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 ▼★2013読み物部門★  管理人 13/10/31(木) 9:39
   ┣Re:★2013読み物部門★(SUGO)  やまねこ会員 13/11/7(木) 17:29
   ┣Re:★2013読み物部門★(キジトラ)  やまねこ会員 13/11/7(木) 20:17
   ┣Re:★2013読み物部門★(ナウシカ)  やまねこ会員 13/11/7(木) 22:40
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   ┣Re:★2013読み物部門★(ロールちゃん)  やまねこ会員 13/11/16(土) 18:05
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   ┣Re:★2013読み物部門★(あぐりんこ)  やまねこ会員 13/11/19(火) 9:16
   ┗Re:★2013読み物部門★(anya)  やまねこ会員 13/11/19(火) 9:22

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 ■題名 : ★2013読み物部門★
 ■名前 : 管理人
 ■日付 : 13/10/31(木) 9:39
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タイトルまたはシリーズ名のみ
タイトルまたはシリーズ名のみ
タイトルまたはシリーズ名のみ
タイトルまたはシリーズ名のみ
タイトルまたはシリーズ名のみ

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1位 シリーズ名、タイトル、副題と書誌情報 
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2位 シリーズ名、タイトル、副題と書誌情報  
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3位 シリーズ名、タイトル、副題と書誌情報  
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4位 シリーズ名、タイトル、副題と書誌情報   
   (コメント)

5位 シリーズ名、タイトル、副題と書誌情報
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 3行に収まらない熱い思いは、読書室掲示板にて語り合いましょう!

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管理人

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2013読み物部門★(SUGO)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 13/11/7(木) 17:29  -------------------------------------------------------------------------
   SUGO WYN-1012

マルセロ・イン・ザ・リアルワールド
負けないパティシエガール
クレイジー・サマー
ギヴァー・シリーズ
モッキンバード

1位『マルセロ・イン・ザ・リアルワールド』
 フランシスコ・X・ストーク作、千葉茂樹訳、岩波書店、2013.3
 今年、断トツによかった作品。マルセロに乾杯!

2位『負けないパティシエガール』
 ジョーン・バウアー作、灰島かり訳、小学館、2013.6
 やっぱりジョーン・バウアーの作品に出てくる女の子は強くて好きだなあ。

3位『クレイジー・サマー』
 リタ・ウィリアムズ=ガルシア作、代田亜香子訳、鈴木出版、2013.1
 物語に入るのに少し時間がかかったけれど、後半はぐいぐい読ませてくれた。ラストシーンのために、3人は旅したのだなあとしみじみ。読み終えたあとに裏表紙の絵を見ると、じんとする。

4位 ギヴァー・シリーズ『ギャザリング・ブルー 青を蒐める者』
 ロイス・ローリー作、島津やよい訳 、新評論、2013.3
「ギヴァー」シリーズ第2作。読後すぐに続編が読みたくなるほど引き込まれた。このシリーズは4作で完結とのこと。

5位『モッキンバード』
 キャスリン・アースキン作、ニキリンコ訳、明石書店、2013.1
 アスペルガ―症候群のケイトリンから見える世界がよくわかる作品だった。「共感」を知ることができたケイトリンに心から拍手を送りたい。

次点『語りつぐ者』
 パトリシア・ライリー・ギフ作、もりうち すみこ訳、さ・え・ら書房、2013.4
 現代に生きる少女エリザベスと、一時的に預けられた叔母の家で見つけた200年前に描かれた肖像画のズィー。アメリカ独立戦争時代を生きたズィーの物語が明らかになるにつれ、物語に引き込まれた。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2013読み物部門★(キジトラ)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 13/11/7(木) 20:17  -------------------------------------------------------------------------
   キジトラ(WYN-1060)

庭師の娘
クレイジー・サマー
おいでフレック、ぼくのところに
日ざかり村に戦争がくる
アリブランディを探して


1位『庭師の娘』
 ジークリート・ラウベ作、若松宣子訳、中村悦子絵、岩波書店、2013.7
 舞台は18世紀ウィーン。職業をもつ女性の少なかった時代、庭師としての才能を開花させていく主人公のしなやかさが素敵だった。

2位『クレイジー・サマー』
 リタ・ウィリアムズ=ガルシア作、代田亜香子訳、鈴木出版、2013.1
 1968年夏、ブラックパワーの盛り上がりを冷静な目で見る少女の語りが今風でおもしろい。幼い娘たちを捨て、詩人として闘う道を選んだ母親の人生に思いをはせずにはいられなかった。三姉妹の明るさが希望を感じさせる。

3位『おいでフレック、ぼくのところに』
 エヴァ・イボットソン、訳:三辺律子、偕成社、2013.9
 居場所を求める少年と犬たちの旅物語。子どもと動物への愛情がひしひしとあふれ出ていて、作者の思いの深さを感じた。

4位『日ざかり村に戦争がくる』
 フアン・ファリアス作、宇野和美訳、堀越千秋画、福音館書店、2013.9 
 小さな村の日常が、ひたひたと迫る戦争(スペイン内戦)によって壊される。穏やかとさえいえる静かな語りが、戦争の理不尽さを際立てるようだ。

5位『アリブランディを探して』メリーナ・マーケッタ作、神戸万知訳、岩波書店、2013.1
 イタリア系女子高生の日常と悩みが一人称で描かれるオーストラリアの作品。20年も前のYA作品なのに、とてもみずみずしい印象だった。


気がつけばちがう国の作品5作を選んでいて、なぜだかうれしいです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2013読み物部門★(ナウシカ)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 13/11/7(木) 22:40  -------------------------------------------------------------------------
   ナウシカ(WYN-2165)

モッキンバード
アリブランディを探して
マジカルチャイルドシリーズ
ローズの小さな図書館
マルセロ・イン・ザ・リアルワールド

1位 モッキンバード
キャスリン・アースキン作、ニキリンコ訳、明石書店、2013.01
とにかく訳が衝撃的だった。句読点なしに長い文章をひらがなだけで綴ることで、パニックの様子を表現するなんて!

