出版
ジュリア・ゴールディング文 ケイト・ヒンドレー絵 前沢明枝訳
身につけるものひとつひとつに英国の歴史と女王の思いが込められていることがよくわかる。

5位
キツネ 命はめぐる
化学同人
イザベル・トーマス文 ダニエル・イグヌス絵 青山南訳
壮大な命のつながりの物語。

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コアラン(WYN-1053)

1位
【びんシリーズ】びんにいれてごらん
光村教育図書
デボラ・マルセロ作 なかがわちひろ訳
だれかと過ごした宝物みたいな記憶をびんにいれておけたら。読後、献辞の言葉にじーんとなりました。

2位
2ひきのカエル そのぼうきれ、どうすんだ?
徳間書店
クリス・ウォーメル作 はたこうしろう訳
2ひきのカエルの掛け合いが楽しい。そして、オチにびっくり。ありえないことなんてない!?

3位
女王さまのワードローブ 
BL出版
ジュリア・ゴールディング文 ケイト・ヒンドレー絵 前沢明枝訳
エリザベス女王の生き方をファッションに絡めて語った絵本。ドレスや装飾品も見ていて楽しいし、女王の波乱万丈の生涯も知ることができる。

4位
とびらのむこうにドラゴンなんびき?
徳間書店
ヴァージニア・カール作 松井るり子訳
13人のお姫さまとドラゴンのお話。緑と赤のちょっとゆるい感じの絵とほのぼのした内容がマッチしていい感じ。

5位
わたしのかぞくみんなのかぞく
あかね書房
サラ・オレアリーさく チィン・レンえ おおつかのりこやく
いろんな家族のかたちがあって、みんなそれぞれ幸せそうなのがいい。

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(=^_^=)

1位
夜をあるく
BL出版
ストーリー的には、タイトルのとおり夜に外を歩くだけの話なんですが、読み終わると、家族がいとおしくなり、地球がより美しく見えるようになる。

2位
マイロのスケッチブック
鈴木出版
誰に何と言われようとも、子どもにとってお母さんはお母さんなのだ!!!

3位
森のなかの小さなおうち
工学図書
物質的な豊かさはなくても、家族仲良く自然に寄り添った暮らしができるのは幸せですね。不便もあるだろうけれど、都会しか知らない私はこんな暮らしに憧れを感じます。

4位
女王さまのワードローブ
BL出版

5位
ここがわたしのねるところ
福音館書店
もしかしたら「平和」って、「安心して心地よい眠りにつけること」なのかも。でも、身の危険を感じながら、あるいは不安に胸を押しつぶされそうになりながら眠りにつく子どもたちが、この世にどれほどいることか。

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(=^_^=)

1位
ここがわたしのねるところ
福音館書店
安らぎと温かさにあふれてる。刺繍で描かれた舞台が素晴らしくて、もう圧巻!

2位
へそまがりねこマックス
光村教育図書
心がじんわり、ほっこりと温かくなる作品。だんだん心を許しはじめるマックスが最高にかわいい。裏表紙の絵が、わたしの一番のお気に入り。

3位
おばあさんとトラ
徳間書店
物言わぬトラだけど、そのしぐさだけで気持ちが伝わってくる。おばあさんがトラのおなかに足をのせるシーンがとても好き。

4位
女王さまのワードローブ
BL出版
エリザベス女王の人生を服でたどるという切り口が斬新。

5位
ライラックどおりのおひるごはん
BL出版
世界はおいしいものにあふれてる。おいしいものをいっしょに食べれば、みんな笑顔。紹介されているおひるごはん、ぜひ作ってみたい。

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くるり(WYN-0018)

1位
ニッキーとヴィエラ: ホロコーストの静かな英雄と救われた少女
ビーエル出版
ピーター・シス/作 福本友美子/訳
描画の柔らかなタッチ、あたたかな色味、独特なコマ割りの構成、親しみやすい絵に作者の深い思いがこめられている。現実を生きるうえで人を支えるのは、自分の中にそっとしまってある「大切なもの」で、声高に語られないことにこそ強さや気高さがあるのだと思った。

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(=^_^=)

