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 ▼★2011読み物部門★  管理人 11/10/31(月) 9:23
   ┣Re:★2011読み物部門★(林檎)  やまねこ会員 11/11/9(水) 11:06
   ┣Re:★2011読み物部門★(キジトラ)  やまねこ会員 11/11/10(木) 23:33
   ┣Re:★2011読み物部門★(みちこ)  やまねこ会員 11/11/11(金) 10:09
   ┣Re:★2011読み物部門★(hanemi)  やまねこ会員 11/11/12(土) 14:19
   ┣Re:★2011読み物部門★(SUGO)  やまねこ会員 11/11/12(土) 15:03
   ┣Re:★2011読み物部門★(コアラン)  やまねこ会員 11/11/13(日) 10:44
   ┣Re:★2011読み物部門★(ゆま)  やまねこ会員 11/11/13(日) 20:16
   ┣Re:★2011読み物部門★(さかな)  やまねこ会員 11/11/14(月) 14:19
   ┣Re:★2011読み物部門★(カコ)  やまねこ会員 11/11/14(月) 16:11
   ┣Re:★2011読み物部門★(蒼子)  やまねこ会員 11/11/14(月) 17:06
   ┣Re:★2011読み物部門★(MOMO)  やまねこ会員 11/11/14(月) 17:13
   ┣Re:★2011読み物部門★(ちゃぴ)  やまねこ会員 11/11/15(火) 15:40
   ┣Re:★2011読み物部門★(ワラビ)  やまねこ会員 11/11/15(火) 17:17
   ┣(=^_^=)  やまねこ会員 11/11/15(火) 20:22
   ┃  ┗(=^_^=)  やまねこ会員 11/11/16(水) 5:13
   ┣Re:★2011読み物部門★(おとむとむ)  やまねこ会員 11/11/15(火) 21:49
   ┣Re:★2011読み物部門★(asayaka)  やまねこ会員 11/11/15(火) 21:53
   ┣Re:★2011読み物部門★(みーこ)  やまねこ会員 11/11/15(火) 22:43
   ┣Re:★2011読み物部門★(モリー)  やまねこ会員 11/11/15(火) 22:50
   ┣Re:★2011読み物部門★(からくっこ)  やまねこ会員 11/11/15(火) 23:48
   ┣Re:★2011読み物部門★(ゆずみ)  やまねこ会員 11/11/16(水) 0:00
   ┣Re:★2011読み物部門★(ぎねびあ)  やまねこ会員 11/11/16(水) 0:00
   ┣Re:★2011読み物部門★(Mar)  やまねこ会員 11/11/16(水) 0:01
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   ┣Re:★2011読み物部門★(りり)  やまねこ会員 11/11/16(水) 1:17
   ┣Re:★2011読み物部門★(shoko)  やまねこ会員 11/11/16(水) 5:18
   ┗Re:★2011読み物部門★(タイ)  やまねこ会員 11/11/16(水) 6:59

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 ■題名 : ★2011読み物部門★
 ■名前 : 管理人
 ■日付 : 11/10/31(月) 9:23
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   投票開始は、11月1日です。

日付が変わったら、投票していただいてかまいません。

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こちらは★読み物部門★です。

読み物部門の投票は、この発言に返信する形でお願いします。

題名の後ろにハンドルを、   
  → Re:★2011読み物部門★(しろねこ) 
内容の最初に、ハンドルと会員番号をお忘れなく。


投票フォーム ★読み物部門★

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ハンドル(WYN-****)

<前半:タイトルまたはシリーズ名のみ> 

(1位から順番にタイトル、またはシリーズ名のみ書き出してください。 
 エクセル処理のため、『 』や副題は書かないでください。 
 シリーズものは、1つにまとめて、投票してください。 
 シリーズものに投票される場合は、わかる範囲でシリーズ名で投票してください。  
 5位まで全部書かなくてもかまいません)


タイトルまたはシリーズ名のみ

タイトルまたはシリーズ名のみ

タイトルまたはシリーズ名のみ

タイトルまたはシリーズ名のみ

タイトルまたはシリーズ名のみ


<後半:書誌情報とコメント> 

(順位・『タイトル』・書誌情報・コメントをお願いします。 
 前半の順番と同じになるよう、最後にご確認ください)

1位 シリーズ名、タイトル、副題と書誌情報 
  (コメント)

2位 シリーズ名、タイトル、副題と書誌情報  
  (コメント)

3位 シリーズ名、タイトル、副題と書誌情報  
  (コメント)

4位 シリーズ名、タイトル、副題と書誌情報   
  (コメント)

5位 シリーズ名、タイトル、副題と書誌情報  
  (コメント)

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管理人

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2011読み物部門★(林檎)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 11/11/9(水) 11:06  -------------------------------------------------------------------------
   林檎(WYN-2180)