2位 アリブランディを探して
メリーナ・マーケッタ 著, 神戸 万知訳 、岩波書店 、2013.01
まさかこの歳になって、登場人物の男の子にきゅんきゅんするとは思いませんでした。

3位 空を飛んだ男の子の話(マジカルチャイルドシリーズ)
サリー ガードナー 著、三辺 律子訳、小峰書店、2013.08
深い内容が押し付けがましくなく、さらりと伝えられていてステキ。そうそう、大人って、固定観念にとらわれすぎてて、見落としているもの、たくさんあるよねえ。

4位 ローズの小さな図書館
キンバリー・ウィリス・ホルト作、谷口由美子訳、徳間書店 2013.07
名作とからめながら、四世代の青春の一ページを切り取った物語。本好きにはたまらない一冊ですね。

5位 マルセロ・イン・ザ・リアルワールド
 フランシスコ・X・ストーク作、千葉茂樹訳、岩波書店、2013.3


(代理投票)

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2013読み物部門★(みーこ)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 13/11/9(土) 15:47  -------------------------------------------------------------------------
   みーこ(WYN-1020)

発電所のねむるまち
日ざかり村に戦争がくる

1位 発電所のねむるまち
   マイケル・モーパーゴ作 ピーター・ベイリー絵 杉田七重訳/あかね書房/978-4-251-07304-4/2012.11

原子力発電所からそう遠くないところに住んでいるのに、知らないことばかりで猛省しました。

2位 日ざかり村に戦争がくる
   フアン・ファリアス作 宇野和美訳 堀越千秋画/福音館書店/978-4-8340-2764-8/2013.9

戦場でなくても、こんな形で戦争は忍び寄るのですね……。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2013読み物部門★(mapleleaf)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 13/11/10(日) 12:40  -------------------------------------------------------------------------
   mapleleaf(WYN-2288)

モッキンバード
発電所のねむるまち

1位『モッキンバード』
キャスリン・アースキン作、ニキリンコ訳、明石書店、2013.01
アスペルガー症候群を抱える主人公に対する、著者の温かいまなざしが感じられる作品。


2位『発電所のねむるまち』
マイケル モーパーゴ作、杉田七重訳、あかね書房、2012.11
小さな町に突如起こった原発建設計画が、美しい自然を破壊し、町の人々の心を分断する。便利さと引き換えに、人々が得たものは何だったのか、深く考えさせらる一冊。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2013読み物部門★(hanemi)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 13/11/10(日) 16:28  -------------------------------------------------------------------------
   hanemi(WYN-0036)

マルセロ・イン・ザ・リアルワールド
おいでフレック、ぼくのところに
ネコの目からのぞいたら
ローズの小さな図書館
ゾウの家にやってきた赤アリ


『マルセロ・イン・ザ・リアルワールド』(フランシスコ・X・ストーク作/千葉茂樹訳/岩波書店)
アスペルガーの男の子の話だと思ったら、父と息子の物語でもありました。この本を読んで感銘を受けた人は、ぜひ同じSTAMP BOOKSの『わたしは倒れて血を流す』も。

『おいでフレック、ぼくのところに』(エヴァ・イボットソン作/三辺律子訳/偕成社)
イボットソンの遺作。まさにザ・児童文学。気持ちのいい物語でした。

『ネコの目からのぞいたら』(シルヴァーナ・ガンドルフィ作/関口英子訳/岩波書店)
ネコとテレパシーでつながって、目を閉じると、ネコの見ている風景が見られる? ネコ好き必読の書!

『ローズの小さな図書館』(キンバリー・ウィリス・ホルト作/谷口由美子訳/徳間書店)
生活のため、年をごまかして移動図書館の運転手として働き始めたローズ。その息子、孫娘、ひ孫(男子)という、4代にわたる物語。描きすぎていないところがいい。

『ゾウの家にやってきた赤アリ』(カタリーナ・ヴァルクス作/伏見操訳/文研出版)
ゾウがアリと同居するとか、アヒルやキリンと仲よくするとか……ありえない! でも、そんな細かいことは気にならずに楽しめました。見返しの赤白の格子柄が、クロアチア代表のユニフォームみたいで可愛いです。

次点
『負けないパティシエガール』(ジョーン・バウアー作/灰島かり訳/小学館)
表紙はかわいいカップケーキのイラスト、裏表紙にはレシピ。ここ最近、文庫本(おもにラノベ)専門だった次女が、読みたい!と食いついてきました。装幀は大事です。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2013読み物部門★ (みちこ)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 13/11/12(火) 9:57  -------------------------------------------------------------------------
   みちこ(WYN-1057)

フェリックスとゼルダ その後
オズの魔法使いシリーズ
ミナの物語
モッキンバード
アフガンを生きぬく少女シリーズ


1位『フェリックスとゼルダ その後』
モーリス・グライツマン作 原田勝訳 あすなろ書房 2013.07
 フェリックスの純粋なやさしさに心を打たれながら、次々とページをめくりました。とても過酷な内容で、読んでいてつらい場面も多々あるけれど、続編(シリーズ第3巻)も絶対に読みたいと思います。

