Page 1508 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼十代後半の娘たち、あるいは戦争を扱ったYAについて うりこひめ 15/2/20(金) 10:09 ┣Re:十代後半の娘たち、あるいは戦争を扱ったYAについて みちこ(WYN-1057) 15/2/21(土) 22:03 ┃ ┣Re:十代後半の娘たち、あるいは戦争を扱ったYAについて うりこひめ 15/2/23(月) 11:04 ┃ ┗『ヒットラーのむすめ』 うりこひめ 15/3/12(木) 16:26 ┣Re:十代後半の娘たち、あるいは戦争を扱ったYAについて コアラン 15/2/23(月) 9:21 ┃ ┗Re:十代後半の娘たち、あるいは戦争を扱ったYAについて うりこひめ 15/2/23(月) 11:25 ┣『兵士ピースフル』マイケル・モーパーゴ うりこひめ 15/3/6(金) 9:44 ┃ ┗Re:『兵士ピースフル』マイケル・モーパーゴ みちこ(WYN-1057) 15/3/27(金) 15:19 ┗Re:十代後半の娘たち、あるいは戦争を扱ったYAについて モーモー(WYN-2271) 15/3/9(月) 15:32 ┣Re:十代後半の娘たち、あるいは戦争を扱ったYAについて モーモー(WYN-2271) 15/3/9(月) 16:36 ┃ ┗Re:十代後半の娘たち、あるいは戦争を扱ったYAについて うりこひめ 15/3/11(水) 7:25 ┗『レモネードを作ろう』を読みました うりこひめ 15/4/3(金) 9:44 ┗Re:『レモネードを作ろう』を読みました モーモー(WYN-2271) 15/4/17(金) 13:02 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 十代後半の娘たち、あるいは戦争を扱ったYAについて ■名前 : うりこひめ ■日付 : 15/2/20(金) 10:09 -------------------------------------------------------------------------
みなさま、こんにちは。 十代後半、特に高校を卒業するかしないかぐらいの娘たちが主人公のYAをご存じでしたら、 タイトルを教えていただけますでしょうか? そのくらいの年頃ですと、もう大人の読み物かもしれませんので、 YAという分野にあてはまらなくても、教えていただければ助かります。 また、戦争をテーマとするYAも探しています。こちらも、 お心当たりがありましたら、タイトルをお知らせくださるとうれしいです。 どうぞよろしくお願いいたします。 うりこひめ(WYN-2249) |
うりこひめさん、こんにちは。 戦争を扱ったもの、マイケル・モーパーゴの作品にけっこうあると思います。 『ゾウと旅した戦争の冬』『時をつなぐおもちゃの犬』『戦火の馬』『モーツァルトはおことわり』など。 やまねこのモーパーゴ邦訳リスト、ぜひご覧ください。↓ ttp://www.yamaneko.org/bookdb/author/m/mmorpu_j.htm ほかに、 『フェリックスとゼルダ』モーリス・グライツマン 『スターリンの鼻が落っこちた』ユージン・イェルチン 『銀のロバ』ソーニャ・ハートネット 『ヒットラーのむすめ』ジャッキー・フレンチ 『ブラッカムの爆撃機』ロバート・ウェストール 『二つの旅の終わりに』エイダン・チェンバーズ など、思いつきました。YAというより児童書かなと思うものもあるかもしれません。 ほかにもたくさんありそうで、案外思い出せません(汗)。 ご参考になればうれしいです。 みちこ(WYN-1057) |
みちこさん、こんにちは。 貴重な情報をどうもありがとうございました。 これだけの本のタイトルが出てくるって、すばらしいですね。 (打ちでの小槌のようです♪) まったく疎い分野の翻訳をすることになり、いま資料を探しているのですが、 同時に、どんな文体にするか迷っていたところです。 たくさんの候補本をあげていただいたので、次々と読んでいきたいと思います。 まずは、モーパーゴの1冊を、近所の図書館で予約しました。 ロバート・ウェストールも、戦争がらみの著書が多いのですね。 知らなかったです……(汗)。 読後に、感想をこちらにアップすることができればいいなあと考えています。 わたしもいつかお役に立てるようになりたいです。 本当にありがとうございました。 うりこひめ(WYN-2249) |
みちこさん、みなさん、こんにちは。 『ヒットラーのむすめ』を読みました。 (ジャッキー・フレンチ/さくまゆみこ/鈴木出版 2004年/221ページ) 鈴木出版の海外児童文学 この地球を生きる子どもたちシリーズ。 対象は小学生中学年ぐらいから中学生かな。 オーストラリア児童図書賞を含め、10ほどの賞を受けたり、推薦図書に選ばれたりしました。 舞台はオーストラリア。スクールバスを待つあいだ、お話好きの少女アンナが、ヒットラーのむすめだというハイジについて語りはじめます。顔にあざがあり、足が不自由だったため、世間から隠されて育ったハイジの目を通じて、ヒトラーの失脚と大戦の終わりが描かれ、「自分の親が悪いことをしていたら、どうすればいいのか」「どうしたら善悪の違いがわかるのか」といった問題が提起されます。 最後に、ちょっとした真実があかされますが、それが本当に真実かどうかはわからないままで、余韻が残ります。 歴史に対して、子どもに何ができるのかを考えるきっかけになりそうな本です。 |
うりこひめさん こんにちは。 >十代後半、特に高校を卒業するかしないかぐらいの娘たちが主人公のYA 最近ちょうど、こちらに当てはまる本を読みました。 『二つ、三ついいわすれたこと』(ジョイス・キャロル・オーツ作/神戸万知訳/岩波書店)です。 自殺や自傷癖などを扱ったちょっと重い内容ですが、十代後半の女の子の繊細さがよく描かれている本だと思いました。 ご参考になれば幸いです。 コアラン |