わたしの世界一ひどいパパ 

1位 わたしの世界一ひどいパパ
クリス・ドネール作、アレックス・サンデール画、堀内紅子訳、
福音館書店、2010年11月

衝撃的なまでに過酷なテーマを扱った作品。
表題作は、特にびっくり。お父さんの身勝手さに、もやもやした気持ちになりましたが、それ以上に
主人公のけなげな姿が印象的で、切なくて鼻がつんとしました。
イラストも、不条理な世界観も、丁寧に丁寧につくりこまれたパーフェクトな訳文も、
全て素晴らしく、最後まで一気読みさせられました。


(代理投票)

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2011読み物部門★(キジトラ)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 11/11/10(木) 23:33  -------------------------------------------------------------------------
   キジトラ(WYN-2259)

ハティのはてしない空
闇のダイヤモンド
きみに出会うとき
エアーマン
スカーレット

1位『ハティのはてしない空』
 カービー・ラーソン作 杉田七重訳 鈴木出版 2011.7
自らの土地を得るために開墾にとりくむ16歳の少女のたくましさと、隣人との助け合いが感動的。また、敵国出身者を排斥する愛国キャンペーンの怖ろしさは現代のわたしたちにも無関係でなく、意義深い作品だと感じました。

2位『闇のダイヤモンド』
 キャロライン・B. クーニー作 武富博子訳 評論社 2011.3
アメリカの普通の子どもと、複雑な事情を抱えたアフリカ難民が同居し、しだいに共感していきます。他者の境遇に思いを寄せる想像力の大切さが胸にしみました。

3位『きみに出会うとき』
 レベッカ・ステッド作 ないとうふみこ訳 東京創元社 2011.4
巧みな構成で読ませるミステリー。主人公の少女に現実味があり、成長物語としても秀逸です。

4位『エアーマン』
 オーエン・コルファー作 茅野美ど里 訳 偕成社 2011.7
19世紀後半の飛行機開発を軸とした意欲作。暴力や狂気など、人間の暗部を強調しすぎているように感じたものの、頭脳プレーのあざやかさは見事! 

5位『スカーレット わるいのはいつもわたし?』
 キャシー・キャシディー作 もりうちすみこ訳 偕成社 2011.5
家庭崩壊により傷ついた「問題児」が、新たに絆を手に入れるまでのお話。激しくぶつかりあう主人公と家族の姿が痛々しく、何度も涙が出ました。

初投票です。やまねこで紹介のあった作品を中心に、10月から新刊を続けざまに読みました。こんなに集中して児童文学ばかり読んだのは初めてかも!

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2011読み物部門★(みちこ)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 11/11/11(金) 10:09  -------------------------------------------------------------------------
   みちこ(WYN-1057)

ボグ・チャイルド
太陽のくに
フライ・ハイ
忘れないよリトル・ジョッシュ
闇のダイヤモンド


1位
『ボグ・チャイルド』
シヴォーン・ダウド作 千葉茂樹訳 ゴブリン書房 2011年1月
 500ページ近い長編ですが、北アイルランドの風景を想像しながらどんどん読み進みました。主人公のファーガス、かっこいいです。

2位
『太陽のくに』
エヴァ・アスムセン作 枇谷玲子訳 金の星社 2010年12月
 生まれてすぐデンマークに里子に出された少年が、母国への旅行中大地震に遭い、家族と離ればなれに。最後のほうで、作者のメッセージががんがん伝わってきました。

3位
『フライ・ハイ』
ポーリン・フィスク作 代田亜香子訳 あかね書房 2011年3月
 去年原書部門に投票した作品の邦訳。重いテーマの中のユーモアが魅力です。

4位
『忘れないよリトル・ジョッシュ』
マイケル・モーパーゴ作 渋谷 弘子訳 文研出版 2010年12月
 口蹄疫被害に直面した農家の物語。口蹄疫の厳しく悲しい現実がよくわかりました。そして希望も感じさせてくれます。

5位
『闇のダイヤモンド』
キャロライン・B・クーニー作 武富博子訳 評論社 2011年4月
 初めはちょっとこわいかなと思ったけれど、愛にあふれる話でした。


順位をつけるのにかなり悩みました〜。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2011読み物部門★(hanemi)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 11/11/12(土) 14:19  -------------------------------------------------------------------------
   hanemi(WYN-0036)

ダーウィンと出会った夏
きみに出会うとき
ウィッシュ

1位 『ダーウィンと出会った夏』
ジャクリーン・ケリー作、斎藤倫子訳、ほるぷ出版
19世紀の終わりのアメリカ南部という舞台設定が、「ほんとうにやりたいこと」と「女性としてあるべき姿」の中で葛藤するキャルパーニアの心情を際立たせている。家事そのものに喜びを感じられないわたしは、キャルパーニアに親近感をおぼえた。
(読んだ直後に書いた感想を改めて読んでみて、朝ドラ「カーネーション」にも通じる話だと感じました。)

2位 『きみに出会うとき』
レベッカ・ステッド作、ないとうふみこ訳、東京創元社
読み終えると、また最初から読み返したくなる。登場人物の中で一番印象に残ったのは、ジュリア。ジュリアのこれからの物語を想像して、心が温かくなった。