2位「オズの魔法使い」シリーズ ライマン・フランク・ボーム作 復刊ドットコム
  『完訳オズのチクタク』宮坂宏美訳 2012年10月
  『完訳オズのかかし』ないとうふみこ訳 2012年12月
 明るさが魅力のファンタジーシリーズ。戦うことの愚かさなど、大切なことも教えてくれる。オズマ姫は理想的な統治者だと思います。

3位『ミナの物語』
デイヴィッド・アーモンド作 山田順子訳 東京創元社 2012.10
 個性的で自分を曲げない強い女の子ミナの中にも、自分と同じような弱さがあることを感じ、共感しました。自分の思いを文字や文章で表現するところも好きです。

4位『モッキンバード』
キャスリン・アースキン作 ニキリンコ訳 明石書店 2013.01
 銃乱射事件がモチーフなので、かなり重い作品かと思ったけれど、主人公ケイトリンの語りに導かれてイッキ読みでした。自分にはケイトリンとの共通点が多々あると気づき、考えさせられました。

5位「アフガンを生きぬく少女」シリーズ『希望の学校―新・生きのびるために』
デボラ・エリス作 もりうちすみこ訳 さ・え・ら書房 2013.4
 過酷な状況が続くアフガニスタンに生きる少女たち女性たちの強さに、激しく心を打たれました。私は特にショーツィアが好き。作者のデボラ・エリスさんもすごい!


『スターリンの鼻が落っこちた』(ユージン・イェルチン文・絵 若林千鶴訳 岩波書店 2013.02)も入れたかったのですが、泣く泣く次点に。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2013読み物部門★ くるり  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 13/11/15(金) 13:13  -------------------------------------------------------------------------
   くるり(WYN-0005)

混沌の叫びシリーズ
マルセロ・イン・ザ・リアルワールド
さよならを待つふたりのために

1位
「混沌の叫びシリーズ」
パトリック・ネス作、金原瑞人訳、樋渡正人訳、東京創元社
『心のナイフ』2012.5
『問う者、答える者』2012.11
『人という怪物』2013.9

世界観、価値観の独自性と密度の高さ、それに負けない人物造詣や心理描写のリアリズムがとにかく圧倒的。物語としての評価は人によって大きく分かれると思うが、私には、究極の希望が見えた。

2位
『マルセロ・イン・ザ・リアルワールド』
フランシスコ・X・ストーク作、千葉茂樹訳、岩波書店、2013.3

発達障害の青年が主人公だが、他人事みたいにマルセロの成長を喜ぶだけの単純な感動物語ではない。まさに「リアルワールド」を描いていて、そこがよかった。

3位
『さよならを待つふたりのために』
ジョン・グリーン作、金原瑞人訳、竹内茜訳、岩波書店、2013.7

設定やテーマの安直さ(と敢えて言う)もすべて凌駕する主人公ふたりの魅力が、この作品のすべて。主人公ヘイゼルの生き生きした語りの翻訳が、とにかくすばらしい!

次点/番外

「孤児の物語シリーズ」
キャサリン・M・ヴァレンテ作、井辻朱美訳、東京創元社
『夜の庭園にて』2013.1
『硬貨と香料の都にて』 2013.6

個人的にはYAに入れてもいい、というか、これぞYAではないかと思う本だけど、一般書分類なので番外に。物語の力をまざまざと見せつけられる。同じ作者のYA『宝石の筏で妖精国を旅した少女』は、期間内に読み終えられず。残念。

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今年は本当に、ネスに始まりネスに終わった一年でした。1冊1冊で考えると「マルセロ」が1位なのですが、シリーズ全体だとやはり「混沌」は強かったです。

くるり@WYN-0005

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2013読み物部門★(おとむとむ)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 13/11/15(金) 13:34  -------------------------------------------------------------------------
   おとむとむ(WYN-2033)

モッキンバード
テラプト先生がいるから
沈黙の殺人者
魔法がくれた時間
天才ジョニーの秘密


1位『モッキンバード』
 (キャスリン・アースキン作/ニキ リンコ訳/明石書店/2013.01)

2位『テラプト先生がいるから』
 (ロブ・ブイエー作/西田 佳子訳/静山社/2013.07)

3位『沈黙の殺人者』
 (ダンディ・デイリー マコール作/武富 博子訳/評論社/2013.03)

4位『魔法がくれた時間』
 (トビー・フォワード作/浜田 かつこ訳/金の星社/2012.12)

5位『天才ジョニーの秘密』
 (エレナー・アップデール作/こだま ともこ/評論社/2012.11)


(代理投票)

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2013読み物部門★(ロールちゃん)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 13/11/16(土) 18:05  -------------------------------------------------------------------------
   ロールちゃん(WYN-2286)

マルセロ・イン・ザ・リアルワールド
わたしは倒れて血を流す
あたしがおうちに帰る旅
スターリンの鼻が落っこちた
天才ジョニーの秘密

1位『マルセロ・イン・ザ・リアルワールド』
フランシスコ・X.ストーク作、千葉茂樹訳、岩波書店、2013.3
マルセロが自分の殻から脱皮し、成長していく姿が興味深く、すがすがしい
読後感を味わえました。

2位『わたしは倒れて血を流す』
イェニー・ヤーゲルフェルト作、ヘレンハルメ美穂訳、岩波書店、2013.5
まずはタイトルが強烈でした。主人公の女の子の心情が丁寧に描かれていて、
一気読みしました。