コアランさん、こんにちは。 十代後半、特に高校を卒業するかしないかぐらいの娘たちが主人公のYAについて、 ご紹介してくださって、ありがとうございました。 ジョイス・キャロル・オーツの書いたYAなのですね。 十代後半の女の子の繊細さが描かれているとのこと、とても興味深いです。 どんな世界が広がっているのでしょう。 こちらもさっそく読んでみたいと思います。 どうもありがとうございました! うりこひめ(WYN-2249) |
『兵士ピースフル』を読みました。 (マイケル・モーパーゴ/佐藤見果夢/評論社 2007年/229ページ) イギリスの児童文学作家モーパーゴの、第一次世界大戦を舞台にした作品です。 激戦地として知られるベルギーの町イーベルの「フランダース戦場博物館」に残る、 史実の記録を基に書かれており、過酷な塹壕戦で知られる西部戦線の実体をあばいています。 サイドストーリーとして、同じ女の子を愛してしまった兄弟の思いやりや反発、障がい者である家族をめぐる周囲との軋轢、女手ひとつで家庭を守る母親の気概なども胸を打ちました。 視点は、末っ子の「ぼく」。大きな秘密をかかえつつ、兄に守られながら育つぼくの心の動きが、小学校にあがるころから青年兵士として戦うようになるまで、細やかに描かれています。 スティーブン・スピルバーグ監督で同タイトルの映画になました。DVDがあります。 うりこひめ(WYN-2249) |
うりこひめさん、 >『兵士ピースフル』を読みました。 >(マイケル・モーパーゴ/佐藤見果夢/評論社 2007年/229ページ) 私もこの本は読んでいなかったので、これをきっかけに読んでみました。 >イギリスの児童文学作家モーパーゴの、第一次世界大戦を舞台にした作品です。 >激戦地として知られるベルギーの町イーベルの「フランダース戦場博物館」に残る、 >史実の記録を基に書かれており、過酷な塹壕戦で知られる西部戦線の実体をあばいています。 すごい作品ですね。子ども向けにこの内容を書けるところがモーパーゴのすごいところだと思いました。主人公の寂しさや悲しみが心にしみてきました。読むのがつらかったりもするけれど、読むべき本だと思います。紹介してくださってありがとうございました。 >スティーブン・スピルバーグ監督で同タイトルの映画になました。DVDがあります。 これも知らなかったです。見てみます。 みちこ(WYN-1057) |
うりこひめさん、こんにちは。 今頃ですが、 >十代後半、特に高校を卒業するかしないかぐらいの娘たちが主人公のYA として、好きな本を書かせていただきます。 『レモネードを作ろう』(ヴァージイア・ユウアー・ウルフ作/こだまともこ訳/徳間書店) 主人公ラヴォーンは高校生で、大学へ行くお金を稼ぐためにベビーシッターのバイトをしますが、その雇い主はなんと17歳・未婚・二人の子持ちのジョリーという女の子。切なくて、でも前向きに生きようとする二人の姿に胸を打たれる素敵な作品です。 『アリブランディを探して』(メリーナ・マーケッタ作/神戸万知訳/岩波書店) こちら、表紙裏の説明文をコピーしますね。 高校最後の一年が始まった。ジョセフィン・アリブランディはイタリア系オーストラリア人で、お母さんは未婚の母。それだけでも日常はじゅうぶん複雑なのに、一度も会ったことのなかった父親がとつぜん現れた。おまけに、いやなやつと思っていた相手と、不覚にも恋に落ちることに……。(表紙裏より) アリブランディのまっすぐな心がまぶしいくらい。彼女のママもとっても素敵なんですよ。 もし、もう遅かったらごめんなさいm(__)m モーモー(WYN-2271) |
うりこひめさん、 追加です。 戦争を扱った作品なら、ロバート・ウェストールが好きです。 『猫の帰還』 『海辺の王国』 『弟の戦争』 などがあります。 でも、女の子はあまり出てきません。 『猫の帰還』の主人公はもちろん猫で、でも実際に描かれているのは戦争に巻き込まれた人間たちの姿です。 あとの2作の主人公は男の子です。 参考になりましたら幸いです。 頑張ってください! モーモー(WYN-2271) |
モーモーさん ご紹介&エールをありがとうございます! 遅くなどありません〜ぜひぜひ参考にさせていただきます♪ 『レモネードを作ろう』は知りませんでしたので、うれしいです。 ロバート・ウェストールは人気なのですね。 猫好きなので、『猫の帰還』からいこうかな、と思っています。 時間がかかるかもしれませんが、読みましたら、感想などアップさせていただきますね。 うりこひめ(WYN-2249) |
モーモーさん ご紹介ありがとうございました。 『レモネードを作ろう』 (ヴァージニア・ユウワー・ウルフ/こだまともこ/徳間書店 1999年/302ページ) 貧しく荒れた町から出ていくために大学へ行こうと、ベビーシッターのアルバイトを始めた14歳のラヴォーン。バイト先のふたりの子の世話をするうちに、その母親である17歳のジョリーの生活の建て直しにかかわっていく。生まれた環境に負けまいと前向きに生きていく女の子たちが、頼りなげながらもたくましい。 地域社会のサポート体制が整っていることに感心しました。いくつもの賞を受賞しています。どんどん引き込まれていく作品です。ふたりの女の子の口調の訳し分けが参考になりました。 |
うりこひめさん 感想を書いていただき、ありがとうございます。 わたしも女の子たちの口調の自然さに魅了されました。 詩のようなのに、すごくリアルで。 素晴らしい訳文ですよね。 感激して、続編の『トゥルー・ビリーヴァー』もすぐに読んだことをおぼえています。 モーモー(WYN-2271) |