3位 『ウィッシュ』
フェリーチェ・アリーナ作 横山和江訳 講談社
ジャックはいいやつだな〜と思いながらも、セブの弟アレックスの抱えているものの
重さも、考えさせられました。


hanemi

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2011読み物部門★(SUGO)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 11/11/12(土) 15:03  -------------------------------------------------------------------------
   SUGO WYN-1012

きみ、ひとりじゃない
スカーレット 
ハティのはてしない空
シカゴよりとんでもない町
彼女のためにぼくができること

1位
『きみ、ひとりじゃない』
デボラ・エリス作 もりうちすみこ訳 さ・え・ら書房 2011年4月
 ダントツ1位です。故郷に住めなくなった少年少女たちが命がけでドーバー海峡を渡る緊張感、主人公の少年がペニーレインを目指した理由が明かされるラストまで胸にせまってきます。本を読んで久しぶりに涙しました。

2位
『スカーレット わるいのはいつもわたし?』
キャシー・キャシディー作 もりうちすみこ訳 偕成社 2011年6月
 両親の離婚で荒れ、やり場のない怒りを抱えるスカーレットが、母親の命令で父親の再婚家庭に送り込まれ……さまざまな悩みを抱える少女を応援してくれる作者だと思います。

3位
『ハティのはてしない空』
カービー・ラーソン作 杉田七重訳 鈴木出版 2011年7月
 両親のいない16歳のハティが、会ったこともないおじの遺言により、自分の土地を手に入れようと奮闘する20世紀初頭の物語。モンタナの冬の厳しさ、しゃく熱の夏を乗り越えるハティのたくましさに感心したり、住人たちとの人情物語にほろりとさせられたりしました。

4位
『シカゴよりとんでもない町』
リチャード・ペック作 斎藤倫子訳 東京創元社 2010年11月
 ダウデルおばあちゃんの痛快豪快な物語、第三弾! 前2作からだいぶ間があきましたが、ほんと楽しいです。まだ読んだことのない方にぜひおススメしたいシリーズ。

5位
『彼女のためにぼくができること』
クリス・クラッチャー作 西田登訳 あかね書房 2011年2月
 親友のサラ・バーンズのために、あえて太った体形を維持しようとするエリック。ヘビーなテーマで心のつらい部分をえぐりだすような感覚は苦しいですが、必ず助けになってくれる大人がいるのが心強いです。


次点は『闇のダイヤモンド 』です。久しぶりに翻訳ミステリを読みましたが、ぐいぐい引き込まれました! 『きみに出会うとき』『クロティの秘密の日記』も、とてもよかったです〜

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2011読み物部門★(コアラン)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 11/11/13(日) 10:44  -------------------------------------------------------------------------
   コアラン(WYN-1053)

千年の森をこえて

彼女のためにぼくができること

きみに出会うとき

ボグ・チャイルド

きみ、ひとりじゃない


1位 『千年の森をこえて』
キャシー・アッペルト著 デイビッド・スモール絵 片岡しのぶ訳 あすなろ書房 (2011/5/25)
現在と過去を行ったり来たりしながら進む壮大な物語。原書でも読んだのですが、邦訳もとてもよかったです。美しくて詩的な文章を味わって読みました。

2位 『彼女のためにぼくができること』
クリス・クラッチャー作 西田登訳 あかね書房 (2011)
メルマガにレビューを書かせていただいた、思い出深い作品です。重い話ですが、エリックとサラ・バーンズのどこまでも熱い友情にパワーをもらいました。

3位 『きみに出会うとき』
レベッカ・ステッド作 ないとうふみこ訳 東京創元社 (2011)
読み出したら止められなくて一気読み。面白かった〜と満足感いっぱいで本を置きました。小4の息子も一気読みしていました。

4位 『ボグ・チャイルド』
シヴォーン・ダウド著 千葉茂樹訳 ゴブリン書房 (2011/01)
政治的な問題を絡めながら、ひとりの若者の恋、友情、進路問題、家族への愛まで、いろいろなことが詰め込まれている、読み応えたっぷりの1冊です。

5位 『きみ、ひとりじゃない』
デボラ・エリス著 もりうちすみこ訳 さえら書房 (2011/04)
不法移民とならざるをえなかった人々の事情というものを考えさせられました。日本に住んでいる子どもにとって遠い話を、このように届けることができるって、物語の力だなぁと思います。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2011読み物部門★(ゆま)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 11/11/13(日) 20:16  -------------------------------------------------------------------------
   ゆま(WYN-1032)

深く、暗く、冷たい場所
フォスターさんの郵便配達
ウィッシュ
この世のおわり
隠れ家

1位『深く、暗く、冷たい場所』 メアリー・D・ハーン作 せなあいこ訳 評論社(2011.01)
 展開が気になって最後まで一気に読んでしまった。ぞくっとさせられるタイトル、表紙、物語の序盤が、次第に勇気や温かさ、光を感じさせてくれる。その展開が見事で、おもしろかった。

2位『フォスターさんの郵便配達』 エリアセル・カンシーノ作 宇野和美訳 偕成社(2010.10)
 ペリーコを包んでくれるようなフォスターさんの温かさや、講演会で見たスライド写真と重なる、美しい風景の描写が印象的な作品。

3位『ウィッシュ 願いをかなえよう!』 フェリーチェ・アリーナ作 横山和江訳 講談社(2011.08)
 障害のある少年セブの冒険にハラハラしたが、目が離せなかった。ラストが爽やか!