3位『あたしがおうちに帰る旅』
ニコラ・デイビス作、代田亜香子訳、小学館、2013.6
「イヌ」と呼ばれて虐げられていた主人公が、動物たちとともに、自分の生まれ
た「おうち」に帰ろうと数々の冒険を繰り広げていく。読み進めながら思わず応
援したくなりました。

4位『スターリンの鼻が落っこちた』
ユージン・イェルチン作、若林千鶴訳、岩波書店、2013.2
スターリン体制が主人公の子どもの視点から語られている作品。この本を読んで
はじめて独裁政治、密告社会の悲惨な実情を知り、衝撃を受けました。

5位『天才ジョニーの秘密』
エレナー・アップデール作、こだまともこ訳、評論社、2012.11
母とふたりで暮らす少年ジョニーが貧しい生活を支えようとよからぬ方法を
実行に移していく。後半からは一気にサスペンス色を帯びて、ハラハラしっぱ
なしでした。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2013読み物部門★(ayo)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 13/11/16(土) 22:26  -------------------------------------------------------------------------
   ayo(WYN-2215)

発電所のねむるまち
モッキンバード
ミサゴのくる谷
日ざかり村に戦争がくる
いつも いつまでも いっしょに!

1位『発電所のねむるまち』
マイケル・モーパーゴ作、ピーター・ベイリー絵、杉田七重訳、あかね書房、2012.11
 原子力発電所が誘致されたまちのはなし。誘致から廃炉となったあとまで描かれる。誘致時に反対があった以外は順調に建設、運用された例を描いているが、それでもつらい。それが原発だと思い知らされる。

2位『モッキンバード』
キャスリン・アースキン作、ニキリンコ訳、明石書店、2013.01
 アスペルガー症候群の女の子が周囲を手探りで理解し、考え、問題を乗り越えようとがんばる物語。兄の命を奪った銃乱射事件という課題は重い。そんななか自分で道を見つけようと挑戦する姿勢に感動した。

3位『ミサゴのくる谷』
ジル・ルイス作、さくまゆみこ訳、評論者、2013.06
 ミサゴという鳥を軸にスコットランドの田舎の村を描いた物語。大きく動くストーリーのなかで登場人物が優しく描かれていて心温まりました。

4位『日ざかり村に戦争がくる』
フアン・ファリアス作、宇野和美訳、堀越千秋画、福音館書店、2013.9
 スペイン内戦で田舎の村の日常がどんなことになってしまったかが、淡々と綴られている。逃げ場のない感じが読んでいて息苦しいほどだった。

5位『いつも いつまでも いっしょに! ポレケのしゃかりき思春期』
フース・コイヤー作、野坂悦子訳、福音館書店、2012.10
 アムステルダムが舞台。11歳の女の子から視点で描かれている。ママと担任の先生の恋愛、ボーイフレンドがイスラム教徒、パパがマリファナの取引で留置所へ…など、日本とはまるでちがう悩みが興味深かったです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2013読み物部門★(BUN)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 13/11/17(日) 9:04  -------------------------------------------------------------------------
   BUN(WYN-0003)

マルセロ・イン・ザ・リアルワールド
モッキンバード
ジャコのお菓子な学校
暗やみの中のきらめき
見習い幻獣学者ナサニエル・フラッドの冒険シリーズ

1位 『マルセロ・イン・ザ・リアルワールド』
フランシスコ・X・ストーク作/千葉茂樹訳/岩波書店/ 2013年3月23日
ふだん、わかったふりをしてやりすごしていることの意味を、マルセロは真正面からひとつずつ問い直していく。その過程で摩擦も生まれれば、真実も掘り起こされる。つらい目にも遭えば、おかしみも生じる。そのすべてがすばらしい。

2位 『モッキンバード』
キャスリン・アースキン作/ニキ リンコ訳/明石書店/2013年1月30日
主人公のケイトリンは、マルセロと同じアスペルガー症候群。しかも大好きな兄を銃乱射事件で亡くし、父親もショックから立ち直れていない。重たい要素を正面から扱いながらもただようそこはかとないユーモアと、温かなラストが印象に残った。

3位 『ジャコのお菓子な学校』
ラッシェル・オスファテール/ダニエル遠藤 みのり訳/文研出版/2012年12月
読書感想文コンテスト課題図書。運動も勉強も苦手なジャコだけど、お菓子作りは大好き。自分で興味を持ってレシピを書き写したり、材料の分量を計算したりするうちに、勉強までできるようになっていく。「好きこそものの上手なれ」をいやみなく、とびきり楽しく描いた物語。

4位 『暗やみの中のきらめき』 
マイヤリーサ・ディークマン/古市 真由美訳/汐文社/2013年04月
「点字」という意味の「ブライユ」が人の名前であることは知っていたけれど、最初に考案したのが、まだ少年のころだったとは知らなかった。すごい。現代の少年であるフィンランドのレオが、ブライユのことを学ぶという設定で、両者の話が交互に進んでいく。物語としても伝記としてもよくできている。

5位 「見習い幻獣学者ナサニエル・フラッドの冒険」シリーズ『1 フェニックスのたまご』
両親が失踪して、おばさんの元に預けられたら、そのおばさんが冒険家で……というまっとうな冒険物のかたちをしているんだけど、ナサニエルくんがかいがいしくフェニックスのたまごの世話を焼くあたりは、とてもこまやかでまるでペットものを読んでいるみたい。手にわたりさえすれば、男の子も女の子も楽しめる物語。


