Page 1596 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【読み物】『バイバイ、わたしの9さい!』 みちこ(WYN-1057) 16/10/17(月) 1:07 ┗Re:【読み物】『バイバイ、わたしの9さい!』 モリー(WYN-1059) 16/10/18(火) 10:52 ┗Re:【読み物】『バイバイ、わたしの9さい!』 みちこ(WYN-1057) 16/10/20(木) 13:00 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 【読み物】『バイバイ、わたしの9さい!』 ■名前 : みちこ(WYN-1057) ■日付 : 16/10/17(月) 1:07 -------------------------------------------------------------------------
『バイバイ、わたしの9さい! 』2015.11 ヴァレリー・ゼナッティ作/伏見操訳/文研出版 ISBN: 978-4580822214 "Adieu, mes 9 ans!" by Valerie Zenatti(Valerie の最初の e にアクサンテギュ) フランスの作品。語り手の女の子タマラは、10歳の誕生日を前に、さまざまな疑問を持ち始めた。自分の成長を目で確かめることはできないの? 時が流れるって、どんなこと? 10歳になるって、どこがどんなふうに大切なの? そんなある日、世界では4秒に1人が飢え死にしていることを新聞広告で知り、衝撃を受ける。戦争、災害、地球温暖化……この世は深刻な問題だらけで、苦しんでいる人がたくさんいる。なんとかしなくちゃ。自分が大統領になって世界を救いたいけれど、立候補できる年齢になるのはずっと先のこと。そこでタマラは、3通の手紙を書いた。フランス大統領、アメリカ大統領、そして、サッカー選手のジダンへ。 10歳の女の子のまっすぐな思いが、まっすぐに伝わってくる作品。嘆いているだけじゃなくて、何かをやらなければという気持ちを思いださせてくれる。劇的なことが起こるわけではないけれど、タマラの心の内が、子どもらしい言葉でとてもとてもわかりやすく書かれている点が秀逸。こういう子どもたちがいるんだと思うと勇気づけられるし、ちゃんと受け止められる大人にならなければとも思う。 みちこ(WYN-1057) |
みちこさん、みなさん こちらの作品、ちょうど読んだところです。 他人事で済ませず、なんとかしなくちゃと考え続ける主人公の姿に感じ入りました。 >ちゃんと受け止められる大人にならなければとも思う。 本当にそうですよね…… 読後、自分を振り返って恥ずかしくなりました。 この年頃のまっすぐな正義感がまぶしいです。 同年代のわが子に、さりげなく薦めているのですが。読んでくれるといいなあ。 モリー(WYN-1059) |
モリーさん 読まれたのですね、うれしいです! タマラのお母さんも親としてちゃんと向き合っていると思いましたが、子どもにしてみれば、まるで無関心に見えるのかもしれませんね。 以前、子ども英語教室で教えていたとき、教室のエアコンを見て急に地球温暖化について語り出した男の子がいました。ちょうど10歳ぐらいだったんですよね。ふと思い出しました。 みちこ(WYN-1057) |