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 ▼【新刊読み物】『アルテミス・ファウル 失われし島』  おちゃわん 10/10/27(水) 20:08

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 ■題名 : 【新刊読み物】『アルテミス・ファウル 失われし島』
 ■名前 : おちゃわん
 ■日付 : 10/10/27(水) 20:08
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   シリーズ5冊目、ますます絶好調!


『アルテミス・ファウル 失われし島』
オーエン・コルファー  大久保 寛 訳  角川書店  2010.8


 4ヶ月で4度目の外国への旅。スペイン、バルセロナでアルテミス・ファウルとバトラーは、あるものを待っていた。空中に火花が散り、灰色がかった緑色のものがあらわれた。金色の目、厚いうろこ、尖った大きな耳。そのものに手をさしのべたアルテミスはいっしょに時の裂け目へと吸い込まれていった。
 レプをやめたホリー・ショートはマルチを相棒にして、私立探偵をはじめていた。ピクシーの悪党にやられそうになりながら、やっと捕まえようとしたとき、突然、官憲のエルフがやってきた。ホリーとマルチに新たな地位と、命令をもって。


 おもしろい!頁をめくるごとにおもしろさ倍増。
地底の最新テクの基地。イタリアのオペラ劇場。フランスの古城。悪魔の島に、台湾の超高層ビル、台北101。舞台は地球狭しと駆け回り、地球以外のところも満載。最新テクももりだくさん。アルテミスの少女版ともいえるくるくる巻き毛の金髪フランス少女が好敵手として登場!
 しかしなんといっても特筆はコルファーの描くデーモンだ。デーモンってそうだったのかぁ。と納得してしまった。おもしろさがぎゅっと軽く三冊分は詰っている。
 巻が進むごとにアルテミスは「イヤなガキ」から、洗練され、周りといい関係を築けるようになっていくのがとてもいい。これじゃそのうち、正義のヒーロー?
コルファーの妖精世界にすっかりハマっている。

おちゃわん

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