4位『この世のおわり』 ラウラ・ガジェゴ・ガルシア作 松下直弘訳 偕成社(2010.10)
 原書部門で、以前票を投じたこの作品を、翻訳でも楽しむことができてよかったと思った。幾多の危機を、機転と信頼で乗り越える少年たちの活躍から目が離せなかった。

5位『隠れ家 アンネ・フランクと過ごした少年』 シャロン・ドガー作 野沢佳織訳 岩崎書店(2011.07)
 かの有名な『アンネの日記』の舞台を、少年の目線で見た物語が新鮮。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2011読み物部門★(さかな)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 11/11/14(月) 14:19  -------------------------------------------------------------------------
   さかな(WYN-0021)

闇のダイヤモンド
スカーレット
ウィッシュ
ルルとブロントサウルス
ぼくたちとワッフルハート


1位 『闇のダイヤモンド』 
    キャロライン・B・クーニー作 武富博子訳 評論社
    濃密な文体で過酷な状況をぐいぐい読ませる。今年一番集中して読
    んだ本。

2位 『スカーレット わるいのはいつもわたし?』 
    キャシー・キャシディー作 もりうちすみこ訳 偕成社
    児童文学の題材として書かれることの多い離婚を題材にまだこんな
    語り口があるのだと感嘆しました。

3位 『ウィッシュ』
    フェリーチェ・アリーナ作 横山和江訳 講談社
    すみからすみまできれいに構成され“願い”のもつ力を感じました。
    
4位 『ルルとブロントサウルス』
    ジュディス・ヴィオースト作 宮坂宏美訳 小学館
    レイン・スミスのイラストも物語をひきたたせています。訳もかろ
    やかで愉快で楽しかった!

5位 『ぼくたちとワッフルハート』 
    マリア パル作 松沢あさか訳 さ・え・ら書房
    心がほっこりして読後感がいい物語。ひなたぼっこしたような気持ち
    になります。こういう本はなかなかない。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2011読み物部門★(カコ)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 11/11/14(月) 16:11  -------------------------------------------------------------------------
   カコ(WYN-2171)

ペテフレット荘のプルック

1位「ペテフレット荘のプルック」
  上 あたらしい友だち
  下 とんでけ、空へ
  アニー・M・G・シュミット作 フィープ・ヴェステンドルプ絵 西村由美訳
  岩波書店 2011.7.22
常識を取っ払った、プルックと周囲の人・生き物たちとの、一見長閑で実はハードな(笑)日常。一見ほのぼのしていて実はシュールな挿画も効いています。久々に、楽しい「こどもの本」に会いました。装丁も含む「本」まるごととしても、すみからすみまで楽しみました。なんだか嬉しいです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2011読み物部門★(蒼子)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 11/11/14(月) 17:06  -------------------------------------------------------------------------
   蒼子(WYN-0031)

キリエル
遠い親せき
雲じゃらしの時間
フォスターさんの郵便配達
わたしの世界一ひどいパパ

1位 『キリエル』
   A. M. ジェンキンス作 宮坂宏美訳 あかね書房(2011.03)
 地獄での仕事に嫌気がさして人間界にやってきた堕天使キリエル。生きていることのすばらしさをキリエルが教えてくれました。

2位 『遠い親せき』
   ウーリー・オルレブ作 母袋夏生訳 岩波書店(2010.11)
 つらくても兄弟で力をあわせて乗り越えていく姿が、ユーモアたっぷりに描かれています。

3位 『雲じゃらしの時間』
   マロリー・ブラックマン作 千葉茂樹訳 あすなろ書房(2010.10)
 詩で語られるサムの話は、ことばによって生きる力を感じさせてくれました。

4位 『フォスターさんの郵便配達』
   エリアセル・カンシーノ作 宇野和美訳 偕成社(2010.11)
 母の死後、嘘をつくことでその場を取り繕うようになってしまったベリーコの成長物語。ベリーコの前向きな姿が印象的でした。

5位 『わたしの世界一ひどいパパ ほか二編』
   クリス・ドネール作 アレックス・サンデール絵 堀内紅子訳 福音館書店(2010.11)
 3編にでてくる大人はみんな酷い。そんな大人たちをみている子どもたちのさめた視線にどきっとさせられます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2011読み物部門★(MOMO)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 11/11/14(月) 17:13  -------------------------------------------------------------------------
   MOMO(WYN-1013)

闇のダイヤモンド
シカゴよりとんでもない町
きみに出会うとき
深く、暗く、冷たい場所


1位 『闇のダイヤモンド』キャロライン・B・クーニー作、武富 博子訳、評論社、2011年3月
最後までハラハラ。そして読後には熱いものが胸にこみあげてきて涙が……。ミステリーってこんなにおもしろかったのか!

