Page 1858 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【読み物】『魔女だったかもしれないわたし』 shoko 22/10/15(土) 23:08 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 【読み物】『魔女だったかもしれないわたし』 ■名前 : shoko ■日付 : 22/10/15(土) 23:08 -------------------------------------------------------------------------
みなさま これも、先日のおしゃべりにゃんこの会で名前の挙がっていた作品です。 『魔女だったかもしれないわたし』 エル・マクニコル著 櫛田理絵訳 PHP研究所 2022.8 11歳のアディは、言葉のいいかえにはまり類語辞典を持ち歩く、サメが好き、きれいな字をかくことや人付き合いは苦手、そんな女の子だ。 ある日の授業で、アディは、自分の村、ジュニパーやその周辺で過去に魔女狩りが行われていたことを知る。魔女は本物なわけではなく、ただ〈人と違うと、裁判にかけられて有罪にされる可能性があった〉ということを知ったアディは、不公平だという怒りや数々の疑問がわきあがり、そこから過ちを忘れないために、慰霊碑を作ろうと行動を起こす。 人目につかないよう、目立たないようにふつうにすることのしんどさを人一倍感じているアディが、どうして慰霊碑を作るのにこだわるのか、そこにアディのアイデンティティがあります。姉のキーディのアドバイスを受け、自分なりのことばで、慰霊碑についてプレゼンをする場面にぐっときました。 似たような性質をもつキーディや定型発達の姉のニナ、それから図書室の先生、友だちのオードリーなどなど、アディをひとりの人として助けてくれる人たちがいて、ほんとうに、ほんとうによかった。 わたしがアディの母なら、担任をぶっとばしてるかも。(笑) shoko |