Page 1527 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【新刊読み物】『テンプル・グランディン 自閉症と生きる』 たろたろ(WYN-1055) 15/5/13(水) 15:42 ┗Re:【新刊読み物】『テンプル・グランディン 自閉症と生きる』 杉本 詠美 15/5/19(火) 0:56 ┗Re:【新刊読み物】『テンプル・グランディン 自閉症と生きる』 たろたろ(WYN-1055) 15/5/25(月) 11:00 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 【新刊読み物】『テンプル・グランディン 自閉症と生きる』 ■名前 : たろたろ(WYN-1055) ■日付 : 15/5/13(水) 15:42 -------------------------------------------------------------------------
『テンプル・グランディン 自閉症と生きる』サイ・モンゴメリー著/杉本詠美訳/汐文社 2015.02 219ページ ISBN 978-4811321684 私たちは生きるために他の命をいただいています。テンプル・グランディンはその命のために、よりよい環境を作る努力を続ける食肉処理施設の設計者であり動物愛護活動家です。そして自閉症とともに生きています。 自閉症の娘を受け入れ才能の芽を伸びていこうとする方向へと導き見守った母親。受け止めきれずいら立った父親。学校生活で出会った友人との豊かな人間関係。彼女の好奇心を勉学へと系統立てた指導教官。 多くの理解ある人々に恵まれ、自分の力で可能性の扉を開いていった彼女が優しくたくましく描かれています。 誰一人同じ人はいない。これはというものを持っている。 自分の才能を生かして懸命に生きるということは、こんなにも清々しい。 明解な説明文と、きれいな日本語が印象的な作品です。 たろたろ(WYN-1055) |
たろたろさん 読んでいただき、ありがとうございます! この本を訳す機会に恵まれ、テンプル・グランディンというすばらしい方を知ることができて、ほんとうに幸せに思います。理解の難しい自閉スペクトラム症についても、新しい角度、別の角度からあらためて考えさせられましたし、食肉産業に関して広い視野で本質的なことを語るテンプルの言葉にもいちいち納得させられました。Open the door という言葉には、わたし自身励まされるような気持ちでした。 テンプルの著書はいくつか邦訳されていますが、大人向けのものばかりなので、この本がテンプル・グランディンというひとをより広く知ってもらえるきっかけになるとうれしいです。 杉本 詠美 |
▼杉本 詠美さん、こんにちは。 > お返事くださり光栄です。私はこの本にであって初めてテンプル・グランディンさんを知りました。一人の女性として生きていく姿に大きな感銘を受けました。 杉本さんがおっしゃるように >Open the door という言葉には、わたし自身励まされるような気持ちでした。 作品をとおして私も同じ気持ちを感じました。可能性やチャンスは向こうからやってくるのではなく、こちらから扉を開いて一歩前へ出ていかないといけないことをこの作品は伝えてくれます。若い方に向けての作品ですが、幅広い年齢の方に読んでほしい作品です。 こちらでお声がきけてうれしかったです。ご活躍応援しております。 ありがとうございました。 たろたろ(WYN-1055) > > > |