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 ▼★2006読み物部門★  管理人 06/10/31(火) 22:03
   ┣Re:★2006読み物部門★(みーこ)  やまねこ会員 06/11/1(水) 0:30
   ┣Re:★2006読み物部門★(蒼子)  やまねこ会員 06/11/1(水) 12:30
   ┣Re:★2006読み物部門★(hanemi)  やまねこ会員 06/11/3(金) 12:05
   ┣Re:★2006読み物部門★(tommy)  やまねこ会員 06/11/5(日) 15:31
   ┣Re:★2006読み物部門★(shoko)  やまねこ会員 06/11/8(水) 5:32
   ┣Re:★2006読み物部門★(SUGO)  やまねこ会員 06/11/10(金) 14:19
   ┣Re:★2006読み物部門★(ゆま)  やまねこ会員 06/11/12(日) 7:50
   ┣Re:★2006読み物部門★(くらら)  やまねこ会員 06/11/13(月) 0:49
   ┣Re:★2006読み物部門★(MOMO)  やまねこ会員 06/11/13(月) 1:55
   ┣Re:★2006読み物部門★(ちゃぴ)  やまねこ会員 06/11/13(月) 10:56
   ┣Re:★2006読み物部門★(さかな)  やまねこ会員 06/11/13(月) 17:03
   ┣Re:★2006読み物部門★(Chicoco)  やまねこ会員 06/11/14(火) 1:01
   ┣Re:★2006読み物部門★(NON)  やまねこ会員 06/11/14(火) 10:08
   ┣Re:★2006読み物部門★(ぐりぐら)  やまねこ会員 06/11/14(火) 12:07
   ┣Re:★2006読み物部門★(つー)  やまねこ会員 06/11/14(火) 16:32
   ┣Re:★2006読み物部門★(ち〜ず)  やまねこ会員 06/11/15(水) 1:34
   ┣Re:★2006読み物部門★(ケンタ)  やまねこ会員 06/11/15(水) 11:53
   ┣Re:★2006読み物部門★(Incisor)  やまねこ会員 06/11/15(水) 12:55
   ┣Re:★2006読み物部門★(みさと)  やまねこ会員 06/11/15(水) 16:36
   ┣Re:★2006読み物部門★(カコ)  やまねこ会員 06/11/15(水) 16:53
   ┣Re:★2006読み物部門★(ワラビ)  やまねこ会員 06/11/15(水) 17:52
   ┣Re:★2006読み物部門★(おちゃわん)  やまねこ会員 06/11/15(水) 19:14
   ┣Re:★2006読み物部門★(yoshiyu)  やまねこ会員 06/11/15(水) 19:26
   ┣Re:★2006読み物部門★(えみりい)  やまねこ会員 06/11/15(水) 20:46
   ┣Re:★2006読み物部門★(anya)  やまねこ会員 06/11/15(水) 23:06
   ┣Re:★2006読み物部門★(ぎねびあ)  やまねこ会員 06/11/15(水) 23:15
   ┣Re:★2006読み物部門★(タイ)  やまねこ会員 06/11/16(木) 0:22
   ┗Re:★2006読み物部門★(りり)  やまねこ会員 06/11/16(木) 2:58

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 ■題名 : ★2006読み物部門★
 ■名前 : 管理人
 ■日付 : 06/10/31(火) 22:03
 -------------------------------------------------------------------------
   投票開始は、11月1日です。
日付が変わったら、投票していただいてかまいません。


こちらは読み物部門です。
読み物部門の投票は、この発言に返信する形でお願いします。

 題名の後ろにハンドルを、
   Re:★2006読み物部門★(しろねこ)
 内容の最初に、ハンドルと会員番号をお忘れなく。


管理人:ワラビ

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2006読み物部門★(みーこ)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 06/11/1(水) 0:30  -------------------------------------------------------------------------
   みーこ(WYN-1020)

ベルリン1919
世界で一番の贈りもの

1位 『ベルリン1919』(クラウス・コルドン作/酒寄進一訳/理論社/2006.2)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4652077718/yamanekohonya-22/

『ベルリン1933』を読んでから、邦訳を心待ちにしていました。あと1作あるはずなので、その邦訳が出たら、年代順に読んでみたいです。

2位 『世界で一番の贈りもの』(マイケル・モーパーゴ作/マイケル・フォアマン画/佐藤見果夢訳/評論社/2005.11)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/456605070X/yamanekohonya-22/

実話を元にした物語です。「クリスマス休戦」。末端の人々の思いには共通するものがあるのにね……。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2006読み物部門★(蒼子)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 06/11/1(水) 12:30  -------------------------------------------------------------------------
   蒼子(WYN-1031)

沈黙のはてに
ミシシッピがくれたもの
ペリー・Dの日記
いつもそばにいるから
メッセージ

1位 『沈黙のはてに』(アラン・ストラットン作 さくまゆみこ訳 あすなろ書房)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4751521985/yamanekohonya-22
 アフリカに蔓延するエイズの現実を、16歳のチャンダの目をとおして描いた作品。いまを考えるための本だと思う。『ヘブンショップ』(デボラ・エリス作 さくまゆみこ訳 鈴木出版)とともにお勧め。

2位 『ミシシッピがくれたもの』(リチャード・ペック作 斎藤倫子訳 東京創元社)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4488019439/yamanekohonya-22
 歴史を学ぶことの大切さを感じる。男と女、都会育ちと田舎育ち、ふたつのものの間にはさまざまな川がある。
 
3位 『ペリー・Dの日記』(L・J・アドリントン作 菊池由美訳 ポプラ社)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4591092534/yamanekohonya-22
 これは未来に起きることなのか、いま、それとも過去。つねにわたしたちの身近にある問題かもしれない。

4位 『いつもそばにいるから』(バーバラ・パーク著 ないとうふみこ訳 求龍堂)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763005294/yamanekohonya-22
 家族のあたたかさがしみじみと。

5位 『メッセージ The First Card・The Lsat Card』(マークース・ズーサック作 立石光子訳 ランダムハウス講談社)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4270100206/yamanekohonya-22
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4270100214/yamanekohonya-22
 何のとりえもなかった19歳のエドが、なぞのメッセージに導かれて、人助けをしながら成長していく。ずっしりとしたメッセージが詰まっている。

最後まで迷いました。
『盗神伝 IV・V』 メーガン・ウェイレン・ターナー作 金原瑞人・宮坂宏美訳 あかね書房
『三つの願い パレスチナとイスラエルの子どもたち』 デボラ・エリス作 もりうちすみこ訳 さ・え・ら書房
『その歌声は天にあふれる』 ジャミラ・ガヴィン作 野の水生訳 徳間書店
『ひなぎくの冠をかぶって』 グレンダ・ミラー作 伏見操訳 板垣しゅん画 くもん出版
『ベラスケスの十字の謎』 エリアセル・カンシーノ作 宇野和美訳 徳間書店
『草花とよばれた少女』 シンシア・カドハタ作 代田亜香子訳 白水社
『ギフト 西のはての年代記I』 アーシュラ・K・ル=グウィン作 谷垣暁美 河出書房新社
『バビロンまでは何マイル(上・下)』 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作 原島文世訳 東京創元社

