Page 409 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【新刊読み物】14歳。焼身自殺日記 NON(WYN-1019) 07/2/24(土) 7:57 ┣Re:【新刊読み物】14歳。焼身自殺日記 shoko(WYN-1042) 07/2/24(土) 8:26 ┃ ┗Re:【新刊読み物】14歳。焼身自殺日記 NON(WYN-1019) 07/2/26(月) 6:22 ┗Re:【新刊読み物】14歳。焼身自殺日記 えみりい(WYN-1041) 07/2/24(土) 8:39 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 【新刊読み物】14歳。焼身自殺日記 ■名前 : NON(WYN-1019) ■日付 : 07/2/24(土) 7:57 -------------------------------------------------------------------------
『14歳。焼身自殺日記』(ブレント・ラニアン作/小川美紀訳/小学館/2007) タイトルに怯む人が大半だろう。確かに衝撃的。しかも冒頭からそのシーン。 ブレントは、ガソリンにひたしたガウンを着て、マッチをすった。火がついてはじめて、自分のやったことの意味に気がつき、バスルームをとびだす。同じ表情でブレントをみつめる愛犬と兄。兄は救急車を呼ぼうと番号を押し、受話器をブレントに渡した……。話は混乱のうちに始まる。その後ブレントは85%の火傷を克服する日々を病院で過ごすことになる。本書は彼が退院して普通の生活を始めるまでを本人が描いたノンフィクション。彼には体と心の回復が必要だった。そして心の回復は、その家族にも必要だった。 病院でのつらい日々、なぜあんなことをという後悔、これからの生活への不安。なんとも重苦しい作品……にふつうならなってしまうだろう。とっころが、そうではない。本書の表紙を見てほしい。このタイトルにしてこのイラスト!? と目が点になった方、そのままページをめくれば納得していただけると思う。 自殺願望者の立ち直りを描いた魂の叫び、になっていないところが本書のすごいところ。この軽快なノリは、本人の手記によるところ、そして「ウィーツィー・バット」シリーズを手がけたこの訳者によるところが大だと思う。 軽くするすると読んでしまった後で、考えさせられる。うん、今の子達ってこの軽さのなかで、実は重荷を背負っているんだ。そのバランスが崩れた時に、こんな事件が起こるのかな。でも、本当のところは本人もだれもわからない。 |
NONさん ご紹介ありがとうございます。 表紙も今見てきました。 もし、ご紹介いただかなかったら、きっと手に取らないタイプの本です。(^^;) でも、NONさんのご紹介で、とても興味がわきました。 探してみたいと思います。 ありがとうございました。 |
shokoさん、えみりいさん ほんとだ、はだけている必要はないですね。(^_^;) 食わず嫌い、わたしもあります。ファンタジーをもっとよまないといけないんだろうなと。でも、この世のほうが面白いんですよ。どうしても。 |
NONさん ほんとだ。表紙にびっくり! バスローブの胸がはだけている必然性はないと思うけど、そこに注目しちゃったわ(笑)。 うー、今年もすでに読みたい、読まなきゃ本のリストがどんどん伸びてきてる……。 |