Page 1868 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【世界J文学館A】 えれな 23/2/22(水) 13:05 ┗【世界J文学館A】『石の花』 えれな 23/2/22(水) 13:41 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 【世界J文学館A】 ■名前 : えれな ■日付 : 23/2/22(水) 13:05 -------------------------------------------------------------------------
みなさま 世界J文学館のレビューが増えてきたので、一度スレッドを分けようと思います。 これまでのものが@、今からのものがAということでよろしくお願いします。 レビュー済みの作品がわかるようにスプレッドシートにまとめてみました。 ttps://docs.google.com/spreadsheets/d/1IhneAqSiw40kkboL6UFcYM1ONlSGpwM19fB4aA2dyOg/edit#gid=0 ※スプレッドシートの記入はわたしのほうでいたします。 これからも読んだ本を紹介してくださるのを楽しみにしています。 えれな |
『石の花』 作 パーヴェル・バジョーフ 訳 南平かおり 絵 Naffy 『石の花』はロシアのウラル地方の昔話で、作者のバジョーフが、語り部のおじいさんから聞いた話がもとになっているそうです。 孔雀石職人の親方プロコーピィチは、気むずかしい性格で、弟子を何人とってもすぐにやめていってしまいます。しかしやせっぽちの孤児ダニーロがやってきたとき、親方はその才能に気づき、やがて2人は親子のような関係になっていきます。 しかしダニーロは、より優れた作品を作りたいと願い、伝説の「石の花」を見せてくれるよう山の女王に頼みに行ってしまい……。 親方がだんだんダニーロにメロメロになっていくところは、かわいらしくて思わず笑ってしまいます。孔雀石、石の花、山の女王など、出てくるモチーフの神秘的な美しさに魅せられ、また、残された親方と許嫁の気持を思うと切なくなるお話でした。 しかし2つ目のお話では、許嫁のカーチャの静かな強さが感じられて胸が熱くなります。 とても短いお話なのに、作中で何年も時間が流れるためか、壮大な感じがしてとても印象的でした。私は知らなかったのですが、映画やバレエにも取りあげられている有名な物語だそうです。 えれな |