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2006読み物部門★(hanemi)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 06/11/3(金) 12:05  -------------------------------------------------------------------------
   (エクセル集計のため、前半部分のタイトルを一部修正させていただきました。
2006年11月14日 管理人:ワラビ)


hanemi (WYN-1036)

猫とともに去りぬ
その歌声は天にあふれる
いつもそばにいるから
キスの運び屋
おねがいごとを、いってみて!(ランプの精リトル・ジーニーシリーズ)

『猫とともに去りぬ』(ジャンニ・ロダーリ作/関口英子訳/光文社)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4334751075/sr=11-1/qid=1162520793/ref=sr_11_1/249-1564642-2500303
ナンセンスとユーモアが心地よい。一般書の扱いですが、原書は児童書なので入れてみました。

『その歌声は天にあふれる』(ジャミラ・ガヴィン作/野の水生訳/徳間書店)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4198621136/sr=11-1/qid=1162520905/ref=sr_11_1/249-1564642-2500303
大河ドラマのような展開がよかった。音楽がテーマというのも、わたしにとってはツボです。

『いつもそばにいるから』(バーバラ・パーク作/ないとうふみこ訳/求龍堂)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4763005294/sr=1-2/qid=1162520857/ref=sr_1_2/249-1564642-2500303?ie=UTF8&s=books
祖母を亡くしたころに読んだので、いろいろと思い出しました。

『キスの運び屋』(ロベルト・ピウミーニ作/長野徹訳/PHP研究所)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/456968520X/sr=11-1/qid=1162520828/ref=sr_11_1/249-1564642-2500303
作品を読む限り、ロベルト・ピウミーニって、いい人そうな気がします……。

『ランプの精リトル・ジーニー 1 おねがいごとを、いってみて!』(ミランダ・ジョーンズ作/宮坂宏美訳/ポプラ社)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4591089908/sr=1-2/qid=1162520933/ref=sr_1_2/249-1564642-2500303?ie=UTF8&s=books
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4591091627/sr=1-3/qid=1162520933/ref=sr_1_3/249-1564642-2500303?ie=UTF8&s=books
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4591092666/sr=1-4/qid=1162520933/ref=sr_1_4/249-1564642-2500303?ie=UTF8&s=books
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4591094014/sr=1-1/qid=1162520933/ref=sr_1_1/249-1564642-2500303?ie=UTF8&s=books
小2の次女がすっかりはまって、このシリーズを読破したのをきかっけに、読書の楽しみに目覚めました。


今年はあまり児童書が読めませんでした……。
</font>

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2006読み物部門★(tommy)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 06/11/5(日) 15:31  -------------------------------------------------------------------------
   tommy(WYN-2085)

メッセージ

1位 『メッセージ The First Card/The Last Card』(マークース・ズーサック作 立石光子訳 ランダムハウス講談社)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4270100206/yamanekohonya-22
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4270100214/yamanekohonya-22

心にズシンとくる話でした。

今年は国内作品ばかりを読んでいたので、この作品のみとさせていただきます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2006読み物部門★(shoko)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 06/11/8(水) 5:32  -------------------------------------------------------------------------
   エクセル集計のため、前半部分のタイトルを一部修正させていただきました。
2006年11月14日 管理人:ワラビ



shoko(WYN-1042)

海の島 
いつもそばにいるから 
ペリー・Dの日記 
ひとりぼっちのスーパーヒーロー 
フラッシュ


1位 『海の島 ステフィとネッリの物語』
    アニカ・トール 菱木晃子訳 新宿書房(2006.6)
 
何の前評判も知らず読んだ本ですが、とてもよかったです。
戦争への静かな怒りを感じさせる本です。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4880083542/yamanekohonya-22/


2位 『いつもそばにいるから』 
     バーバラ・パーク著 ないとうふみこ訳 求龍堂(2005.10)

自分の経験とも重なるところがあり、いろいろ考えさせられました。
家族って? 若い人にぜひ読んでほしいです。      

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4591092534/yamanekohonya-22/
3位 『ペリー・Dの日記』
     L・J・アドリントン作 菊池由美訳 ポプラ社(2006.05)

近未来を描いたSFっぽい文体に、ひきこまれました。
読んだあと、こういうのが好きだったんだ〜と思いました。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0141318848/yamanekohonya-22/

4位 『ひとりぼっちのスーパーヒーロー』
     マーティン・リーヴィット作 神戸万知訳 鈴木出版(2006.04)

母親を思う子どもの気持ちが痛かったです。
痛いけど読みたい、読みたいけど痛い、そんな本です。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4790231658/yamanekohonya-22/

5位 『FLUSH フラッシュ』 
     カール・ハイアセン 千葉茂樹訳 理論社(2006.4)

『ホー HOOT』もよかったですが、こちらも面白かったです。
環境について押しつけがましくなく描かれるところがよいです。


http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4652077742/yamanekohonya-22/

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2006読み物部門★(SUGO)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 06/11/10(金) 14:19  -------------------------------------------------------------------------
   エクセル集計のため、前半部分のタイトルを一部修正させていただきました。
2006年11月14日 管理人:ワラビ



SUGO *=*=WYN-1012=*=*

ドラゴン・キーパー
その歌声は天にあふれる
ミシシッピがくれたもの
のんきなりゅう
盗まれた雷撃(パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々シリーズ)

1位 『ドラゴン・キーパー 最後の宮廷龍』(キャロル・ウイルキンソン作 もきかずこ訳 金の星社)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4323070683/sr=11-1/qid=1162520905/ref=sr_11_1/249-1564642-2500303
 古代中国を舞台に、奴隷だった少女が、龍とともに旅をする姿に惹きつけられた。少女が成長していくさまが、印象的。

2位 『その歌声は天にあふれる』(ジャミラ・ガヴィン作/野の水生訳/徳間書店)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4198621136/sr=11-1/qid=1162520905/ref=sr_11_1/249-1564642-2500303
 子どもたちが虐げられていた18世紀の英国の現実が、いやというほどつきつけられる作品。つらいけれど、救いもあり、心に深く残った。

3位 『ミシシッピがくれたもの』(リチャード・ペック作 斎藤倫子訳 東京創元社)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4488019439/yamanekohonya-22
 こちらも、自分が知らなかったアメリカの歴史の1ページを知ることができた作品。学校の授業では習わなかったことを教えてくれた本書に感謝。

4位 『のんきなりゅう』(ケネス・グレアム作 インガ・ムーア絵 中川千尋訳 徳間書店)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198622000/yamanekohonya-22
 りゅうの、のんきさかげんが、たまらなく好き。

5位 『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 盗まれた雷撃』(リック・リオーダン作/金原瑞人訳 ほるぷ出版)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4593533864/yamanekohonya-22
 奇想天外な設定にまずびっくり。小6の娘が大絶賛だったので入れないわけにはいきませんでした。続編が楽しみ。
 