2位 『シカゴよりとんでもない町』リチャード・ペック作、斎藤 倫子訳、東京創元社、2010年11月
「シカゴより」シリーズの3作目。2作で終わりだと思っていたので、3作目が出てとてもうれしかった。今回も期待通り、おばあちゃんパワー炸裂。ムチャクチャなんだけど、どこか筋が通ってて、ぶっきらぼうなんだけど、人間味がとてもあるおばあちゃん。やっぱり大好き!

3位 『きみに出会うとき』レベッカ・ステッド作、ないとう ふみこ訳、東京創元社、2011年4月
謎と伏線に満ちたストーリー展開にぐいぐい引きこまれた。ラストですべてがつながり、「そういうことだったのか!」と思わずうなった。

4位 『深く、暗く、冷たい場所』メアリー・D・ハーン作、せな あいこ訳、評論社、2011年1月
怖いんだけど、先を読まずにはいられず、一気読み。登場人物の心理描写が秀逸。


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あと2冊読むつもりだったのに、時間切れで間に合わず、4冊の投票になってしまいました。あ〜、ちょっと心残り。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2011読み物部門★(ちゃぴ)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 11/11/15(火) 15:40  -------------------------------------------------------------------------
   ちゃぴ(WYN-1026)

闇のダイヤモンド
クロティの秘密の日記
シカゴよりとんでもない町
ぼくたちとワッフルハート
深く、暗く、冷たい場所

1位 『闇のダイヤモンド』
キャロライン・B・クーニー作 武富博子訳 評論社 2011.4
 前半は少しずつ明かされる難民家族の謎、後半は心を閉ざした少女の気持ちの変化に心を奪われ、ラストは感動でいっぱいになった。

2位 『クロティの秘密の日記』
パトリシア・C・マキサック 宮木陽子訳 門内幸恵絵 くもん出版 2010.11
 伝記のようだが、フィクション。奴隷の暮らし、奴隷解放への動き、地下鉄道など、歴史上の事実がよくわかる。本当の自由とはなにかを考えさせてくれる。

3位 『シカゴよりとんでもない町』
リチャード・ペック作 斎藤倫子訳 東京創元社 2010.11
 ダウデル夫人のパワーは90歳になっても健在。隣に越してきた牧師一家もそれぞれ人間的でいい。とくに一見おしとやかだが気丈な母が魅力的。

4位 『ぼくたちとワッフルハート』 2011.2
マリア・パル作 松沢あさか訳 堀川 理万子絵 さ・え・ら書房 
 ああ、こんな子ども時代を過ごしてみたかった。子どもふたりを見守る、ふたりのお年寄りもとても素敵。

5位 『深く、暗く、冷たい場所』
メアリー・D・ハーン作 せなあいこ訳 評論社 2011.1
 少しずつ明るみになってくる隠しごと。主人公とともに、疑問をもち、その答えを予測し、不安と恐怖に震えつつ、一気に読んだ。



 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2011読み物部門★(ワラビ)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 11/11/15(火) 17:17  -------------------------------------------------------------------------
   ワラビ(wyn-1001)

きみ、ひとりじゃない
ボグ・チャイルド
きみに出会うとき
彼女のためにぼくができること
闇のダイヤモンド


1位 『きみ、ひとりじゃない』
デボラ・エリス著 もりうちすみこ訳 さえら書房 (2011/04)
デボラ・エリスの作品には、いつも胸をゆさぶられる。

2位 『ボグ・チャイルド』
シヴォーン・ダウド著 千葉茂樹訳 ゴブリン書房 (2011/01)
原書で読み、邦訳で読み、2回とも物語の世界にひきつけられた。

3位 『きみに出会うとき』
レベッカ・ステッド作 ないとうふみこ訳 東京創元社 (2011)
なかなか謎がわからず、最後に「なるほど!」。ラングルの作品がキーになっているのも、私のつぼにはまった。

4位 『彼女のためにぼくができること』
クリス・クラッチャー作 西田登訳 あかね書房 2011.02
2004年にやまねこ賞を受賞したクラッチャーらしい、読み応え十分の物語だった。

5位 『闇のダイヤモンド』 
キャロライン・B・クーニー作 武富博子訳 評論社
ミステリーだが、アフリカとアメリカの現実を反映させて物語を奥深いものにしている。


次点は『フライ・ハイ』(ポーリン・フィスク作、代田亜香子訳)

ワラビ

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : (=^_^=)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 11/11/15(火) 20:22  -------------------------------------------------------------------------
   (=^_^=)

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : (=^_^=)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 11/11/16(水) 5:13  -------------------------------------------------------------------------
   (=^_^=)

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2011読み物部門★(おとむとむ)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 11/11/15(火) 21:49  -------------------------------------------------------------------------
   おとむとむ(WYN-2033)