STAMP BOOKSの他の作品と、汐文社の叢書の他の作品が読めなかったのが心残り。
でも大人向けや和書も含めて例年より少しがんばったかな。来年はもう少し読みたいです。

 ☆BUN(WYN-0003)☆


(代理投票)

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2013読み物部門★(ゆま)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 13/11/17(日) 10:24  -------------------------------------------------------------------------
   ゆま(WYN-1032)

ローズの小さな図書館
日ざかり村に戦争がくる
母さんがこわれた夏


1位 ローズの小さな図書館
 キンバリー・ウィリス・ホルト作 谷口由美子訳 徳間書店 2013.07
 (コメント)苦難に見舞われても、前向きに生きるローズにとても共感。愛する家族の支えがあり、夢を見失わなければ、どんなに回り道をしても夢は叶うということをあらためて感じることができた。
   

2位 日ざかり村に戦争がくる
 フアン・ファリアス作 宇野和美訳 福音館書店 2013.09
 (コメント)静かに忍び寄ってくるような戦争の恐ろしさを、ひしひしと感じた。戦争が残すものは悲しみだけだと、物語の強いメッセージを感じた。

3位 母さんがこわれた夏
 マリャレーナ・レムケ作 松永美穂訳 徳間書店 2013.04
 (コメント)心を病む母親を支えようとする子どもたちが健気。家族みんなが笑顔で暮らせれば幸せなのだなあと心から思う。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2013読み物部門★(shoko)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 13/11/17(日) 11:48  -------------------------------------------------------------------------
   shoko(WYN-1042)

マルセロ・イン・ザ・リアルワールド
負けないパティシエガール
さよならを待つふたりのために
モッキンバード


1位
『マルセロ・イン・ザ・リアルワールド』(フランシスコ・X・ストーク作/千葉茂樹訳/岩波書店/2013.3)
世間の波にさらされて傷つき悩みながらも成長していくマルセロの成長がうれしい。読後すがすがしい気持ちになれる作品。


2位
『負けないパティシエガール』(ジョーン・バウアー作/灰島かり訳/小学館/2013.6)
文字が読めないという困難を持つフォスターは、新しい街で、得意なお菓子作りを通じて少しずつ前に進んでいく。前作もよかったが、こちらも読んで元気になれる。


3位
『さよならを待つふたりのために』(ジョン・グリーン作/金原瑞人・竹内茜訳/岩波書店/2013.7)
甲状腺がんから肺を患うようになった16歳のヘイゼルが、骨肉腫で片足を失ったオーガスタスと出会い、恋に落ちる。ひりひりとした痛みを感じながら、休み休み読んだ。
美しくて、悲しくて、それでも、すがすがしいところがよかった。


4位
『モッキンバード』(キャスリン・アースキン作/ニキリンコ訳/明石書店/2013.01)
中学校で起きた銃乱射事件で兄をなくしたケイトリンは、アスペルガー症候群を持っているせいで、人の気持ちを読み取ることが難しい。兄をなくした悲しみを自分なりに消化し、乗り越えていく様が愛しく感じられた。翻訳もさすがだと感心した。


今年は、該当時期の作品も、それ以外の作品も、なぜかあまり本が読めていないことに気がつきました。
もっとたくさん読まなくちゃと反省です。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2013読み物部門★(MOMO)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 13/11/17(日) 12:18  -------------------------------------------------------------------------
   MOMO(WYN-1013)

モッキンバード
ミナの物語
沈黙の殺人者
サンドラ、またはエスのバラード
負けないパティシエガール

1位 『モッキンバード』
   キャスリン・アースキン作/ニキリンコ訳/明石書店
   主人公の少女ケイトリンの変わった言動のすべてに、彼女なりの理由があります。作品のテーマは重いけれど、とても胸に響く素晴らしい作品でした。

2位 『ミナの物語』
   デイヴィッド・アーモンド作/山田順子訳/東京創元社
   ミナの自由でのびやかで澄んだ心。ずっとずっと失わないでと思いながら読みました。

3位 『沈黙の殺人者』
   ダンディ・デイリー マコール作/武富博子訳/評論社
   妹のホープが兄の無実を信じて必死に戦う姿に胸を打たれました。ハラハラドキドキのストーリ展開と、驚きの結末も読み応えあり!

4位 『サンドラ、またはエスのバラード』
   カンニ・メッレル作/菱木晃子訳/新宿書房
   時代を超え、年齢を超えて紡がれる心の交流が胸にしみました。じっくり味わいたい作品。

5位 『負けないパティシエガール』
   ジョーン・バウアー作/灰島かり訳/小学館
   ちょっと元気がないときにこれを読んだら、きっと心が温まる。そしてカップケーキが食べたくなる!