 今回投票対象になった読み物には、いい作品が多くシリーズ物を入れると単発作品がかわいそうなので、あえてシリーズ物の続編は除外しました。全体的には龍が登場する作品が増えてきたように思いました(ドラゴン好きの娘は大喜び? でも若いドラゴンがいいらしい)。
 『ペリー・Dの日記』(L・J・アドリントン作 菊池由美訳 ポプラ社)、『いつもそばにいるから』(バーバラ・パーク著 ないとうふみこ訳 求龍堂)を入れることができず残念。シリーズ物の続編では『生霊わたり』を入れられず残念でした。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2006読み物部門★(ゆま)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 06/11/12(日) 7:50  -------------------------------------------------------------------------
   エクセル集計のため、前半部分のタイトルを一部修正させていただきました。
2006年11月14日 管理人:ワラビ



ゆま(WYN−1032)

海の島
ベラスケスの十字の謎
ひとりぼっちのスーパーヒーロー
朝のひかりを待てるから
リサイクル

1位 海の島 ステフィとネッリの物語(アニカ・トール作、菱木晃子訳、新宿書房)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4880083542/yamanekohonya-22/

 親元を離れた寂しさや、自由に過ごせないもどかしさの中で成長するステフィがすがすがしく思えた。続編の邦訳出版も楽しみ。

2位 ベラスケスの十字の謎(エリアセル・カンシーノ作、宇野和美訳、徳間書店)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198621748/yamanekohonya-22/

 ミステリアスで息がつまるような展開。希望あふれる結末もよかった。

3位 ひとりぼっちのスーパーヒーロー(マーティン・リーヴィット作、神戸万知訳、鈴木出版)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4790231658/yamanekohonya-22/

 ママをかばおうと一生懸命な主人公ヘックがとても健気。物語が終わったあと、この親子がともに幸せになれるようにと、願わずにはいられなかった。

4位 朝のひかりを待てるから(アンジェラ・ジョンソン作、池上小湖訳、小峰書店)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4338144181/yamanekohonya-22/

 子育ては私たち大人にも大変なもの。しかし主人公ボビーの視線は、少年ながら娘への愛情があふれている。

5位 リサイクル コリンはエコ戦士(サンディ・マカーイ作、赤塚きょう子訳、さ・え・ら書房)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4378007940/yamanekohonya-22/

 長女が学校の総合学習の課題で、ゴミやリサイクルの勉強をしていた時にもこの本を思い出した。学びながら環境を守っていく姿がほほえましい。


 次点で『ミシシッピがくれたもの』。以下、『ジュディ・モード、地球を救う!』、『いつもそばにいるから』

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2006読み物部門★(くらら)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 06/11/13(月) 0:49  -------------------------------------------------------------------------
   くらら(WYN-1046)

沈黙のはてに
タイの少女カティ

1位 『沈黙のはてに』(アラン・ストラットン作 さくまゆみこ訳 あすなろ書房)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4751521985/yamanekohonya-22
 こういう現実があるのかと衝撃を受けた本。読むのはつらいけれど、引き込まれた。主人公の健気な様子や希望を感じる最後に救われる。高校生以上の多くの人に読んでほしい。

2位 『タイの少女カティ』(ジェーン・ベヤジバ作 大谷真弓訳 講談社)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/406283202X/yamanekohonya-22
 九歳のカティの日常がみずみずしく語られて印象深い。徐々にお母さんの秘密が明かされ、最後にカティはある決断をする。タイの風物や温かく優しい人びとの気質、現代の知識階級の生活などを知ることができておもしろかった。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2006読み物部門★(MOMO)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 06/11/13(月) 1:55  -------------------------------------------------------------------------
   MOMO(WYN01013)


ミシシッピがくれたもの
いつもそばにいるから


1位 『ミシシッピがくれたもの』(リチャード・ペック作/斎藤倫子訳/東京創元社)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4488019439/yamanekohonya-22

祖母の語りに引き込まれ、あっという間に読みきってしまいました。南北戦争や当時のニューオーリンズの社会の様子など、これまでわたしが知らなかったことをたくさん教えてくれました。やっぱりペックはいいな〜。


2位『いつもそばにいるから』(バーバラ・パーク作/ないとうふみこ訳/求龍堂)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4763005294/sr=1-2/qid=1162520857/ref=sr_1_2/249-1564642-2500303?ie=UTF8&s=books

あらためて家族っていいものだなと思いました。とてもいい読後感でした。主人公の少年の内面描写もすばらしい。


物理的に和書が手に入りにくいというのもありますが、今年は全体的に本が読めませんでした。投票もこの部門だけ、しかも2位までしかできなかった(寂しい〜)。来年はもっと本を読むぞ〜。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2006読み物部門★(ちゃぴ)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 06/11/13(月) 10:56  -------------------------------------------------------------------------
   エクセル集計のため、前半部分のタイトルを一部修正させていただきました。
2006年11月14日、17日 管理人:ワラビ



ちゃぴ(WYN-1026)

のんきなりゅう
ミシシッピがくれたもの
生霊わたり(クロニクル千古の闇シリーズ)
Gold Rush!
シュクラーン ぼくの友だち

1位『のんきなりゅう』(ケネス・グレアム作 インガ・ムーア絵 中川千尋訳 徳間書店)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198622000/yamanekohonya-22
能天気なりゅうが愛さずにいられない。物語展開、登場人物たち、忙しい今の時代に、そののんびり加減がとても新鮮!

2位『ミシシッピがくれたもの』(リチャード・ペック作 斎藤倫子訳 東京創元社)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4488019439/yamanekohonya-22
人間の誇りが、一本の筋として通っている。なにがあってもとにかく生きる女たちに、たくましさを感じる。

3位『生霊わたり』クロニクル千古の闇2(ミシェル・ペイヴァー作 さくまゆみこ訳 酒井駒子挿絵)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4566024121/yamanekohonya-22/
自然と融合して暮らす人間の感性が五感を通じて伝わってくる。それに加えて、力、欲、悪について考えさせられる。

4位『Gold Rush!―ぼくと相棒のすてきな冒険』(シド フライシュマン作 金原瑞人・市川由季子共訳 矢島眞澄絵)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4591093352/yamanekohonya-22/
ゴールドラッシュ時代、とんとん拍子のおとぎ話。底抜けの楽天さは心地よくて、生きる糧ともなる。

5位『シュクラーン ぼくの友だち』(ドリット・オルガット作 樋口範子訳 丹地陽子挿絵 すずき出版)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4790231623/yamanekohonya-22/
 アルゼンチンからイスラエルに移住したユダヤ人の少年を通して、差別と偏見について、仲間意識と迫害について描く。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2006読み物部門★(さかな)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 06/11/13(月) 17:03  -------------------------------------------------------------------------
   エクセル集計のため、前半部分のタイトルを一部修正させていただきました。
2006年11月14日 管理人:ワラビ