シカゴよりとんでもない町
クリスマス物語
彼女のためにぼくができること
きみ、ひとりじゃない
きみに出会うとき


1位『シカゴよりとんでもない町』
リチャード・ペック作 斎藤倫子訳 東京創元社 2010.11
あのおばあちゃん健在! スカッと爽快です。

2位『クリスマス物語』
マルコ・レイノ作 末延 弘子訳 講談社 2010.11
少年ニコラスの思いやりと愛に満ちたクリスマス精神の始まりの物語にぐっときました。

3位『彼女のためにぼくができること』
クリス・クラッチャー作 西田登訳 あかね書房 2011.2
苦しい展開でしたが、勇気や友情がたくさん詰まっていました。

4位『きみ、ひとりじゃない』
デボラ・エリス著 もりうちすみこ訳 さえら書房 2011.4
過酷な状況で、何とか生きていこうとする強い気持ちとプライドに圧倒されました。

5位『きみに出会うとき』
レベッカ・ステッド作 ないとうふみこ訳 東京創元社 2011.
謎が気になって一気読み。そしてすぐにまた始めから読み返しました!

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2011読み物部門★(asayaka)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 11/11/15(火) 21:53  -------------------------------------------------------------------------
   asayaka(WYN-1058)

きみ、ひとりじゃない
フォスターさんの郵便配達
闇のダイヤモンド

1位 『きみ、ひとりじゃない』
デボラ・エリス作 もりうちすみこ訳 さ・え・ら書房 2011.04
故郷を離れ、ひとりで生きる道を選ばざるをえなかった子どもたちの境遇に胸がしめつけられますが、そんな彼らが出会い、少しずつ心を通わせていく姿に希望を感じました。

2位 『フォスターさんの郵便配達』
エリアセル・カンシーノ作 宇野和美訳 偕成社 2010.11
心の中でさまざまな感情をたたかわせながら、少しずつ自分の歩むべき道を見いだし、大人に近づいていくペリーコの成長が印象的でした。

3位 『闇のダイヤモンド』
キャロライン・B・クーニー作 武富博子訳 評論社 2011.04
ハラハラさせられるストーリー展開とともに、登場人物それぞれの思いが互いに影響を及ぼしあって変化していく様子に引き付けられました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2011読み物部門★(みーこ)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 11/11/15(火) 22:43  -------------------------------------------------------------------------
   みーこ(WYN-1020)

ミンティたちの森のかくれ家
カイト

1位 『ミンティたちの森のかくれ家』
キャロル・ライリー・ブリンク著 谷口由美子訳 中村悦子絵 文溪堂
 詩が好きで、どこか浮世離れしたお父さんが印象的でした。そんなお父さんの足りないところを補おうと奮闘しているお姉ちゃんは、偉いなあ。わたしも長女なので、ついだめだめな自分と比べてしまいました…。

2位 『カイト パレスチナの風に希望をのせて』
マイケル・モーパーゴ作 ローラ・カーリン絵 杉田七重訳 あかね書房
 ちょうどこの本を読んでいた頃、パレスチナのガザ地区で一度にどれだけ多くのたこを揚げられるかを子どもたちが競い、1万人以上が成功したというニュースを知って、「パレスチナの風」に思いを馳せました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2011読み物部門★(モリー)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 11/11/15(火) 22:50  -------------------------------------------------------------------------
   モリー(WYN-2255)

ウィッシュ
ハティのはてしない空
ダーウィンと出会った夏
フライ・ハイ
スカーレット

1位
『ウィッシュ 願いをかなえよう!』
フェリーチェ・アリーナ作 横山和江訳 講談社 2011年8月
 主人公の純粋さに心打たれました。願いをかけることは希望を持つことにつながる
のだと感じました。

2位
『ハティのはてしない空』
カービー・ラーソン作 杉田七重訳 鈴木出版 2011年7月
 隣人同士が助けあって過酷な土地を開墾していく姿が印象的でした。戦中の差別な
どにも触れられていて、考えさせられました。

3位
『ダーウィンと出会った夏』
ジャクリーン・ケリー作 斎藤倫子訳 ほるぷ出版 2011年7月
 周囲の期待と自分の望みが合致せず、そのジレンマに苦しむ物語です。科学する心
が芽生え、祖父との交流を深めていく部分、ワクワクしました。

4位
『フライ・ハイ』
ポーリン・フィスク作 代田亜香子訳 あかね書房 2011年3月
 病に冒された友だちとの友情物語なのですが、きれいごとばかりが描かれているわ
けではなく、読み応えたっぷりでした。

5位
『スカーレット わるいのはいつもわたし?』
キャシー・キャシディー作 もりうちすみこ訳 偕成社 2011年5月
 「家族」と「信頼」について、考えさせられます。


初投票です。選んで順位をつけるのって難しいですね。
『闇のダイヤモンド』『きみに出会うとき』『ボグ・チャイルド』なども、とても心
に残る作品だったので、最後まで悩みました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2011読み物部門★(からくっこ)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 11/11/15(火) 23:48  -------------------------------------------------------------------------
   からくっこ(WYN-1050)

ダイドーの冒険シリーズ

1位
ダイドーの冒険シリーズ『バタシー城の悪者たち』
ジョーン・エイキン作 こだまともこ訳 冨山房 2011.7
 待ってました! あっという間に読んじゃいました!! はやく続きを……!!!

