Page 1839 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【新刊絵本】『おなじ星をみあげて』 キジトラ(WYN-1060) 21/10/16(土) 10:54 ┗Re:【新刊絵本】『おなじ星をみあげて』 いけだ 21/11/5(金) 17:16 ┗Re:【新刊絵本】『おなじ星をみあげて』 キジトラ(WYN-1060) 21/11/7(日) 11:39 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 【新刊絵本】『おなじ星をみあげて』 ■名前 : キジトラ(WYN-1060) ■日付 : 21/10/16(土) 10:54 -------------------------------------------------------------------------
みなさま、こんにちは。 カナダのバンド・デシネ作家による作品です。 軽やかなイラストで、すっと読んだあとに、じわじわと胸にしみいってきました。 ===================================== 『おなじ星をみあげて』 ジャック・ゴールドステイン(作・絵)、辻 仁成(訳) 山烋/春陽堂書店、2021.8 "Les etoiles" by Jacques Goldstyn, 2019 ===================================== 宇宙飛行士を夢みるヤコブ。 妹たちを公園で遊ばせているあいだ、宇宙の本を読んでいる。 すると、同じように弟たちの世話をしながら宇宙の本を読む女の子が! 彼女はアイシャ。 ふたりはすぐに意気投合し、離れられない絆を育む。 だが、それぞれの父親は大激怒。 アイシャの家族は引越していってしまった。 ヤコブはユダヤ人、アイシャはムスリム。 でも、ふたりが頭にかぶっているキッパ(ユダヤ帽)とスカーフは、どちらも青色。 空の色だ。 モントリオールの街並みを歩くふたりの時間がとても大切に思える。 最後のページ、裏見返しのイラストにもドラマがつづきます。 キジトラ |
キジトラさん、みなさん、こんにちは。 『おなじ星をみあげて』読みました。 わたしはあまりバンドデシネ(グラフィック・ノベル)を読んだことがないのですが、こんなイラストならこの作家のほかの作品を読んでみたいなあと思わせるものでした。 どう表現したものだろうと思っていたのですが、キジトラさんの「軽やか」という表現を見て、なるほど!と思いました。 アイシャがムスリムなのは一目瞭然ですが、主人公がユダヤ系だということには気づいていませんでした。そう考えると、二人の気持ちは宗教の壁にさえぎられることはなかったのだなあと、さらに感動が深まりました。 町中のみんなが二人に注目するところや、「時間が経つのがわからなくなった」というところで時計屋さんの前を通るとか、イラストの細かいところをいくらでも見ていられる面白さがありますね。 わたしが好きだったのは、アイシャの髪の毛がとても象徴的にあらわされているところです。 主人公が足にこだわるのも面白いですね。 いけだ |
いけださん、こんにちは。 コメントありがとうございます! 感動を共有できてうれしいです〜 >二人の気持ちは宗教の壁にさえぎられることはなかったのだなあと、さらに感動が深まりました。 本当ですね。日本の子どもたちも、いつかその背景が分かったとき、新しい思いで読み直してくれそうです。 >わたしが好きだったのは、アイシャの髪の毛がとても象徴的にあらわされているところです。 髪が流れ落ちる場面、すごく美しいですよね! キジトラ |