さかな(WYN-0021)

幽霊派遣会社
リゴーニ・ステルンの動物記
新しき王(盗神伝シリーズ)
三つの願い
ペリー・Dの日記

1位『幽霊派遣会社』
 エヴァ・イボットソン作 三辺律子訳 偕成社

 『ガンプ』も大好き! イボットソンの描くあったかさに惹かれます。

2位『リゴーニ・ステルンの動物記 北イタリアの森から』
 マーリオ・リゴーニ・ステルン作 グザヴィエ・ドゥ・メーストル画 志村 啓子訳 福音館書店

 ステルンさんが愛情深く書いたこの動物記から、平和と安らぎの大切さが率直に伝わってきます。

3位『盗神伝』4・5 新しき王
 メーガン・ウェイレン・ターナー作 金原瑞人・宮坂宏美訳 あかね書房

 シリーズの中でもっとも好きな巻で夢中になって一気読み。盗人ジェンはすてきすぎる。

4位『三つの願い パレスチナとイスラエルの子どもたち』
 デボラ・エリス著 もりうちすみこ訳 さ・え・ら書房

 パレスチナ紛争下で暮らす子どもたちの声が聞こえてくるような、インタビュー集。

5位『ペリー・Dの日記』
 L・J・アドリントン作 菊池由美訳 ポプラ社

 日記というアナログなものを媒体に未来を描いているのが新鮮かつおもしろかった。


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他には
『いつもそばにいるから』(バーバラ・パーク作/ないとうふみこ訳/求龍堂)や、『ミシシッピがくれたもの』(リチャード・ペック作/斎藤倫子訳/東京創元社)もいれたかった!

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2006読み物部門★(Chicoco)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 06/11/14(火) 1:01  -------------------------------------------------------------------------
   Chicoco(WYN-0007)

いつもそばにいるから
その歌声は天にあふれる
トカゲにリップクリーム?(アビーとテスのペットはおまかせ!)
リサイクル
おりの中の秘密

1位 『いつもそばにいるから』
バーバラ・パーク作、ないとうふみこ訳、求龍堂、2005.10
アルツハイマー病のおじいちゃんが出てくるとなると、悲しい、つらいストーリーかと思うかもしれませんが、いえいえ、ユーモア作品がお得意の作者と訳者(←こんなこと書いていいのか?)のおかげで、くすりと笑ったり、にんまり 笑ったりしながら、じんわり涙が出てくる話になっています。5年前に亡くなった祖母のことを思い出しました。
2位 『その歌声は天にあふれる』 
ジャミラ・ガヴィン作、野の水生訳、徳間書店、2005.12
中世イギリスが舞台で、影のあるストーリですが、友人、恋人、親子などいろいろな形の強い「愛」の物語です。この本を読んで、わたしは「大河ドラマ」系の物語が好きだと、あらためて感じました。歴史がからみ、そこに生きた人の物語、おもしろかったです!
3位 『トカゲにリップクリーム?』(アビーとテスのペットはおまかせ!2)
トリーナ・ウィーブ作、宮坂宏美訳、ポプラ社、2006.02
大河ドラマ系の物語のほかに大好きなのが、身近な設定で笑えて泣ける本(ある意味、1位に投票した本もそうでしょうか)。3巻のコブタちゃんもぜひ読みたいです。
4位 『リサイクル コリンはエコ戦士』
サンディ・マカーイ作、赤塚きょう子訳、さ・え・ら書房、2005.12
家族再生の物語でもあるというところが、うまいなあと思いました。
5位 『おりの中の秘密』
ジーン・ウィリス作、千葉茂樹訳、あすなろ書房、2005.11
自分の意見を表現することを「声をあげる」といいますが、話せない〈ぼく〉が声をあげるためにとった行動とは……短い本ですが、〈ぼく〉の声がいっぱいつまっています。感動しました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2006読み物部門★(NON)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 06/11/14(火) 10:08  -------------------------------------------------------------------------
   エクセル集計のため、前半部分のタイトルを一部修正させていただきました。
2006年11月14日 管理人:ワラビ



NON(WYN-1019)

朝のひかりを待てるから
私が売られた日
15歳の夏(ハートランド物語シリーズ)
沈黙のはてに
フラッシュ

1位 『朝のひかりを待てるから 』(アンジェラ・ジョンソン作 池上小湖訳 小峰書店)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4338144181/sr=1-2/qid=1163464884/ref=sr_1_2/503-6093890-3146313?ie=UTF8&s=books
テーマも、鋭い感覚も、構成も、全ていいです。大好きです。

2位 『私が売られた日』(ジュリアス・レスター作 金利光訳 あすなろ書房)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4751522027/sr=1-2/qid=1163465132/ref=sr_1_2/503-6093890-3146313?ie=UTF8&s=books
もちろん重くて大事なテーマですが、それよりなにより読ませます。

3位 『15歳の夏―ハートランド物語』(ローレン ブルック作 勝浦 寿美訳 あすなろ書房)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4751524011/sr=1-11/qid=1163465262/ref=sr_1_11/503-6093890-3146313?ie=UTF8&s=books
「泣けよ」と押し付けがましくない感動物語。主人公のがんばる気持ちがさわやかに伝わってくる。

4位 『沈黙のはてに』(アラン ストラットン作 さくま ゆみこ訳 あすなろ書房)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4751521985/sr=11-1/qid=1163466289/ref=sr_11_1/503-6093890-3146313
アフリカの村を蝕むエイズの現状がわかるとともに、物語としてもとてもおもしろい。脇役がいい味を出している。


5位 『フラッシュ』(カール・ハイアセン作 千葉 茂樹訳 理論社)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4652077742/sr=1-1/qid=1163465927/ref=sr_1_1/503-6093890-3146313?ie=UTF8&s=books
スカッとさせてくれます。タイトルの意味を知ってニンマリ。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2006読み物部門★(ぐりぐら)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 06/11/14(火) 12:07  -------------------------------------------------------------------------
   エクセル集計のため、前半部分のタイトルを一部修正させていただきました。
2006年11月14日、17日 管理人:ワラビ



ぐりぐら★WYN-1039

盗まれた雷撃(パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々シリーズ)
ペリー・Dの日記
幽霊派遣会社
チャーリー・ボーンシリーズ


1位『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々〔1〕 盗まれた雷撃』
    リック・リオーダン作/金原瑞人訳/ほるぷ出版
(コメント)古代神話の神が現代にもいるとしたら、まさにこんな感じ? ギリシャ
神話を読んでから読むことをお薦めします。

2位『ペリー・Dの日記』
    L・J・アドリントン作/菊池由美訳/ポプラ社
(コメント)近未来にいかにも起こりそうな話。人間は進歩しない生き物だと思わざ
るを得ない。ただ、良心を持ち続けたひともいることに救いを感じた。