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2011読み物部門★(ゆずみ)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 11/11/16(水) 0:00  -------------------------------------------------------------------------
   ゆずみ(WYN-2038)

12分の1の冒険
風の少年ムーン
ハートビートに耳をかたむけて
ユミとソールの10か月
黒猫オルドウインの冒険


『12分の1の冒険』
マリアン・マローン作、橋本恵訳、ほるぷ出版
自分もこんな世界で冒険してみたいと、心底思った。読んで、今年のやまねこ賞1位はこれだ!と思った作品だった。

『風の少年ムーン』
ワット・キー作、茅野美ど里訳、偕成社
森で育ったムーンの行動にハラハラするが、やさしい大人や友人に出会いさまざまなことを学んでいく。せつなくもあたたかい結末。

『ハートビートに耳をかたむけて』
ロレッタ・エルスワース作、三辺律子訳、小学館
臓器移植のドナーとレシピエントの二人の視点で進行していく。重いテーマだけど、ステキなラストだった。

『ユミとソールの10か月』
クリスティーナ・ガルシア作、金原 瑞人/小田原 智美訳、作品社
積極的に生きたくなる作品!

『黒猫オルドウィンの冒険』
アダム・ジェイ・エブスタイン/アンドリュー・ジェイコブソン作、大谷真弓訳、早川書房
3匹のファミリアのキャラがいい。早く続編が読みたい!

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2011読み物部門★(ぎねびあ)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 11/11/16(水) 0:00  -------------------------------------------------------------------------
   ぎねびあ(WYN-1045)

時間のない国でシリーズ
グリム姉妹の事件簿シリーズ
ハートビートに耳をかたむけて
カイト
クリスマス物語

1位 時間のない国でシリーズ
 『時間のない国で3 世界の終わりと妖精の馬(上・下)』
  ケイト・トンプソン作/渡辺庸子訳/東京創元社/2011年5月

 近未来小説と見まごう、現代社会への警鐘と示唆に富んだ物語。あながちファンタジーとは言い切れないかもしれない。下巻カバー裏にあるとおり、まさに「驚天動地の完結編」。訳者あとがきも必読(絶対読了後に読んでね)。


2位 グリム姉妹の事件簿シリーズ
 『グリム姉妹の事件簿3―誘拐犯の正体は!?―』
  マイケル・バックリー作/三辺律子訳/東京創元社/2011年7月

 シリーズ第3作。グリム家のさらなる秘密が明らかに。性格の違う姉妹の関係がますますおもしろい。この本を存分に楽しめるかどうかは、いかに昔話とファンタジーを知っているかにかかっているところもミソ。もちろん、知らなくてもちゃんと話の中で解説されているので、ご心配なく。

3位『ハートビートに耳をかたむけて』
   ロレッタ・エルスワース作/三辺律子訳/小学館/2011年3月

 心臓移植を待っていた少女と、ドナーとなった少女。誰かが亡くならないと生きられないことへの複雑な思いと、突然の死を受け入れられない少女の意識。ふたりの思いがそれぞれの家族関係と共にみごとに描き出された作品。心臓が記憶を保存するという説に基づいた秀作。

4位『カイト パレスチナの風に希望をのせて』
   マイケル・モーパーゴ作/杉田七重訳/あかね書房/2011年6月

 パレスチナの地でもの言わぬ少年が待ち続ける小さな奇跡。どんな時でも夢を持て、希望を持て。風は吹く、東からも、西からも。


5位『クリスマス物語』
   マルコ・レイノ作/末延弘子訳/講談社/2010年11月

 おじいちゃんが語ってくれたクリスマスにまつわる伝説は、ほんとうの話だった? 幸薄いと思われたひとりの少年が大きく成長するさまを描く感動的な物語。偶然手に取ったのだけれど、読んでよかった!

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2011読み物部門★(Mar)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 11/11/16(水) 0:01  -------------------------------------------------------------------------
   Mar (WYN-2254)

闇のダイヤモンド
きみに出会うとき

1位 『闇のダイヤモンド』
キャロライン・B・クーニー作、武富博子訳、評論社 2011年4月
アフリカの抱える悲しい現実に心が痛みましたが、この作品に出会ったおかげで視野が広がりました。登場する子どもたちそれぞれが、前へと進もうとする姿に心を打たれました。

2位 『きみに出会うとき』
レベッカ・ステッド作、ないとうふみこ訳、東京創元社 2011年4月
様々な謎がつながっていく部分は爽快でした。そして、また最初に戻り、もう一度一気読みしちゃいました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2011読み物部門★(おちゃわん)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 11/11/16(水) 0:46  -------------------------------------------------------------------------
   おちゃわん(WYN-1054)

千年の森をこえて
エリザベス女王のお針子 
フォスターさんの郵便配達
ダーウィンと出会った夏
<天才フレディ>と幽霊の旅
 

1位 千年の森をこえて 
キャシー・アッペルト デイビッド・スモール 片岡しのぶ11.5あすなろ書房
ネイティブアメリカンの伝承と、現在の話と、過酷な環境におかれた動物たちの話が三者三様に語られる。舞台となった川の流れにも似て、悠久の時の流れを感じた。