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2013読み物部門★(ぎねびあ)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 13/11/17(日) 16:45  -------------------------------------------------------------------------
   ぎねびあ(WYN-1045)


おいでフレック、ぼくのところに
発電所のねむるまち
オズの魔法使いシリーズ


1位
『おいでフレック、ぼくのところに』
 エヴァ・イボットソン作、三辺律子訳、偕成社、2013年9月

 まさかあのイボットソンが、普通に子犬と少年のお涙頂戴物語を書くなんてことは……と、タイトルに若干の不安を覚えたが、心配ご無用のイボットソンワールド全開だった。もう彼女の作品が新しく生みだされることがないなんて……イボットソンよ、永遠に。

2位
『発電所のねむるまち』
 マイケル・モーパーゴ作、杉田七重訳、あかね書房、2012年11月

 モーパーゴお得意の回想もの。そしてその回想の行き着く先はおそらく……と、今この時代に読みたい気持ちにさせるための、あえてのネタバレ邦題か。これは過去であり、現実であり、未来でもある。美しい文章が、事態の深刻さを浮き彫りにする。

3位
「オズの魔法使いシリーズ」
 ライマン・フランク・ボーム作、
 宮坂宏美・ないとうふみこ・田中亜希子訳
 復刊ドットコム 2012年10月〜

『オズのチクタク』宮坂宏美訳、2012年10月
『オズのかかし』ないとうふみこ訳、2012年12月
『オズのリンキティンク』田中亜希子訳、2013年1月
『オズの消えた姫』宮坂宏美訳、2013年3月
『オズのブリキのきこり』ないとうふみこ訳、2013年5月
『オズの魔法』田中亜希子訳、2013年7月

 次から次へと作者ボームの頭から生まれでるキャタクターやお話の豊かさといったら。日本で昔話が愛されているように、アメリカという新しい国でだれもが愛するおはなしの地位を確立したシリーズが、再びこうして訳されているのはとても喜ばしい。


 期間内ギリギリの出版でハンディありありのイボットソン、もっと早く読んで選挙運動をすればよかったと大反省(笑)。
 2位はずいぶん前に読んだのだけど、感想をまとめてあったのでなんとか投票できました。やっててよかった読書メーター。

 とはいえ、5位までつけられるほど読んでいなかったことを大反省。
 でも、1位には1位の、2位には2位の、3位には3位の価値があると信じて投票します。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2013読み物部門★(おちゃわん)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 13/11/17(日) 20:44  -------------------------------------------------------------------------
   おちゃわん(WYN-1054)

日ざかり村に戦争がくる
おいでフレック、ぼくのところに
沈黙の殺人者
マルセロ・イン・ザ・リアルワールド
ローズの小さな図書館

1位『日ざかり村に戦争がくる』
 フアン・ファリアス作、宇野和美訳、堀越千秋画、福音館書店、2013.9
 戦争は文句なしに怖い。改めて考えさせられました。

2位『おいでフレック、ぼくのところに』
 エヴァ・イボットソン、訳:三辺律子、偕成社、2013.9
 イボットソンの遺作。わんちゃんと子どもたちの関係がとてもすてきなお話だった。

3位『沈黙の殺人者』
ダンディ・デイリー マコール作/武富 博子訳/評論社/2013.03
 最後の歌声のすばらしさ。聞こえてくるようだった。すべてこのためにあったのではないかと思う。

4位『マルセロ・イン・ザ・リアルワールド』
 フランシスコ・X・ストーク作、千葉茂樹訳、岩波書店、2013.3
 障害を持ちながらも、自分なりに考え、新しい世界に飛び出していく主人公がとても清々しかった。

5位『ローズの小さな図書館』
キンバリー・ウィリス・ホルト作、谷口由美子訳、徳間書店 2013.07
 図書館と本と読書する体験をもとに、家族の営みと生き様が世代を超えて描かれ、とてもすばらしいかった。


*次点* ほんとは順位つけ難く、どれもおもしろくてお話の世界をたっぶり味わいました。
「魔使いシリーズ」「アラルエン戦記シリーズ」「ふしぎな八つのおとぎばなし」「サリー・ジョーンズの伝説 あるゴリラの数奇な運命」「語りつぐ者」「負けないパティシエガール」

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2013読み物部門★(ちゃぴ)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 13/11/17(日) 20:47  -------------------------------------------------------------------------
   ちゃぴ(WYN-1026)

マルセロ・イン・ザ・リアルワールド
ペーパータウン
アリブランディを探して
負けないパティシエガール
語りつぐ者

1位『マルセロ・イン・ザ・リアルワールド』
フランシスコ・X・ストーク作 千葉茂樹訳 岩波書店 2013.3
 マルセロの真面目な考え方が好き。本を通して彼と話すのが楽しかった。

2位『ペーパータウン』
ジョン・グリーン作 金原瑞人訳 岩波書店 2013.1
 無鉄砲で、純粋で、繊細。青春っていいなあ。主人公と仲間は、高校生の息子たちを見ているようだった。

3位『アリブランディを探して』
メリーナ・マーケッタ作 神戸万知訳 岩波書店 2013.
 自分の縛りをといて自分自身をみつけていくヒロインが魅力的。彼女の恋にドキドキ。

4位『負けないパティシエガール』
ジョーン・バウアー作 灰島かり訳 小学館 2013.6
 なにがあったって、前向きに頑張ろう。元気をもらった。

5位『語りつぐ者』
パトリシア・ライリー・ギフ作 もりうち すみこ訳 さ・え・ら書房 2013.4
 アメリカ独立戦争のさなか、不安と恐怖の日々に、強い意思を持って立ち向かっていくズィーに感動した。


 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2013読み物部門★(Chicoco)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 13/11/17(日) 21:15  -------------------------------------------------------------------------
   Chicoco(WYN-0007)

マルセロ・イン・ザ・リアルワールド
ジュディ・モードとなかまたちシリーズ


1位 マルセロ・イン・ザ・リアルワールド(フランシスコ・X・ストーク作/千葉茂樹訳/岩波書店)

2位 ジュディ・モード、大学にいく!/ジュディ・モード、探偵になる!(メーガン・マクドナルド著/ピーター・レイノルズ絵/宮坂宏美訳/小峰書店)


(代理投票)

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2013読み物部門★(たろたろ)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 13/11/17(日) 21:43  -------------------------------------------------------------------------
   たろたろ(WYN-1055)

