Page 62 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【新刊読み物】ハロルドのしっぽ 蒼子(WYN-1031) 06/1/20(金) 19:50 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 【新刊読み物】ハロルドのしっぽ ■名前 : 蒼子(WYN-1031) ■日付 : 06/1/20(金) 19:50 -------------------------------------------------------------------------
『ハロルドのしっぽ』 ジョン・ベーメルマンス・マルシアーノ作 石井睦美訳 BL出版(2005.12) "Harold's Tail" by John Bemelmans Marciano 2003 【あらすじ】 リスのハロルドは、ずっとニューヨークのストラウスパークにすんでいる。ここに住むリスはハロルド一匹。これまでほかのリスには会ったことがない。公園にやってくる人間たちは親切で、マカダミアナッツをくれたり、ベーグルのかけらをくれたりする。ときどきカモメのテレンスがやってきて、おしゃべりをする。外の世界のことを教えてくれるけど、この楽園ともいえる場所にとても満足していた。。 ところがある日、公園にドブネズミがやってきた。そして、ハロルドはなりゆきで、大事なしっぽを、ドブネズミにやってしまうことになってしまった! 【感想】 しっぽがなくても、リスのハロルドだとわかってもらえると思っていた、ハロルドの期待は見事に裏切られ、ハロルドのしっぽをつけたドブネズミに、人間たちはえさをやる。居心地のよかった巣からも追い出されたハロルドは、初めて外の世界にでていく。そこで初めて会ったほかのリスや、嫌っていたドブネズミたちとの交流を通して、ハロルドは成長していく。外の世界にでていくことの不安感や、仲間がいることの大切さがじっくりと描かれている。 本作品を書いたのは、「マドレーヌ」シリーズの作者、ベーメルマンスのお孫さんです。 ** 蒼子 WYN-1031 ** |