Page 1008 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【新刊読み物】トレイシー・ビーカー物語3 わが家がいちばん! みちこ(WYN-1057) 10/10/28(木) 15:16 ┗Re:【新刊読み物】トレイシー・ビーカー物語3 わが家がいちばん! ぐりぐら★WYN-1039 10/11/5(金) 13:05 ┗Re:【新刊読み物】トレイシー・ビーカー物語3 わが家がいちばん! みちこ(WYN-1057) 10/11/5(金) 21:08 ┗Re^2:【新刊読み物】トレイシー・ビーカー物語3 わが家がいちばん! ぐりぐら★WYN-1039 10/11/6(土) 8:12 ┗Re:Re^2:【新刊読み物】トレイシー・ビーカー物語3 わが家がいちばん! みちこ(WYN-1057) 10/11/8(月) 11:00 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 【新刊読み物】トレイシー・ビーカー物語3 わが家がいちばん! ■名前 : みちこ(WYN-1057) ■日付 : 10/10/28(木) 15:16 -------------------------------------------------------------------------
『おとぎ話はだいきらい』の続編、トレイシー・ビーカー物語2『舞台の上からママへ』と、3『わが家がいちばん!』を続けて読みました。どちらも一気読みでした。 ================================ トレイシー・ビーカー物語3『わが家がいちばん!』 ジャクリーン・ウィルソン 作 小竹由美子 訳 偕成社 2010.09 330ページ ISBN:978-4037268305 売れない作家のカムが里親になってくれて、ついに養護施設から出ることができたトレイシー。そこへ、何年も音信不通だったママが、会いたいといってきた。大好きなママと一緒に暮らせたら最高! でも、カムが1人になっちゃうし、ことはそんなに簡単じゃない。 ジャクリーン・ウィルソンの作品に登場する女の子たちのことは大好きな私だが、強烈なキャラクターのトレイシー・ビーカーには、圧倒されそうになった。口は悪いし、暴力はふるうし、自分勝手だし、ちょっと(いや、かなり?)つけあがっている。でも、父親を知らず、大好きなママに置いていかれたトレイシーは、幼い頃からずっと、生きるために戦ってきたのだ。あれこれ問題を起こしてしまうのは、幸せな未来を信じて、前向きに生きようとしているからなのだろう。 そんな強者トレイシーだけど、悲しいときや、やさしくされたときなど、涙が出てしまうこともしばしば。花粉症だと強がるところもかわいいけれど、「安易な同情はおことわり!」なんていわれてしまうかもしれない。 それにしても、ここまで強烈な女の子を、一人称でリアルに語らせるウィルソンって、ほんとうにすごいと思う。 トレイシーの里親、カムについて、もっと知りたくなった。カムの物語はないのかな? みちこ(WYN-1057) <Mozilla/5.0 (Macintosh; U; Intel Mac OS X 10.6; ja-JP-mac; rv:1.9.2.11) Gecko/...@FLA1Aap148.tky.mesh.ad.jp> |
みちこさん わたしも読みました! ウィルソンのすごいところは、本当に子どもの気持ちをわかっているところだと思います。トレイシーのママを思う気持ちや、それぞれ問題を抱えている子ども同士の口げんかの様子など、まさに「子どもは本当にそうだよ!」と思えることばかりです。こうして作品を読むと、「ああ、そうだな。子どもってそうだよね」と思うけれど、なかなかそういう気持ちを忘れてしまうのが大人。そこをウィルソンは常に忘れないでいて、子どもの視線で作品を描いているところがすばらしいと思います。 ファンタジー大作でもなく、息もつかせぬアドベンチャーでもなく、本当に日常のひとこまが描かれているのに読者をひきつけてやまないところが、ウィルソンのすばらしさですね。 ぐりぐら <ZonchBrowserPro@eaoska082051.adsl.ppp.infoweb.ne.jp> |
ぐりぐらさん、 ほんとうに、ジャクリーン・ウィルソンのリアリズム作品にはすごいパワーがありますよね。いままで15作品ぐらい読みましたが、どれも大好きです。邦訳のあるもので未読のものもまだまだあるので、少しずつ読んでいきたいです。ウィルソン自身についてももっと知りたいので、自伝も邦訳されないかなあと思っています。 ところで、ニック・シャラットのさし絵もいいですよね〜。 『舞台の上からママへ』(トレイシー・ビーカー物語2)もお読みになりましたか?「クリスマス・キャロル」の劇でスクルージになったトレイシーの絵、すごいなあと思いました(笑) みちこ(WYN-1057) <Mozilla/5.0 (Macintosh; U; Intel Mac OS X 10_6_4; ja-jp) AppleWebKit/533.18.1 ...@FLA1Aas045.tky.mesh.ad.jp> |
みちこさん ふふ、「スクルージになったトレイシーの絵」確かにすごいですよね(笑) わたしは、メルマガでニック・シャラットのパンツの絵本のレビューを書いたときに、はじめてウィルソンを知りました。普通はウィルソン→シャラットという知り方(?)だと思うのですが、わたしは反対にシャラット→ウィルソンと知りました。おふたりのコンビはこれ以上ないっていうくらいぴったりだと思います。ウィルソン作品のよさを余すことなく引き出しているのがシャラットの挿絵ですよね。もちろん、シャラットはほかの作家の作品の挿絵もたくさん手がけていますが、やはりこの組み合わせが一番好きです。 ぐりぐら <ZonchBrowserPro@eaoska082051.adsl.ppp.infoweb.ne.jp> |
ぐりぐらさん >ふふ、「スクルージになったトレイシーの絵」確かにすごいですよね(笑) うふふふ。 >おふたりのコンビはこれ以上ないっていうくらいぴったりだと思います。ウィルソン作品のよさを余すことなく引き出しているのがシャラットの挿絵ですよね。もちろん、シャラットはほかの作家の作品の挿絵もたくさん手がけていますが、やはりこの組み合わせが一番好きです。 ほんとですね。絵だけを単独で見たら、好みの画風というわけではないのですが、ウィルソン作品にはピタリとはまっていて、大好きです。 みちこ(WYN-1057) <Mozilla/5.0 (Macintosh; U; Intel Mac OS X 10_6_4; ja-jp) AppleWebKit/533.18.1 ...@FLA1Acw076.tky.mesh.ad.jp> |