3位『幽霊派遣会社』
    エヴァ・イボットソン作/三辺律子訳/偕成社
(コメント)おもしろい。キャラクターがとても個性的だし、さまざまな偏見に対す
る風刺の目が描かれていて、すごくイボットソンらしい作品。

4位「チャーリー・ボーン」シリーズ
    ジェニー・ニモ作/田中薫子訳/徳間書店
(コメント)巻が進むにつれ、キャラクターたちが生き生きと活躍するようになり、
とてもおもしろくなった。魔法ではなくて、個性ともいえる能力で勝負する子どもた
ちが頼もしい。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2006読み物部門★(つー)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 06/11/14(火) 16:32  -------------------------------------------------------------------------
   つー(WYN-1016)

ふたりきりの戦争
ペリー・Dの日記
朝のひかりを待てるから
バーティミアス プトレマイオスの門
レオンと魔法の人形遣い


1位 『ふたりきりの戦争』(ヘルマン・シュルツ作/渡辺広佐訳/徳間書店)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198622361/yamanekohonnya-22
 人間の心が行動にどう影響するのか、戦時下での極限状態で人がどう変わっていくのかを、無駄な飾りなしで描ききっている。戦争という特別な状況を設定しているが、どのような環境でも通じる真理が読みとれる。
 1位と2位は最後まで迷ったが、ヘルマン・シュルツの構成力と経験からくる重さが一歩上回ったと思う。

2位 『ペリー・Dの日記』(L・J・アドリントン作/菊池由美訳/ポプラ社)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4591092534/yamanekohonya-22
 在るものがなくなっていく恐怖と、在るものを握りつぶす罪悪感の両方を強く感じた。

3位 『朝のひかりを待てるから』(アンジェラ・ジョンソン作/池上小湖訳/小峰書店)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4338144181/yamanekohonya-22
 主人公の選択した道が正しいか正しくないかは別にして、人が決断するときに忘れてはいけないものを主人公は持っている。

4位 『バーティミアス プトレマイオスの門』(ジョナサン・ストラウド作/金原瑞人訳/理論社)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4652077696/yamanekohonya-22
 超1級のエンターテインメント作品。面白さで選んだら、この作品がダントツ1位。

5位 『レオンと魔法の人形遣い(上・下)』(アレン・カーズワイル/大島豊訳/東京創元社)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4488019382/yamanekohonya-22
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4488019390/yamanekohonya-22
 ルイス・サッカーの "Wayside School" からシニカルさを少し引いたような学園もの。ドタバタ騒ぎの中に真実が光っている。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2006読み物部門★(ち〜ず)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 06/11/15(水) 1:34  -------------------------------------------------------------------------
   ち〜ず(WYN-1040)

世界はおわらない
のんきなりゅう
いつもそばにいるから
リサイクル
新しき王(盗神伝シリーズ)

1位 『世界はおわらない』(ジェラルディン・マコックラン作/金原瑞人・段木ちひろ訳/主婦の友社)
    この物語の結末は、今までもやもやとしていたものをいっきに晴らしてくれた。自分たちさえよければ、周りの者は排除して構わない。そんな世界があってはならないと強く思う。淡々とした口調で差し挟まれる、船倉に押し込まれた動物たちの現実の声も、とても興味深い。

2位 『のんきなりゅう』(ケネス・グレアム作/中川千尋訳/徳間書店)
    殺伐とした現代の世の中で、この物語は、読者の心をなごませ温かくしてくれる、貴重な存在なのではないだろうか。中世のかおり漂う作風に、挿絵がまたぴったりと合っているのも魅力。私もこんなりゅうとお友だちになりたい……ほのぼのとした挿絵をながめながら、しみじみと思った。

3位 『いつもそばにいるから』(バーバラ・パーク作/ないとうふみこ訳/求龍堂)
    認知症のおじいちゃんに対する思春期の少年の包みかくさぬ想いがストレートに伝わってきて、心打たれた。核家族化がますます進む世の中、多くの子どもたち、そして大人たちにも読んでほしい作品だと思った。

4位 『リサイクル コリンはエコ戦士』(サンディ・マカーイ作/赤塚きょう子訳/さ・え・ら書房)
    どこにでもいそうな男の子コリンが、リサイクルに目覚め、家族や社会に一生懸命働きかけるその奮闘ぶりが、ひしひしと伝わってきた。この本を読んで日本の子どもたちもリサイクルに興味を持ち、調べ学習の題材にしてくれたらいいなと思った。担任のリード先生の熱血ぶりにもあっぱれ!

5位 『盗神伝5・6 新しき王』(盗神伝シリーズ)(メーガン・ウェイレン・ターナー作/金原瑞人・宮坂宏美訳/あかね書房)
    王のふるまいは、どこまでが計算によるもので、どこからが成長の結果によるものなのだろうか。いろいろな術に長けていて、それでいてまだ少年のあどけなさも垣間見せてくれるところが、女性ファンを惹きつけてやまないのだろう。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2006読み物部門★(ケンタ)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 06/11/15(水) 11:53  -------------------------------------------------------------------------
   エクセル集計のため、前半部分のタイトルを一部修正させていただきました。
2006年11月16日 管理人:ワラビ



ケンタ(WYN-1038)

パディントン街へ行く
きかんぼのちいちゃいいもうとシリーズ
ミシシッピがくれたもの
ラモーナ、明日へ

1位 『パディントン街へ行く』
   マイケル・ボンド作 田中琢治・松岡享子訳 福音館書店
   ◎子どもの頃に愛読していたシリーズがまだ出続けていることに感動。

2位 「きかんぼのちいちゃいいもうと」シリーズ
   『ぐらぐらの歯』『おとまり』『いたずらハリー』
   ドロシー・エドワーズ作 渡辺茂男訳 福音館書店
   ◎9歳と5歳の娘がいる我が家には、ぴったりの本。気の強い妹だった昔を思い出しながら読んでいます。

3位 『ミシシッピがくれたもの』
   リチャード・ペック作 斎藤倫子訳 東京創元社
   ◎今まで馴染みのなかった南北戦争の時代が、とてもリアルに感じられるようになりました。

4位 『ラモーナ、明日へ』
   ベバリイ・クリアリー作 松岡享子訳 学習研究社
   ◎こちらも、昔から続くシリーズ。少し大きくなったラモーナにまた会えました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2006読み物部門★(Incisor)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 06/11/15(水) 12:55  -------------------------------------------------------------------------
   エクセル集計のため、前半部分のタイトルを一部修正させていただきました。
2006年11月16日 管理人:ワラビ



Incisor(WYN-2016)

新しき王(盗神伝シリーズ)
王への手紙
この湖にボート禁止

1位『盗神伝VI』ターナー作 金原見瑞人&宮坂宏美訳 あかね書房
読んでいくうちに背すじがのびる。生きていく力がこみあげる。洗練された文章、とぎすまされた表現にのびた背すじがぞくぞくする。

2位『王への手紙』トンケ・ドラフト作 西村由美訳 岩波書店
まっすぐに心に届く純粋な気持ちがまぶしい。

3位『この湖にボート禁止』ジェフリー・トリーズ作 多賀京子訳 福音館書店
安心感を味わいながらわくわく楽しく読んだ。新訳なので、投票できるかわからなかったのですが……