1位
夜をあるく
BL出版
夜の街や森の静謐さ、そこへ入るわくわく感、その先にある対照的なまぶしさ。子どもたちみんなに体験してほしい。

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みーこ

1位
スーツケース
化学同人
クリス・ネイラー・バレステロス作 くぼみよこ訳

2位
すきなものみっつなあに
化学同人
ウェンディ・メドゥールぶん ダニエル・イグヌスえ

3位
すてきなテーブル
新評論
ピーター・レイノルズ絵と文 島津やよい訳

4位
ちいさなおじさんとおおきな犬
あすなろ書房
バールブロー・リンドグレン文 エヴァ・エリクソン絵 菱木晃子訳

5位
じゅんばんなんてきにしない
BL出版
テリー・ミルン作 いしいむつみ訳

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なおじ(WYN-2355)

1位
戦争が町にやってくる
ブロンズ新社
この本が制作されたのは昨年のようですが、その頃の自分の呑気さを思い出すと、本当に情けなくなる。どうか、現実もこの本のようになりますようにと、心から祈る。

2位
イライラのあらし
金の星社
イライラの渦中の気持ちにも、冷静に考察する時の気持ちにも、とても共感した。

3位
寝るのが楽しくなる 睡眠のひみつ
創元社
生まれてこの方布団の中にいるのが大好きな私にとって、科学絵本として睡眠のことを学べるのはとっても興味深いことだった。ベッドの歴史などもとても面白くて、「睡眠展」など企画されたらきっと楽しいのでは、と勝手に想像を膨らませた。

4位
ローズ姫と黄金のめがね
早川書房
本当によくできている絵本。子どもたちにとってメガネは身近なものだから実感や想像がしやすいと思うし、メガネを他の個性(障がいと呼ばれるものも含む)に置き換えて考えてみることもできるだろう。くじけそうになっても勇気を持って周りにも励まされて乗り越えていくストーリーも素晴らしい。

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ゆま(WYN-1032)

1位
山の上に貝がらがあるのはなぜ? はじめての地質学
岩崎書店
アレックス・ノゲス文 ミレン・アシアイン=ロラ絵 宇野和美訳
この絵本の化石のイラストが好き! 知識絵本としてもおもしろい。

2位
カピバラがやってきた
岩崎書店
アルフレド・ソデルギット文・絵 あみのまきこ訳
のんきな動物たちの表情と、のんびりした展開の中に、共生(移民との)という意外に重いテーマがひそんでいたとは!

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mikiron(WYN-1066)

1位
ライラックどおりのおひるごはん
BL出版
フェリシタ・サラ作、石津ちひろ訳
肌の色もさまざまな住人たちが、それぞれの国の食材やレシピでお昼ごはんの用意。どれもおいしそうで、作ってみたくなる。食を通じて、こうやって世界じゅうの人々が仲よくできたらいいなと思う絵本です。

2位
いい一日ってなあに?
BL出版
ミーシャ・アーチャー作、石津ちひろ訳
それぞれの「いい一日」をすごす人たちの姿に心があたたまる。大きな出来事が起きるわけではないけれど、おだやかな日常が何よりもかけがえのない、大切なものだと教えてくれる絵本。切り絵をあしらったカラフルな絵も美しい。

3位
麦畑のみはりばん
化学同人
ベス・フェリー文、テリー・ファン&エリック・ファン絵、よしいかずみ訳
ずっとひとりぼっちだったかかし。カラスのひなと出会って心を通わせるが、やがて別れがおとずれるときの表情に胸を打たれた。あたたかな友情が描かれる絵本。

4位
森のなかの小さなおうち
工学図書
エリザ・ウィーラー作、ひらおようこ訳、三辺律子監修
お父さんが亡くなり、お母さんと8人きょうだいで、森の奥の小屋に住みはじめる。苦労が絶えないはずなのに、ささやかな楽しみを見つけ、幸せに暮らす家族。荒れ果てていた小屋はもちろん、まわりの森までもが、生気を吹き込まれて変わっていくように見えるから不思議。

5位
たびするてんとうむし
岩波書店
イザベル・シムレール作、石津ちひろ訳
てんとう虫の冒険のお話。どアップで描かれるてんとう虫が迫力満点な上、他の虫たちも精密に描かれ、生態も含め勉強になる。イザベル・シムレールの絵がほんとうに美しい。