さよならを待つふたりのために
車いすで世界一周
両手を奪われても


1位
『さよならを待つふたりのために』(ジョン・グリーン作/金原瑞人・竹内茜訳/岩波書店/2013.7)
 青春真っ只中の恋愛物語。お互いを思い懸命に生きる姿が痛いほど心を打つ。
一瞬一瞬の大切な時を精いっぱい生きる姿とそれを見守る家族の思いがきめ細やかに描かれている。

2位
『車いすで世界一周 リックハンセンのお話』
(エインズリ―・マンソン作/杉本詠美訳/たしろちさと絵/汐文社/2013.3) 
 不慮の事故で半身不随となったリック・ハンセンのノンフィクション。
どんな困難にも屈することなく前を向いて一歩でも先へと進んでいく優しさと
力強さにあふれた作品。

3位
『両手を奪われても シエラレオネの少女マリアトゥ』
(マリアトゥ・カマラ著/スーザン・マクリ―ランド著/村上利佳訳/汐文社/2012.12)
 少女マリアトゥは内線によって難民となる。それは過酷なものだった。
彼女が見た人の心の中にある光と闇。それでもマリアトゥは全てを乗り越え未来を語った。
心美しい女性のノンフィクション。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2013読み物部門★(モリー)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 13/11/17(日) 22:28  -------------------------------------------------------------------------
   モリー(WYN-1059)

モッキンバード
テラプト先生がいるから
マルセロ・イン・ザ・リアルワールド
嵐にいななく
日ざかり村に戦争がくる


1位『モッキンバード』
キャスリン・アースキン作、ニキリンコ訳、明石書店、2013.1
ケイトリンはアスペルガー症候群。主人公の理屈っぽさ、とめどもなく思考が展開していく様子が訳文からも伝わってくるすごい物語だった。

2位『テラプト先生がいるから』
ロブ・ブイエー作、西田佳子訳、静山社、2013.7
個性豊かな5年生7人の視点で語られ、それぞれの気持ちに寄り添って読める。先生に対する思いや、事故後の子どもたちの心の成長に泣けた。

3位『マルセロ・イン・ザ・リアルワールド』
フランシスコ・X.ストーク作、千葉茂樹訳、岩波書店、2013.3
マルセロの心情がとても丁寧に描かれていて、読み応えたっぷり。

4位『嵐にいななく』
L.S.マシューズ作、三辺律子訳、小学館、2013.3
舞台設定の謎や主人公の抱える問題など、読ませる仕掛けがたっぷり。最後の最後で驚愕と納得を味わった。

5位『日ざかり村に戦争がくる』
フアン・ファリアス作、宇野和美訳、堀越千秋画、福音館書店、2013.9
戦争が忍び寄って来る様子を淡々と描いた作品。最後の作者の気持ちが込められた1文に、戦争がもたらすやるせない思いがにじむ。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2013読み物部門★(コアラン)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 13/11/17(日) 22:51  -------------------------------------------------------------------------
   コアラン(WYN−1053)

混沌の叫びシリーズ
沈黙の殺人者
おいでフレック、ぼくのところに
モッキンバード


1位
「混沌の叫びシリーズ」『問う者、答える者』2012.11
パトリック・ネス作/金原瑞人・樋渡正人訳/東京創元社
読んでいて苦しくなりました。でも3巻も読まなければと思っています。

2位
『沈黙の殺人者』2013.03
ダンディ・デイリー マコール作/武富 博子訳/評論社
すごくハラハラしました。そして心にぐっときました。

3位
『おいでフレック、ぼくのところに』2013.09
エヴァ・イボットソン作/三辺律子訳/偕成社
犬がすきな子どもに読んでほしいな、と思います。

4位
『モッキンバード』2013.01
キャスリン・アースキン作/ニキリンコ訳/明石書店
主人公の気持ちがすごく伝わってきて、心に残る作品でした。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2013読み物部門★(あんこ)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 13/11/17(日) 23:53  -------------------------------------------------------------------------
   あんこ(WYN-1048)

発電所のねむるまち

1位 『発電所のねむるまち』 
マイケル・モーパーゴ作 ピーター・ベイリー絵 杉田七重訳/あかね書房/978-4-251-07304-4/2012.11
子ども時代の思い出の残る町を再訪した作者は、原発建設で変わり果てたふるさとを目にする……。人間のおろかさを糾弾する本。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2013読み物部門★(からくっこ)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 13/11/18(月) 0:21  -------------------------------------------------------------------------
   からくっこ(WYN-1050)

混沌の叫びシリーズ

1位
「混沌の叫びシリーズ」
『問う者、答える者』
パトリック・ネス作/金原瑞人・樋渡正人訳/東京創元社/2012.11
読むのに体力と覚悟がいるシリーズ、気軽にどうぞとはとても言えないけれど、絶対に手に取る価値のあるすごい作品。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2013読み物部門★(ワラビ)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 13/11/18(月) 0:30  -------------------------------------------------------------------------
   ワラビ(wyn-1001)

マルセロ・イン・ザ・リアルワールド
混沌の叫びシリーズ
負けないパティシエガール
モッキンバード
さよならを待つふたりのために

1位
『マルセロ・イン・ザ・リアルワールド』
 フランシスコ・X.ストーク作、千葉茂樹訳、岩波書店、2013.03

2位
「混沌の叫びシリーズ」
『問う者、答える者』(上・下)2012.11
『人という怪物』(上のみ)2013.9
 パトリック・ネス作/金原瑞人・樋渡正人訳/東京創元社