ぎりぎりでしかも1部門だけの投票でごめんなさい。
他部門もメモはとってあったのですが、アップには時間切れになってしまいました。

Incisor(WYN-2016)

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2006読み物部門★(みさと)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 06/11/15(水) 16:36  -------------------------------------------------------------------------
   みさと(WYN-2174)

その歌声は天にあふれる
世界でたったひとりの子
ミシシッピがくれたもの
草花とよばれた少女
木槿の咲く庭

*1位 『その歌声は天にあふれる』
    ジャミラ・ガヴィン作/野の水生訳/徳間書店/2005年12月

 18世紀英国の華やかな貴族社会と残酷な子どもの人身売買を背景に、善人と悪人が複雑に絡まり合いながら物語を歌い上げていく――タイトルだけでなくストーリー全体から歌声があふれてきそうな不思議な本です。

*2位 『世界でたったひとりの子』
    アレックス・シアラー作/金原瑞人訳/竹書房/2005年12月

 超少子高齢化社会に生きる少年の孤独と恐怖。軽いストーリーながら「生」や「老い」についてしみじみと考えさせられます。子どもがいる社会って、当たり前のようでありがたいものなんですね!

*3位 『ミシシッピがくれたもの』
    リチャード・ペック作/斎藤倫子訳/東京創元社/2006年4月

 南北戦争中に、南部からやってきた魅力的な謎の女性。彼女の秘密が明かされたとき、今まで知らなかった歴史の一側面を垣間見た気がしました。

*4位 『草花とよばれた少女』
    シンシア・カドハタ作/代田亜香子訳/白水社/2006年5月

 『きらきら』同様、少女の瑞々しい感性が豊かに描かれています。戦争に翻弄されつつも自分を失わない強さ。彼女の将来の幸福を願わずにはいられません。
    
*5位 『木槿の咲く庭―スンヒィとテヨルの物語』
    リンダ・スー・パーク作/柳田由紀子訳/新潮社/2006年6月

 日本統治下の韓国――日本人にとっては重いテーマです。作品全体もとっても重いのですが、主人公の兄妹が知恵を絞って健気に生き抜く様が力強く新鮮です。実は昨年持ち込みして断られた作品です。邦訳出版を知って嬉しいようなちょっぴり悔しいような……。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2006読み物部門★(カコ)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 06/11/15(水) 16:53  -------------------------------------------------------------------------
   エクセル集計のため、前半部分のタイトルを一部修正させていただきました。
2006年11月16日 管理人:ワラビ



カコ(WYN−2171)

新しき王(盗神伝シリーズ)

1位 「盗神伝IV,V新しき王」(盗神伝シリーズ)(M・W・ターナー作 金原瑞人&宮坂宏美訳 あかね書房)
 主人公の不屈の精神に惚れています。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2006読み物部門★(ワラビ)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 06/11/15(水) 17:52  -------------------------------------------------------------------------
   ワラビ(wyn-1001)


新しき王(盗神伝シリーズ)
その歌声は天にあふれる
生霊わたり(クロニクル千古の闇シリーズ)
ラモーナ、明日へ
ひとりぼっちのスーパーヒーロー


1位 『盗神伝 新しき王』(盗神伝シリーズ4・5)
 (メーガン・ウェイレン・ターナー作/金原瑞人・宮坂宏美訳/あかね書房/2006.06)
 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4251062841/yamanekohonya-22
 ぶっ通しで読み続け、久々に読書の喜びを堪能しました。続編を切望します。

2位 『その歌声は天にあふれる』
 (ジャミラ・ガヴィン作/野の水生訳/徳間書店/2005.12)
 http://www.amazon.co.jp/gp/product/4198621136/sr=11-1/qid=1162520905/ref=sr_11_1/249-1564642-2500303
 18世紀のイギリスの厳しい現実を背景に、魅了的な登場人物たちが壮大な物語をつむぎだしている。訳文も素晴らしいと思った。

3位『生霊わたり』
 (クロニクル千古の闇シリーズ2)(ミシェル・ペイヴァー作/さくまゆみこ訳/2006.04)
 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4566024121/yamanekohonya-22/
 アザラシ族の魔導師や少年など、人との関わりという点でも1巻よりも読み応えがあった。実は、昨年1巻を読んでいたのに失念して、順位に入れ損ねていました。その意味も込めて3位。

4位『ラモーナ、明日へ』(ベバリイ・クリアリー作 松岡享子訳 学研 2006.01)
 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4052014065/yamanekohonya-22
 あのラモーナが4年生! 成長した様子にしみじみしたり、わくわくしたり。 シリーズ最終巻ということで、是非5位以内に入れたかった作品です。

5位『ひとりぼっちのスーパーヒーロー』
 (マーティン・リーヴィット作/神戸万知訳/鈴木出版/2006.04)
 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4790231658/yamanekohonya-22/
 厳しい現実がや主人公ヘックの気持ちが、うまく描き出されていると思った。

 
・悩んだのは、『ザ・ロープメイカー』『いつもそばにいるから』など。
・他に読んでおもしろかったのは、『天使のすむ町』『おりの中の秘密』『天国からはじまる物語』『リサイクル』『ガフールの勇者たち1 悪の要塞からの脱出』
・読みたかったけど残念ながら未読は、『朝のひかりを待てるから』

ワラビ

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2006読み物部門★(おちゃわん)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 06/11/15(水) 19:14  -------------------------------------------------------------------------
   エクセル集計のため、前半部分のタイトルを一部修正させていただきました。
2006年11月16日 管理人:ワラビ



おちゃわん (WYN-2134) 

エアボーン
新しき王(盗神伝シリーズ)
シルバーチャイルドシリーズ
盗まれた雷撃(パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々シリーズ)
幽霊派遣会社

1位 エアボーン (Airborn)
   ケネス・オッペル作/ 原田 勝訳 小学館
 ハラハラドキドキ 夢と冒険が一杯詰まってる。映像化されるのが待ち遠しい作品。

2位 盗神伝 IV 新しき王  前編― 孤立 ―
       V   後編― 栄光 ― (The King of Attolia)
   M・W・ターナー作/ 金原瑞人 & 宮坂宏美訳 あかね書房
 心理戦略ともいえる主人公の活躍がすばらしい。

3位  シルバーチャイルド シリーズ
     I ミロと6人の守り手 (The Sliver Child)
     II 怪物ロアの襲来(Silver City)
     III 目覚めよ!小さき戦士たち 
  クリフ・マクニッシュ作 / 金原瑞人 中村浩美訳 理論社
 絶対に映像化できそうにない怪物の姿と、子ども達の豹変ぶりに唖然とした。
 あまりにすごくて自身の想像力の限界を感じた。
 
