Page 1866 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【読み物】『ロンドン・アイの謎』 おちゃわん 22/11/1(火) 9:54 ┗Re:【読み物】『ロンドン・アイの謎』 shoko 22/11/16(水) 17:28 ┗Re:【読み物】『ロンドン・アイの謎』 おちゃわん 22/11/18(金) 13:35 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 【読み物】『ロンドン・アイの謎』 ■名前 : おちゃわん ■日付 : 22/11/1(火) 9:54 -------------------------------------------------------------------------
みなさま 話題作です。 かのシヴォーン・ダウドによるミステリー! 面白くてワクワクしてすぐ読めますよ。 『ロンドン・アイの謎』 シヴォーン・ダウド 作 越前敏弥 訳 東京創元社 2022.7 主人公テッドは12歳にしては純朴で素直。だけど、人々の急激な感情に戸惑いを覚える〇〇症候群を抱える。姉のカットと、ロンドンにやってきた従兄のサリムとみなでロンドン・アイに乗るつもりだった。ところがひょんなことから一枚のタダ券が手に入り、初体験のサリムだけが乗り込む。一周30分のそれを二人で眺めながら待っていたのだが、戻ってきた観覧車のカプセルからサリムの姿は消えていた。 サリムやテッドの両親が感情の大嵐を巻き起こすなか、カットとテッドは必死で謎を追求していく。特にテッドのはてしない戸惑いと、それと対照的な冷静さには舌を巻く。ちょっとした偶然が重なり、意図したことと意図しなかったことが複雑に絡まって、謎を深めていく。二つの家族の関係と、ティーン三人の人間関係が徐々に変化していくのも面白い。 ホントに人物描写が上手いなぁと改めて感じ入ります。○○症候群である主人公の思考の流れが実に興味深くたどれます。つい○○症候群の子達だれもがこうであったらなぁと思ってしまいました。 おちゃわん |
▼おちゃわんさん、みなさま これ、わたしも読みました! 原書も持っているのですが、出版されると聞いてから、ずいぶん長かったように思います。 でも、ほんとに、おもしろかったです。 ミステリとしては、ある程度予想していたことでしたが、それでも、そうか〜というところがあったし、おちゃわんさんがおっしゃるように人物描写がとてもいいです。 テッド、リアリティあるなあと思って読んでいました。 (ああいった傾向のある人はあまり方言を使わない気がするので、英語でもやっぱりそうなんだ〜と感心してしまいました) shoko |
shokoさん ありがとうございます。 >でも、ほんとに、おもしろかったです。 楽しんでいただけて良かったです。 >テッド、リアリティあるなあと思って読んでいました。 ですよね。どの子もどこかで暮らしていそう。 >(ああいった傾向のある人はあまり方言を使わない気がするので、英語でもやっぱりそうなんだ〜と感心してしまいました) なるほど。 おちゃわん |