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(=^_^=)

1位
おばあさんとトラ
徳間書店
ヤン・ユッテ 西村由美

2位
戦争が町にやってくる
ブロンズ新社
ロマナ・ロマニーシン 金原瑞人

3位
男の子は強くなきゃだめ?
すばる舎
ジェシカ・サンダーズ 西田佳子

4位
夜をあるく
BL出版
マリー・ドルレアン よしいかずみ

5位
【障害があっても】障害があってもいっしよだよ!自閉症のあるぼくの毎日
大月書店
マリ・シュー 上田勢子

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(=^_^=)

1位
ニッキーとヴィエラ
ビーエル出版

2位
マイロのスケッチブック
鈴木出版

3位
わたしのバイソン
偕成社

4位
アフガニスタンのひみつの学校
さ・え・ら書房

5位
夜をあるく
ビーエル出版

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モリー(WYN-1059)

1位
夜をあるく
BL出版

2位
ここがわたしのねるところ
福音館書店

3位
ことりのメルおっこちる
化学同人

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shoko(WYN-1042)

1位
夜をあるく
BL出版
いろんな青を見ながら、読者のわたしたちも目的地へ向かう気持ちになった。夜、光、空、動物たち、山などの自然。しんとした中に家族の声や息遣いが聞こえるよう。時々現れる光に目をほそめ、最後は見惚れた。

2位
わたしのバイソン
偕成社
極力色を抑え、ほぼ白と黒の濃淡で描かれたイラストがかえって想像力を掻き立てるよう。夢か現かも曖昧で、ふしぎな読後感の物語。わたしとバイソンとの思い出や湖にふる雪、見あげる空、すべてが、しんとしずかで美しい。

3位
おばあさんとトラ
徳間書店
トラを思うおばあさんの決断は潔い。登場人物やキャラクターの表情やお話のしめくくり方がとても好み。ヨセフィーンの家や洋服もすてきだった。

4位
わたしとあなたのものがたり
光村教育図書
「クラスには、茶色いはだの子どもは、ひとりしかいなかった。それが、わたし」自分事として読むと、このフレーズの繰り返しが、ずん、ずんと胸に迫ってくる気がした。

5位
スーツケース
化学同人
スーツケースひとつに自分なら一体何をいれるだろう。このみなれない動物の事情はわからないが、それを慮ろうとしたほかの動物たちと、それ故の失敗をゆるしたみなれない動物の寛容さがうれしい。

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ちゃぴ(WYN-1026)

1位
夜をあるく
BL出版
マリー・ドルレアン作 よしいかずみ訳
心の高揚感、全身の五感で感じる自然が、静かに伝わってくる。ラストのページをめくると、思わず息を呑む。

2位
やぁだ!
BL出版
マルリョケ・ヘンリヒス作 木坂涼訳
イヤイヤ期のうさぎの子が、いじらしくて、かわいらしい。さらさらっと描いたような絵も素敵。

3位
おばあさんとトラ
徳間書店
ヤン・ユッテ作 西村由美訳
配色が美しい。

4位
ここが わたしの ねるところ せかいの おやすみなさい
福音館書店
レベッカ・ボンド文 サリー・メイバー絵 まつむらゆりこ訳
フェルトと刺しゅう糸のふっくらしたあたたかさが、子どもたちが安心して眠る場所の紹介にしっくりと合う。

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asayaka(WYN-1058)

1位
カピバラがやってきた
岩崎書店
カピバラとニワトリの関係の変化がシンプルな文とほのぼのとしたイラストでユーモラスに描かれている。

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りり(WYN-1006)

1位
ここがわたしのねるところ
福音館書店
レベッカ・ボンド 文 / サリー・メイバー 作画 / まつむら ゆりこ 訳

2位
火守
KADOKAWA

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モーモー(WYN-1062)

1位
夜をあるく
BL出版

2位
スーツケース
化学同人

3位
森のなかの小さなおうち
工学図書

4位
わたしのかぞく みんなのかぞく
あかね書房

5位
ここがわたしのねるところ
福音館書店

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