2位 エリザベス女王のお針子
ケイト・ペニントン 柳井薫 2011.8 徳間書店  
ため息のでるほど豪華な刺繍の裏にこんな物語が。大変なことは想像できたが、こうまで大変なものだとは知らなかった。

3位 フォスターさんの郵便配達 
エリアセル・カンシーノ 宇野和美訳 2010.11 偕成社
平和な海辺の町と社会問題。日々をやりくりする大人と、今を苦労するベリーコ。さまざまな心の機微と友情が、青い海と空に映えて印象的だった。

4位 ダーウィンと出会った夏 
ジャクリーン・ケリー 斉藤倫子 2011.7 ほるぷ出版
おじいさんがいい。女性が学者になるのは難しい時代だったろうけど、彼女の生きる姿勢にとても好感が持てた。

5位 <天才フレディ>と幽霊の旅
シド・フライシュマン 野沢佳織 2011.3 徳間書店    
売れない腹話術師フレディが、ユダヤの少年幽霊?魂?ユダヤ式ではディブクの助けを借りて大腹話術師に!孤独でかなりいい加減で、ダメなフレディが浮かばれない幽霊に翻弄されつつ友情(?)を育てる。

<次点>
雲じゃらしの時間 マロリー・ブラックマン 千葉茂樹    
テッドがおばあちゃんを見つけた夜 ペグ・ケレット スカイエマ 吉上恭太 
スカーレット  キャシー・キャシディー 大高郁子 もりうちすみこ     
二番目のフローラ 上下    イザボー・S・ウィルス 杉田七重 
エアーマン    オーエン・コルファー 茅野美ど里        
キャット・ロイヤル シリーズ

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2011読み物部門★(りり)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 11/11/16(水) 1:17  -------------------------------------------------------------------------
   りり(WYN-1006)

闇のダイヤモンド
きみに出会うとき
雲じゃらしの時間
ユミとソールの10か月
どこからも彼方にある国

ごめんなさい、こちらもタイトルのみで……!


りり


 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2011読み物部門★(shoko)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 11/11/16(水) 5:18  -------------------------------------------------------------------------
   管理人のみなさま

大変失礼しました。
再投票いたします。

shoko(WYN-1042)

闇のダイヤモンド
彼女のためにぼくができること
ハティのはてしない空
雲じゃらしの時間
クロティの秘密の日記


1位

『闇のダイヤモンド』
 キャロライン・B. クーニー作 武富博子訳 評論社 2011.3
続きが気になっていっきに読み進んだ。ページターナー。


2位
『彼女のためにぼくができること』
クリス・クラッチャー作 西田登訳 あかね書房 2011.2
さすがクリス・クラッチャーと思えた作品。ひどい家庭環境でくらす登場人物だが、救ってくれる大人の存在がいい。光を感じた。


3位
『ハティのはてしない空』
 カービー・ラーソン作 杉田七重訳 鈴木出版 2011.7
ひとりで土地を開いて畑にする。そんな大変なことを10代で行おうとするハティの姿に励まされた。


4位
『雲じゃらしの時間』
マロリー・ブラックマン作 千葉茂樹訳 あすなろ書房 2010.10
詩の形式でかかれた作品。主人公の気持ちがひしひしと感じられ、バスの中で読みながら泣きそうになった。


5位
『クロティの秘密の日記』
パトリシア・C・マキサック作 宮本陽子訳 くもん出版 2010.11
文字を覚えることで、人生が切り開けた黒人奴隷の女の子のお話。自由とはと考えた。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2011読み物部門★(タイ)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 11/11/16(水) 6:59  -------------------------------------------------------------------------
   タイ(WYN-2015)

時間外で、しかも4位まで……。すみません。


キリエル
クロティの秘密の日記
雲じゃらしの時間
きみに出会うとき


1位 『キリエル』
   A. M. ジェンキンス作 宮坂宏美訳 あかね書房(2011.03)
幼子のような好奇心と大人の分別をあわせ持つ悪魔、いえ堕天使キリエルの目を通して見る世界はなんと面白く、輝いていることか。

2位 『クロティの秘密の日記』
パトリシア・C・マキサック 宮木陽子訳 門内幸恵絵 くもん出版 2010.11
一生懸命自由について考え、やりたいことだけでなく、やるべきことにまで思いをめぐらせ、正しい道を選んでいくクロティの生き方に感動を覚えた。

3位 『雲じゃらしの時間』
マロリー・ブラックマン作 千葉茂樹訳 あすなろ書房 2010.10
二度と取り戻せない辛い出来事。サムが自分の言葉でつむぐ誌から、後悔と喪失感がひしひしと伝わってくる。祈りのような最後の言葉に切なくなった。

4位 『きみに出会うとき』
レベッカ・ステッド作 ないとうふみこ訳 東京創元社 (2011)
“きみ”が果たして誰なのか。中々謎が解けず、読み始めはもやもやしていたが、読み終わってからもう一度読み返して確認したくなる風変りなタイムトラベルもの。

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