4位  パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 (The Lightning Thief)
   リック・リオーダン作/ 金原瑞人訳 ほるぷ出版
 あのギリシャ神話の神々がアメリカに住んでるって!
 とんでもない着想の面白さにうなってしまう。

5位  幽霊派遣会社 Dial A Ghost
  エヴァ・イボットソン作 / 三辺律子訳 偕成社
  いたら楽しい幽霊たちの幸せなお話。こちらも楽しくなる。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2006読み物部門★(yoshiyu)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 06/11/15(水) 19:26  -------------------------------------------------------------------------
   yoshiyu(WYN-1028)

いつもそばにいるから
沈黙のはてに
朝のひかりを待てるから

1位 『いつもそばにいるから』(バーバラ・パーク作/ないとうふみこ訳/求龍堂)

 認知症のおじいちゃんの世話をしなければならない、主人公の少年の心の動きが丹念に描かれている。読んでいてせつなくなっては涙し、ユーモアには笑い……笑っているんだか泣いているんだかわからない……けど、やっぱり泣いてるんだ、という感じ。これぞバーバラ・パーク、と思える作品。
(個人的には、このレビューを書いたときには生きていた祖母が、3か月まえに亡くなってしまったことで、さらに思いいれの強い作品になりました)

2位 『沈黙のはてに』(アラン・ストラットン作/さくまゆみこ訳/あすなろ書房)

 冒頭のシーンから衝撃を受けた。アフリカの現状とエイズというもののこわさが、ひしひしと伝わってきた。

3位 『朝のひかりを待てるから 』(アンジェラ・ジョンソン作/池上小湖訳/小峰書店)

 原書でも邦訳でも、何度読んでもいい!

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2006読み物部門★(えみりい)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 06/11/15(水) 20:46  -------------------------------------------------------------------------
   エクセル集計のため、前半部分のタイトルを一部修正させていただきました。
2006年11月16日 管理人:ワラビ


えみりい(WYN-1041)

スミレ色のリボン
ひとりぼっちのねこ
だれも寝てはならぬ
おねがいごとを、いってみて!(ランプの精リトル・ジーニーシリーズ)
おりの中の秘密

1位 『スミレ色のリボン』(シャレル・バイアーズ モランヴィル作 アンナ・オールター絵 三原泉訳 BL出版)
 冒頭でコガネムシを追いかけてホースに体をつまらせていた野ネズミの女の子が、やがて大きくなって家から離れた野ざらしの車の中でひとりで子どもを産み、ひとりで育て……母となったスプリングの強さや家族をつなぐ心の絆が感動的でした。

2位 『ひとりぼっちのねこ』(ロザリンド・ウェルチャー作 長友恵子訳 徳間書店)
 飼い主の一家に置き去りにされたねこの心情がとても切ないです。
 
3位 『だれも寝てはならぬ』(ガース・ニクス、マーガレット・マーヒーほか作 安次嶺佳子、内藤文子、西本かおる、橋本恵訳 ダイヤモンド社)
 いろいろなお話が入っていて、楽しめました。ぞくっと怖いのが、よかったです。

4位 『ランプの精リトル・ジーニー 1 おねがいごとを、いってみて!』(ミランダ・ジョーンズ著 宮坂宏美訳 ポプラ社)
 かわいかったです〜。女の子らしいものにあまり興味のなかった娘も、これは気に入ったようです。この前近所の書店に爪磨きつきの3巻があるのを発見したので、早く買いに行かなくては!

5位 『おりの中の秘密』(ジーン・ウィリス作 千葉茂樹訳 あすなろ書房)
 短い話でしたが、とても訴えかけてくるものがありました。


 今年は例年にも増して、積み残しが多いです。読みかけもたくさん……。読んでいたらここに入ってきたかもしれない本がたくさんありすぎ。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2006読み物部門★(anya)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 06/11/15(水) 23:06  -------------------------------------------------------------------------
   anya(WYN-2045)

ザ・ロープメイカー
その歌声は天にあふれる
ペリー・Dの日記
キーパー
沈黙のはてに

1位 『ザ・ロープメイカー 伝説を継ぐ者』(ピーター・ディッキンソン作 三辺律子訳 ポプラ社)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4591092895/yamanekohonya-22
 魔法が消えかけて危機が迫る故郷を救うべく、長い旅に出た少女の物語。死生観、魔法の概念など、ディッキンソン独特の世界観が表現されていておもしろい。原書で読んで以来のお気に入り作品が邦訳されてうれしい限り。

2位 『その歌声は天にあふれる』(ジャミラ・ガヴィン作 野の水生訳 徳間書店)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198621136/yamanekohonya-22
 18世紀のイギリスの孤児院にまつわる物語。いたましい場面は多いが、歴史もので、音楽がからんでいて、とにかく劇的。
 
3位 『ペリー・Dの日記』(L・J・アドリントン作 菊池由美訳 ポプラ社)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4591092534/yamanekohonya-22
 未来の少女の日記と思って気楽に読みはじめたが、いつしか地球の、人類の重い過去を思わせる展開にひきこまれていた。ぜひ子どもにも読んでもらいたいと思った1冊。

4位 『キーパー』(マル・ピート著 池 央耿訳 評論社)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4566024016/yamanekohonya-22
 サッカー版フィールド・オブ・ドリームスといった感じだが、父と子の絆、熱帯雨林の危機など、興味深いテーマも盛り込まれている。もちろん、サッカーシーンだけでも十分に楽しめる。これも『ザ・ロープメイカー』同様、原書で読んでほれこんでいた作品で、邦訳が出て喜んでいる。

5位 『沈黙のはてに』(アラン・ストラットン作 さくまゆみこ訳 あすなろ書房)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4751521985/yamanekohonya-22
 エイズに苦しむアフリカの現状に愕然としたが、登場人物が魅力的に描かれていて、とくに主人公や親友の強さに心打たれた。厳しい現実は変わらないが、明るさを感じさせる終わり方もよかった。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2006読み物部門★(ぎねびあ)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 06/11/15(水) 23:15  -------------------------------------------------------------------------
   エクセル集計のため、前半部分のタイトルを一部修正させていただきました。
2006年11月16日 管理人:ワラビ


ぎねびあ(WYN-1045)

 世界はおわらない
 盗まれた雷撃(パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々シリーズ)
 朝のひかりを待てるから
 ペリー・Dの日記
 幽霊派遣会社 
 
1位 世界はおわらない(ジェラルディン・マコックラン作/金原瑞人・段木ちひろ訳/主婦の友社)
   聖書から始まって聖書に戻るまでの、想像もつかない素晴らしい展開。さすがマコックラン。

2位 盗まれた雷撃(パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々シリーズ)
   (リック・リオーダン作/金原瑞人訳/ほるぷ出版)
   発想が奇抜。そう、不死ってことは、ギリシャの神々が今も生きてて不思議はないのだ。そして、現代に神と人間のハーフがいることも。

