Page 1632 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【新刊読み物】『太陽と月の大地』 ワラビ 17/5/6(土) 15:13 ┣Re:【新刊読み物】『太陽と月の大地』 hanemi 17/5/26(金) 14:26 ┗Re:【新刊読み物】『太陽と月の大地』 BUN 17/10/12(木) 11:06 ┗Re:【新刊読み物】『太陽と月の大地』 ワラビ 17/11/5(日) 14:30 ┗Re:【新刊読み物】『太陽と月の大地』 hanemi 17/11/5(日) 21:12 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 【新刊読み物】『太陽と月の大地』 ■名前 : ワラビ ■日付 : 17/5/6(土) 15:13 -------------------------------------------------------------------------
みなさま、こんにちは。 読書室掲示板への描きこみは、久しぶりです。 20周年記念の「やまねこ賞をふりかえる会」も気になりながら、なかなかコメントできず、すみません。 ゴールデンウィークに、新刊読み物を読みました。とても良かったです。 ああ、文学だなあと思わされた箇所があちこちにあって、なるほど、コンチャ・ロペス=ナルバエスさんは、スペインを代表する児童文学作家なんですね。 『太陽と月の大地』 コンチャ・ロペス=ナルバエス作 宇野和美訳 松本里美訳 福音館書店 2017.04 "La tierra del Sol y la Luna" (1984) by Concepcion Lopez Narvaez 16世紀のスペインが舞台。キリスト教徒が国を統一し、イスラム教徒は改宗しながらも独自の文化を保ちつつ暮らしていた。しかし、その自由が認められなくなりきな臭い時代へと突入する頃の物語。 キリスト教徒とイスラム教徒の宗教を超えた心のつながりや、また憎しみが生まれていく様子が描かれている。知らなかった歴史を知るとともに、昔も今も、自分だけが正しいと思う為政者によって世の中が混乱し不幸が生まれるという現実が変わらないのだということも実感させられた。 訳者の宇野さんは、30年前にこの作品を読み、ずっと出版したいと願っていた作品なのだそうです。喜びもひとしおでしょうね。 ワラビ(wyn-1001) |
ワラビさん、こんにちは。 この本、わたしも読みました。 歴史上のできごとが背景になっているため、 ハッピーエンドにならないことはわかっていたものの、 やはり、後半は読んでいてかなりつらかったです。 16世紀のスペインの話なのに、 物語のなかで起きていることは今の時代で起こっていることによく似ていますね。 偶然なのでしょうか。 ちなみに、表紙と挿画を描かれた版画家の松本里美さんは友人の友人です。 少し前に行われていた原画展、わたしは行き損ねてしまったのですが、 また個展(グループ展かも)があるみたいなので、見てみたいです。 hanemi |
ワラビさん、hanemiさん わたしも、何か月か前ですが、ブックハウスカフェでジャケ買いして読みました。 おふたりがおっしゃっているように、今とまったく状況が変わりませんよね。 なので、心が痛かったです。 同時に、短い中でその複雑な関係を描き、登場人物たちのドラマも描いたすごい作品だなと思いました。本の冒頭にわかりやすい地図や家系図が載っていたので、それもだいぶ助けになったかな。 時代がきな臭い方へ進んでいる今、多くの若者たちに読まれてほしい本です。 ☆BUN(WYN-0003)☆ |
hanemiさん、BUNさん はい、装画がとてもすてき。 ジャケ買いっていうのも、よくわかります。 hanemiさんのお友達だったのですね。 ワラビ |
ワラビさん >hanemiさんのお友達だったのですね。 友人の友人です。まあ、他人ともいいますが(笑)。 hanemi |