Page 1091 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【新刊絵本】アリアドネの糸 ちゃぴ(WYN-1026) 11/7/4(月) 15:56 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 【新刊絵本】アリアドネの糸 ■名前 : ちゃぴ(WYN-1026) ■日付 : 11/7/4(月) 15:56 -------------------------------------------------------------------------
みなさま エレナ・オドリオゾーラの新刊です。 この作家も、お好きなかたがたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。 今作はシンプルな美です。 『アリアドネの糸』 "El hilo de Ariadna" ハビエル・ソブリーノ(Javier Sobrino)文 エレナ・オドリオゾーラ(Elena Odriozola)絵 宇野和美訳 光村教育図書 ISBN 978-4-89572-829-4 本体価格 1500円+税 アリアドネは玄関から飛びだした。涙が冷たい風にこおる。ポケットにみつけたのは、お父さんのあやつり人形の糸のたま。アりアドネがポーンとけると、糸だまは、ほどけて……。 自由自在に変化する1本の糸が、少女をふしぎな旅にさそいだし、傷つき、かたくなった心を、やわらげ、いやします。 エレナ・オドリオゾーラはいつも色彩が美しい画家さんですが、今回は、紫プラス、こげ茶(文字もこげ茶)のみ。描かれているのも、ほとんど、女の子と、糸のみのシンプルな作品になっています。1本の糸の変化と、背景の白の余白が想像力をかきたててくれ、いろいろな読み方ができるで作品です。 この絵本の糸が自由に動いていくように、心を自由に遊ばせるとき、わたしたちの気持ちも、ふっと楽に軽くなっていく――。ときどき、気ままな散歩でストレス解消をしているわたしは、そんな風に思いました。 「アリアドネの糸」ときいて、あれっ? ギリシア神話?と思われた方もあると思います。訳者の後がきによれば、この物語は、そのギリシア神話のエピソードがしたじきになっているそうです。 ☆メープルストリート紹介ページ ttp://www.litrans.net/maplestreet/p/mitumura/index.htm ☆光村教育図書HP ttp://www.mitsumura-kyouiku.co.jp/ *上のURLへ飛ぶときは、 コピーして頭に h を加えてください。 ちゃぴ(WYN-1026) <ZonchBrowserPro@catv-218-228-91-79.ctk.ne.jp> |