3位 朝のひかりを待てるから(アンジェラ・ジョンソン作/池上小湖訳/小峰書店)
   今の若者たちすべてに読んでほしい秀作。

4位 ペリー・Dの日記(L・J・アドリントン作/菊池由美訳/ポプラ社)
  近未来のアンネの日記。歴史は繰り返す、かもしれない。

5位 幽霊派遣会社(エヴァ・イボットソン作/三辺律子訳/偕成社)
   こんな幽霊なら出てきてくれても大丈夫、かも。イボットソンに、これからも注目。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2006読み物部門★(タイ)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 06/11/16(木) 0:22  -------------------------------------------------------------------------
   エクセル集計のため、前半部分のタイトルを一部修正させていただきました。
2006年11月16日2時 管理人:ワラビ


ご本人の依頼により、順位を一部訂正してます。
2006年11月16日9時 管理人:ワラビ



すみません、どうもうまくアップできなくて、これで3度目のチャレンジです。

タイ(WYN-2015)

ヘブン・ショップ
ひとりぼっちのスーパーヒーロー
新しき王(盗神伝シリーズ)
天国からはじまる物語
バーティミアス プトレマイオスの門


1位.『ヘブン・ショップ』(デボラ・エリス作/さくまゆみこ訳/鈴木出版)

エイズ問題を取り上げた作品。近所に棺屋が数軒あっても商売がなりたってしまうほど、死が日常茶飯事なのにショックを受けた。思い話だが、貧しさや差別に立ち向かい、必死に生きようとする子どもたちの姿が頼もしい。

2位.『ひとりぼっちのスーパーヒーロー』(マーティン・リーヴィット作/神戸万知訳/鈴木出版)

13歳にして厳しい現実を突きつけられたヘック。つい空想に逃げてしまうのも無理からぬことでしょう。それもこれもママを助けるため。母親を思う一途な心が痛々しいくらいに伝わってきます。


3位.『盗神伝5・6 新しき王』(盗神伝シリーズ)(メーガン・ウェイレン・ターナー作/金原瑞人・宮坂宏美訳/あかね書房)

計り知れない底の深さを見せるかと思えば、時たま少年らしいあどけなさを垣間見せるジャンの魅力や権力者の駆け引きの面白さにもう夢中。おかげで2度も電車を乗り過ごしてしまった。

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ここから下は、タイさんの依頼により、管理人が順位の訂正を加えています。
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4位.『天国からはじまる物語』(ガブリエル・ゼヴィン作/堀川志野舞訳/理論社/2005.10)
一風変わった死後の世界が描かれている。死と再生の物語。ゆるやかにたゆたゆような優しさに包まれた作品。


5位.『プトレマイオスの門』バーティミアス第三部(ジョナサン・ストラウド作/金原瑞人・松山美保訳/理論社)

見栄っ張りで皮肉屋のバーティミアスがいい味だしている。最終章らしくバーティミアスの過去や前作までの謎が次々と明らかになり、壮大な物語に仕上がっている。物語のちょっぴり切ない結末にも心に染みる。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:★2006読み物部門★(りり)  ■名前 : やまねこ会員  ■日付 : 06/11/16(木) 2:58  -------------------------------------------------------------------------
   ご本人からの依頼により、前半部分の順位を一部訂正しました。
2006年11月16日 管理人:ワラビ



りり(WYN-1006)

錬金術
世界はおわらない
ザ・ロープメイカー
三つの願い
ペリー・Dの日記

1位 『錬金術』(マーガレット・マーヒー作 山田順子訳 岩波書店)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/400115577X/yamanekohonya-22
 マーヒーらしさが存分に味わえる作品。オカルトにひかれはじめる年代の子どもには、ぜひマーヒーの作品を手にとってほしい! 恐怖、迷い、そして得るまっすぐな強い力。

2位 『世界はおわらない』(ジェラルディン・マコックラン作 金原瑞人・段木ちひろ訳 主婦の友社)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/407248332X/yamanekohonya-22
 やまねこ賞のため、駆け込みで読んだ本。最初は暗い感じでちょっと読みづらく感じたが、そのうち展開に意表をつかれ、読了感が実にいい。
結末近く、登場人物のひとりが口にする「ひとりの男の頭は、神さまの意図をすべておさめるには、あまりにも小さい」という言葉が胸に残った。
 
3位 『ザ・ロープメイカー 伝説を継ぐ者』(ピーター・ディッキンソン作 三辺律子訳 ポプラ社)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4591092895/yamanekohonya-22
ディッキンソンはほんとに好き。意外にも、いわゆるハイ・ファンタジーはこれが初めてだと思いますが、もうネタは出尽くしたかに思われるこの形式に、新たなアイディアをいろいろと付け加えてくれました。
今年、大人向けの古い作品も2冊(1冊は復刊)出ました。ひそかにブーム?? 古い作品もいいけど、新しい作品がまたすばらしいのがすごい。

4位 『三つの願い パレスチナとイスラエルの子どもたち』(デボラ・エリス著 もりうちすみこ訳 さ・え・ら書房)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4378034026/yamanekohonya-22
一見ファンタジー?な題名(三つの願い)だが、フィクションではなく、インタビュー集。双方の立場の子どもたちの言葉がそのまま並べられているだけなのに、戦争の、思いこみの恐ろしさがよくわかる。そしてそこに混じった希望も。

5位 『ペリー・Dの日記』(L・J・アドリントン作 菊池由美訳 ポプラ社)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4309204643/yamanekohonya-22
いつのまにか、どうすることもできない状況に追い込まれている少女……ひとごとじゃない、たとえば今のわたしだって、知らないうちに決まった法律とかいろいろある……。そう思うとぞっとする。
しっかりまわりを見て、自分にできることをやれるだろうか?
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こうして並べてみて、どれも人間の争いが描かれている本ばかりだなあ、と思いました。
現代ファンタジー、古典を題材にしたファンタジー、ハイ・ファンタジー、ノンフィクション、SF、形はいろいろであっても。
人は異質なものを排除しようとする。よく知りもせず。知らないからこそ残酷になれる。
そしてどの本にも、苦しみの中に、ひとすじの希望があるところも共通しています。
それは、知ること、自分で考え行動することから始まる。その第一歩に、読書があるといいな。

ほかに『ギフト 西のはての年代記』(最後まで迷った!)『その歌声は天にあふれる』(ドラマ性ではこれが一番)『沈黙のはてに』(現実を教えてくれる)『長すぎる夏休み』(楽しい)『グッバイ、ホワイトホース』(切ない、痛い)『いつもそばにいるから』(じっくり心にしみる)なども印象に残り、迷った作品でした。

『この湖にボート禁止』の新訳も、今年の嬉しいできごとでした。>Incisorさん
暗い、重いテーマのものが多い中、こういった元気な作品にはほっとします。
うちには前の訳もあり、そちらも良いのですが、文庫本なので、R(息子、小6)には読みづらかったようです。新訳の本を見て喜んでました。
そういえばRは『長すぎる夏休み』も喜んでたなー「これこれ、こういう表紙の本を読みたかったんだよー」って、ジャケ買いか!

りり


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