Page 18 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼保育園年中組にて カコ(WYN-2171) 06/10/7(土) 16:23 ┗Re:保育園年中組にて えみりい(WYN-1041) 06/10/7(土) 17:05 ┗Re:保育園年中組にて カコ(WYN-2171) 06/10/9(月) 23:05 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 保育園年中組にて ■名前 : カコ(WYN-2171) ■日付 : 06/10/7(土) 16:23 -------------------------------------------------------------------------
9月に読んだものの中から、翻訳物を2点。 「ぼく、お月さまとはなしたよ」(フランク・アッシュ作 評論社) 私ではなく、一緒に行った方が読みました。表紙を開くと、形を変えていくお月様の絵が並んでいて、興味を惹きます。くま君の勘違いに対して毎回「ちがうんだよ」と言っているお子さんがいました。なんだかんだ言いながらも、よく見ています。そしてまた「ちがうんだよ」と言います。微笑ましかったです。 「かいじゅうたちのいるところ」(モーリス・センダック作 じんぐうてるお訳 冨山房) 有名な作品ですから知っている子もいます。知っている子が隣の子にあらすじを教えてしまいます。でも、教えた本人も、教えられた子も、一心に見入っています。この本の力はすごいですね。表紙を開けたところの葉っぱだけでも子供たちは口々にいろいろ言い始めます。かいじゅうたちがたくさん登場すると、一体一体よく見て特徴を言い始めます。最後の葉っぱの絵に至るまで、子供たちはきちんと主人公に付いて来ました。 私が高校生の頃、センダックのブームがありました。新聞にも教育テレビにも取り上げられて、高校の図書室の目立つ所に画集が置かれていました。それで彼の絵を知り、特に「かいじゅう」を好きになったのですが、初めこの訳文をどう読んだらいいか迷いまして、集団読み聞かせでは避けていました。「〜おおあばれ」とか「〜いるところ」と、文末が名詞で終わっていて、子供口調と言うかなんと言うか、とにかく読みにくく感じました。ところが慣れてくると、これが読みやすい。この口調だからこそ伝わるニュアンスがあるような…(?)。今では好んで使っています。 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 1.1.4322)@U054212.ppp.dion.ne.jp> |
カコさん、こんにちは。 「ちがうんだよ」って言うお子さんの様子、かわいいですね。以前、2歳児のグループに別のお月さまの絵本を読んだとき、ページをめくるたびに「こんばんは」とお月さまにあいさつする子がいたのを思い出しました。 センダックの絵本は独特の力がありますね。わたしは『かいじゅう〜』も『まよなかのだいどころ』も、昔は表紙だけで何か底知れぬものを感じて怖くなっちゃって読めなかったので(臆病だったんです ^^;)、大人になってやっと、あのぞくぞくしながらわくわくするというような不思議な感じが味わえるようになりました。 ちょうど昨日は「中秋の名月」。関東地方は大荒れでお月見どころではなかったですが、そういえばこの前図書館から月の絵本を2冊借りてきてみたのでした。1冊は、『まんまるおつきみ お月さま』(A・ハンター作/山口文生訳/評論社)。たわいない話ですが、主人公がオポッサムというところが変わっています。とちゅうの絵で、月明かりに動物たちの目が光っているのが印象的でした。 もう1冊は『月夜のバス』(杉みき子作/黒井健絵/偕成社)。赤い鳥文学賞を受賞した『小さな町の風景』の中の1篇を絵本にしたもので、凛とした詩的な文と幻想的な絵にうっとり。小学校の高学年や中学生に、ぜひ読み聞かせしてみたいなあと思いました。 また読み聞かせの様子など、聞かせてくださいね。楽しみにしています(^^)。 <ZonchBrowserPro@nttkyo147052.tkyo.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp> |
えみりいさん、レスありがとうございました。 確かにセンダックの絵には、一見しただけで「底知れぬもの」を感じますよね。そうか、怖がっている子もいたのかも…。 他の本のご紹介もありがとうございました。見てみます。(^^♪ <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 1.1.4322)@Q120155.ppp.dion.ne.jp> |