Page 123 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【新刊読み物】心の宝箱にしまう15のファンタジー 蒼子(WYN-1031) 06/4/15(土) 14:04 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 【新刊読み物】心の宝箱にしまう15のファンタジー ■名前 : 蒼子(WYN-1031) ■日付 : 06/4/15(土) 14:04 -------------------------------------------------------------------------
『心の宝箱にしまう15のファンタジー』 ジョーン・エイキン 三辺律子訳 竹書房(2006.02) "A Handful of Gold" by Joan Aiken 1995 ジェーン・エイキンが70歳の誕生日を記念して特に気に入っている15編を選んで編んだという、短編集です。『とんでもない月曜日』(猪熊葉子訳/岩波少年文庫/1978)に登場する、アーミテージ一家が主人公のコミカルなファンタジーから、おとぎばなし風、しみじみとした物語までどれを読んでも楽しめました。 わたしが一番気に入ったのは、「からしつぼの中の月光」。赤ちゃんが生まれるため、おばあちゃんの家にあずけられた少女のお話。このおばあちゃんがとってもいい! 「三つ目の願い」は、主人公の想いが切なくて泣けました。「ネコ用ドアとアップルパイ」は、「こういうこと、あるある」と爆笑しつつ、ラストにうっと詰まってしまいます。じっくりとひとりで味わいたい本だと思いました。衝動買いしたのは正解でした。いつまでも手元において、何度も読んでみたいです。 『とんでもない月曜日』も読んでみたくなったのですが、現在品切れ中。マイ図書館にも置いていなかったので、気長にさがしてみようと思います。 ** 蒼子 WYN-1031 ** |