Page 137 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【グ】 "Charlie Cook's Favourite Book" こけもも 06/5/1(月) 14:19 ┣Re:【グ】 "Charlie Cook's Favourite Book" ぐりぐら★WYN-1039 06/5/1(月) 14:29 ┃ ┗Re:【グ】 "Charlie Cook's Favourite Book" こけもも 06/5/3(水) 14:27 ┣Re:【グ】 "Charlie Cook's Favourite Book" えみりい(WYN-1041) 06/5/1(月) 14:52 ┃ ┗Re:【グ】 "Charlie Cook's Favourite Book" こけもも 06/5/3(水) 14:30 ┗Re:【グ】 "Charlie Cook's Favourite Book" ケンタ(WYN-1038) 06/5/3(水) 17:17 ┗Re:【グ】 "Charlie Cook's Favourite Book" こけもも 06/5/4(木) 1:07 ┗Re:【グ】 "Charlie Cook's Favourite Book" ケンタ(WYN-1038) 06/5/4(木) 21:00 ┗Re:【グ】 "Charlie Cook's Favourite Book" こけもも 06/5/5(金) 0:01 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 【グ】 "Charlie Cook's Favourite Book" ■名前 : こけもも ■日付 : 06/5/1(月) 14:19 -------------------------------------------------------------------------
"Charlie Cook's Favourite Book" by Julia Donaldson, Illustrated by Axel Scheffler (Macmillan Children's Books, 2005) ★グリーナウェイ賞ロングリスト 【あらすじ】 主人公の男の子チャーリー・クックは海賊の本を読んでいる。その本の中で、船長が読んでいる本「3匹のくま」に登場するのが金髪の女の子ゴールディロックス。金髪の女の子が読んでいる中世の本に登場するのが騎士。騎士が読んでいるジョーク本に登場するのがレッダロットという蛙。蛙がジャンプして着地した鳥類図鑑に登場するのが……。 作中話の登場人物たちは、みな読書・活字好き。読者はページをめくるたび、本を読む彼らといっしょになり、読まれている本の中に入り込んでいく。そして最後には……。 【感想】 押韻のリズムと親しみやすいイラストに、さらに本から本へと旅をする遊び心が加わった楽しい絵本。探し物ゲームもできるので、エンタテイメント性の高い作品と言える。作中で読まれている本が変わるたびに視点が変わるので、子どもは軽快なテンポと変化に引き込まれ、あきることがない。 注目したいのは見返しに描かれた本棚と、冒頭と最後の見開きイラスト。本棚には作品で登場した書物がズラリと並び、背表紙でタイトルを確認できるからもう一度絵本の中に入り込める。なかなか考えられているなあと感心しきりだった。 小さな読者受けするだろうから、個人的にスマーティーズ賞向きかなと感じた。音読するだけでも気分がウキウキしてくるので、作者コンビのおなじみの魅力はもちろんこの絵本でも光っていた。 米国では6月発売の絵本なので、一足早くやまねこのプレゼントで受け取ることができ感激でした。どうもありがとうございました。 こけもも(WYN-2107) |
こけももさん グリーナウェイ賞のロングリスト作品、一番のりですね。 本から本へとどんどんうつっていって、最後にはどうなるのかとても興味がわきました。最後には元に戻るのかな? 気分がウキウキしてくる文章にも心魅かれます。ぜひ読んでみたいです。 ぐりぐら★WYN-1039 |
ぐりぐらさん、こんにちは。 >最後には元に戻るのかな? 鋭いです! 行って戻る感覚が、不思議でした。 登場人物たちの顔ぶれも顔ぶれなので。 押韻だけでも十分と思うのに、ぎゅっといろんなものが詰まっていてマルチ・ビタミン剤のような絵本でした。 こけもも(WYN-2107) |
こけももさん 会員プレゼントご当選、おめでとうございます(^o^)! 何やら楽しげな表紙(表紙のチャーリーは、この本を読んでますね!)だなあと思いましたが、へええ、それはおもしろそう。 > そして最後には……。 最後には!? 読みたくてウズウズしてきました〜。 |
えみりいさん、こんにちは。 > (表紙のチャーリーは、この本を読んでますね!) 子どもって、本の中の本にものすごく魅せられますよね。 こういう発想はよくあるのかもしれませんが。 リズム感のある文章といっしょになると、本から本への旅もまた一入味わい深くなるなあ……と思ったりしました。 こけもも(WYN-2107) |
こけももさん、 グリーナウェイ賞候補のご紹介、ありがとうございました。 本の中に本、その中にまた本……なんて、楽しそうですね。見返しにまで遊び心があるなんて、それを描いた作者もちゃんとそれに気づいたこけももさんもえらい! 結末もとても気になります。 |
ケンタさん、こんにちは。 > 本の中に本、その中にまた本…… 最初の本が「3匹のくま」や「騎士とドラゴン」だったので、このまま英国風におとぎ話でいくのかな……と読んでいたところ、昆虫図鑑や百科事典、雑誌が出てきてちょっぴり驚きました。 でも、本は「お話」だけと決め付けられないし、多様な媒体を紹介するほうが子どもたちに「いろいろあるよ!」と幅広いメッセージを送ることになり、この方がいいのだろうと納得しました。 こけもも(WYN-2107) |
こけももさん、 なるほど、そうですね。以前赤木かんこさんが、「『本好き』と言うと小説をたくさん読む人のことをさすことが多いけれど、現在出版されている書籍全体から見れば、小説なんてほんの一部分でしかないんだ」ということをおっしゃっていたのを思い出しました。図鑑を眺めるのが大好きな子も、立派な「本好き」なのだそうです。 |
ケンタさん: >図鑑を眺めるのが大好きな子も、立派な「本好き」なのだそうです。 この一言に、おおいに慰められます……。 こけもも(WYN-2107) |