3位『負けないパティシエガール』
 ジョーン・バウアー作 灰島かり訳 小学館 2013.06

4位
『モッキンバード』
 キャスリン・アースキン作/ニキリンコ訳/明石書店/2013.01

5位
『さよならを待つふたりのために』
 ジョン・グリーン作/金原瑞人・竹内茜訳/岩波書店/2013.7

遅刻ですみません。こんな状況なので、一言感想もなしでいかせてください。
このあと、他部門も投票します。

ワラビ

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2013読み物部門★(NON)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 13/11/18(月) 5:11  -------------------------------------------------------------------------
   NON(0019)

マルセロ・イン・ザ・リアルワールド


1位『マルセロ・イン・ザ・リアルワールド』
 フランシスコ・X・ストーク作、千葉茂樹訳、岩波書店、2013.3


クールな映画をみたあとのような読後感で、目を閉じてしばし暗い映画館に座っている気分にひたりました。


締め切り後の投票、もうしわけありません。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2013読み物部門★(モーモー)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 13/11/18(月) 8:58  -------------------------------------------------------------------------
   モーモー(WYN-2271)

モッキンバード
アリブランディを探して
マルセロ・イン・ザ・リアルワールド
ローズの小さな図書館

1位『モッキンバード』
 キャスリン・アースキン作、ニキリンコ訳、明石書店、2013.1

2位『アリブランディを探して』
  メリーナ・マーケッタ作、神戸万知訳、岩波書店、2013.1

3位『マルセロ・イン・ザ・リアルワールド』
 フランシスコ・X・ストーク作、千葉茂樹訳、岩波書店、2013.3

4位『ローズの小さな図書館』


ギリギリどころか、締切も過ぎて、コメントもなしですみません!!
よろしくお願いします。

モーモー

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2013読み物部門★(りり)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 13/11/18(月) 9:43  -------------------------------------------------------------------------
   りり(WYN-1006)

かなりの遅刻ですみません。今年も2部門のみとなりました。

マルセロ・イン・ザ・リアルワールド
沈黙の殺人者
母さんがこわれた夏
モッキンバード
ミナの物語

1位『マルセロ・イン・ザ・リアルワールド』
フランシスコ・X・ストーク作、千葉茂樹訳、岩波書店、2013.03

『夜中に犬に起こった奇妙な事件』をちょっと思いださせる本。こちらのほうがよりリアルな感じはします。

2位『沈黙の殺人者』
ダンディ・デイリー マコール作、武富博子訳、評論社、2013.03

なんとなく犯人が見えてくるとちょっと苦しい気分で、そうでないといいのにな〜と思いつつ。ミステリとして読むよりも、いっぷう変わった兄妹の物語として読んだほうがいいですね。

3位『母さんがこわれた夏』
マリャレーナ・レムケ作、松永美穂訳、徳間書店、2013.04

切なさのなかに希望が見えてくるあたりが、とてもいいです。

4位『モッキンバード』
キャスリン・アースキン作、ニキリンコ訳、明石書店、2013.01

近年、世間で取り上げられることが増えた、発達障害や病気。児童書(YA)にもそういうテーマが多くなりました。1〜4位はどれもそんな話になってしまった……。理解を広めるために、それはいいことではあるけれど。うーん、考えがまとまりません。


5位『ミナの物語』
デイヴィッド・アーモンド作、山田順子訳、東京創元社、2012.10

ちょっと期待が大きすぎたかな? 姉妹編にあたる『肩胛骨〜』のほうが好みでした。でも、相変わらず細やかに紡ぎ出された物語はすばらしい。装幀も素敵。




 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2013読み物部門★(くらら)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 13/11/19(火) 9:14  -------------------------------------------------------------------------
   くらら(WYN-1046)

マルセロ・イン・ザ・リアルワールド
モッキンバード

1位『マルセロ・イン・ザ・リアルワールド』
 フランシスコ・X・ストーク作、千葉茂樹訳、岩波書店、2013.3
 ごまかさずにていねいに自分の心と向き合うのは大変だけれど価値のあることなのだと
マルセロに教わった気がします。

2位『モッキンバード』
 キャスリン・アースキン作、ニキリンコ訳、明石書店、2013.1
 一人称の主人公と同じアスペルガー症候群だという訳者の訳に説得力を感じました。


(代理投票)

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2013読み物部門★(あぐりんこ)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 13/11/19(火) 9:16  -------------------------------------------------------------------------
   あぐりんこ(WYN-2218)


マルセロ・イン・ザ・リアルワールド
あたしがおうちに帰る旅
アリブランディを探して
砂の上のイルカ
サリージョーンズの伝説

題名だけの投票とさせていただきます。


(代理投票)

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2013読み物部門★(anya)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 13/11/19(火) 9:22  -------------------------------------------------------------------------
   anya(WYN-1049)

マルセロ・イン・ザ・リアルワールド
モッキンバード
さよならを待つふたりのために
ミナの物語

1位『マルセロ・イン・ザ・リアルワールド』
フランシスコ・X・ストーク作 千葉茂樹訳 岩波書店 2013.3

2位『モッキンバード』
キャスリン・アースキン作 ニキリンコ訳 明石書店 2013.1

3位『さよならを待つふたりのために』
ジョン・グリーン作 金原瑞人訳 竹内茜訳 岩波書店 2013.7

4位『ミナの物語』
デイヴィッド・アーモンド作 山田順子訳 東京創元社 2012.10


(代理投票)

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