Page 213 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【カ】Conrad's Fate 蒼子(WYN-1031) 06/7/11(火) 12:34 ┣Re:【カ】Conrad's Fate 蒼子(WYN-1031) 06/7/11(火) 12:57 ┗Re:【カ】Conrad's Fate ケンタ(WYN-1038) 06/7/18(火) 15:23 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 【カ】Conrad's Fate ■名前 : 蒼子(WYN-1031) ■日付 : 06/7/11(火) 12:34 -------------------------------------------------------------------------
ロングリストなので、せめて発表までに読み終わろうと思ったのに、間に合いませんでした。刊行直後に小湖さんが、ここにレビュー書いてくださったのですが、過去ログにいってしまったので、もういちどわたしの感想アップさせてください。(ファンタジーマラソンにもアップしています) "Conrad's Fate" by Diana Wynne Jones 2006(Greenwillow Book)初版2005年 【あらすじ】 コンラッドは悪いカルマの持ち主だとおじさんにいわれて育つ。よくないことは、みんなコンラッドのカルマのせいだというのだ。12歳になったときおじさんに前世で倒すはずだった悪人をなんとかしないと、1年以内に死んでしまうといわれる。進学する夢をあきらめて、おじさんの指示にしたがい、その悪人がいるというスタンリー屋敷に奉公にでることになった。採用試験に行ったコンラッドは、同じ試験を受ける子供たちのなかで、独特の雰囲気を漂わせたちょっと年上の少年にひきつけられた。コンラッドはその少年をライバル視するが、ふたりは給仕見習いとして採用され、同じ部屋で暮らすことに。少年の名はクリストファー。どうやら何かを探しているらしい。 【感想】 コンラッドが倒さなければならないのは誰なのか。クリストファーの探し物(これは『クリストファーの魔法の旅』(徳間書店/田中薫子訳/2001)のネタバレになってしまうので、書きませんが)は見つかるのか。またくるくると変化するスタンリー屋敷の謎と、さまざまな伏線がからみ合って進んでいくところは、まさにダイアナ・ウィン・ジョーンズ。「クレストマンシー」シリーズを読んだ方なら、もうお分かりのように、『クリストファーの魔法の旅』から数年後のお話です。あの人やあの人も登場して、ファンにはたまらないです〜。ラストは思わずにやにやしてしまいました。 上流階級の生活ぶりと、使用人たちのようすがユーモアたっぷりに描かれています。ふたりの探し物も、休憩時間にしかできないので、屋敷の中を大忙しで駆け回るのに、屋敷事態がなぜかどんどん変化していて、目が回りそう。最後はジョーンズ作品らしく、自分の力を信じることが大切なんだ、というメッセージを感じました。 PBで読んだのですが、今年9月に発売予定の、クレストマンシー最新刊 "The Pinhoe Egg" の1章が15ページほどが収録されています。こちらもますます楽しみになりました。 ** 蒼子 WYN-1031 ** |
自己レスです。 >スタンリー屋敷 STALLERYでした。スタレリー? 蒼子 |
蒼子さん、 感想アップありがとうございました〜。ダイアナ・ウィン・ジョーンズらしく、楽しくて元気になれそうなお話ですね! わたしも読んでみたいです。 |