Page 977 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【新刊絵本】おじいちゃんの もうふ ちゃぴ(WYN-1026) 10/8/31(火) 6:50 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 【新刊絵本】おじいちゃんの もうふ ■名前 : ちゃぴ(WYN-1026) ■日付 : 10/8/31(火) 6:50 -------------------------------------------------------------------------
みなさま ユダヤの人に伝わるお話をもとにしたフランス生まれの絵本です。 (同じ発言をおはなし小部屋にも出しています) 『おじいちゃんの もうふ』 "LE SCHMAT DOUDOU" ミュリエル・ブロック(Muriel Bloch)文 ジョエル・ジョリヴェ(Joelle Jolivet)絵 (Joelleの最初の e の上に‥) ふしみ みさを訳 光村教育図書 ISBN 978-4-89572-811-9 本体価格 1400円+税 ジョセフは、生まれたときにおじいちゃんが贈ってくれた毛布が大好き。いつも、どこへいくにも毛布を持っていく。そのうちに毛布はボロボロに。お母さんがある日捨ててしまう。そこでジョセフは……。 『ヨセフのだいじなコート』(シムズ・タバック作 木坂涼訳 フレーベル館)、『おじいさんならできる』(フィービ・ギルマン作 芦田ルリ訳 福音館書店)でよく知られたお話ですね。『おじいさんならできる』の方が、ストーリーとしては近いのですが、この絵本では、お母さんが捨ててしまう段階が、もうひとつ入っているところが楽しいです。その部分もふくめた繰り返しの楽しさが味わえ、それとともに、おじいちゃんが大好きな気持ちが伝わってきます。 絵は、カバーの作者紹介を見ると、おそらくリノカット版画というのだと思います。落ち着いた色の取り合わせと、デザイン化された構図で、シックな雰囲気に仕上がっています。赤ん坊から、少年になり、青年になっていくジョセフの変化や、めがねをかけ、ひげをはやしたおじいちゃんの個性など、いろいろ楽しめます。とくにラストのページが見事です。ジョセフとおじいちゃんの、毛布をかいした強いつながりが感じられて、ぐっときますよ。 ☆メープルストリート紹介ページ ttp://www.litrans.net/maplestreet/p/mitumura/index.htm ☆光村教育図書HP ttp://www.mitsumura-kyouiku.co.jp/ *上のURLへ飛ぶときは、 コピーして頭に h を加えてください。 ちゃぴ(WYN-1026) <ZonchBrowserPro@catv-218-228-85-152.ctk.ne.jp> |