Page 1768 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【読み物】『目覚めの森の美女』 モーモー(WYN-1062) 20/2/24(月) 12:34 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 【読み物】『目覚めの森の美女』 ■名前 : モーモー(WYN-1062) ■日付 : 20/2/24(月) 12:34 -------------------------------------------------------------------------
みなさん、こんにちは。 こちらを読み終わりました。 日本では大人向けかなと思いましたが、CBI最優秀児童図書賞など、アイルランドのYA三賞を受賞しているそうなのでご紹介します。 『目覚めの森の美女』森と水の14の物語 ディアドラ・サリヴァン作/田中亜希子訳 東京創元社/2019.10 「シンデレラ」「赤ずきん」など、おなじみのおとぎ話をモチーフにしているのですが、再話とはまったく違っていて、サリヴァンワールドとでもいいたくなるような別世界が広がっています。詩のような文体も独特。 その世界で理不尽な扱いを受けるヒロインたち――でも彼女たちは果敢に自分の生きる道を選んでいきます。 わたしが好きなのは「靴をはいた娘(シンデレラ)」。 王子様なんか全然あてにせず、自分の力で進んでいく姿が清々しいです。 それにしても、元のおとぎ話のヒロインって、はかなくて従順で、男性にとって都合のいい女性が多かったんだなあと改めて気づかされました。 王子様に見初められたら、もう無条件に「めでたし、めでたし」だし……。 求婚者たちを追い払った日本の「かぐや姫」を見直しました(^^) モーモー |